アメリカのバイデン大統領が、今月9・10日にオンライン形式で開催する予定の「民主主義サミット」には、世界110の国と地域が招待されています。
この会議には、アメリカが「専制主義国家」と位置づける中国やロシアはもちろん含まれていません。
当然のことながら、中国は「民主主義には、その国独自のものがある」と主張し、ロシアはアメリカのアフガニスタン政策などを「国家的な悲劇をもたらした」と反発しています。
まあ、両国ともに自分らがやってることを棚に上げてよく言う~わという感じがしますが、彼らは彼らなりに世界の国々からどんなに批判されようとも、それが正義と確信して突き進んでいるのでしょうから仕方ありません。
ただ、近隣の諸国にはその行為が恐怖に思えて迷惑この上ないのも事実です。
中国の東アジア・太平洋政策に、恐怖を感じてる日本政府は何としてもアメリカの軍事力を背景にして国を守ろうとしていますし、中国に隣接する東南アジア諸国は、金銭援助目当てでアメリカについたり、中国についたりと忙しい外交を行っています。
先日、中国~ラオス間で完成した国境越え鉄道にしても、ラオスの国家予算の何年分?かの建設費を中国に借りてるとか…。
返済できないと中国に国中を蹂躙されてしまうことになります。
中国が、アジアやアフリカで金を貸して返せないと港湾を乗っ取ったりしてるのは分かってるはずなのに、又しても同じ手口にハマってしまうとは…。
それもこれもアメリカや日本、ヨーロッパの国々が、中国を世界の工場なんて呼んで、世界第2位のお金持ちにしてしまったからです。
当時の自由主義国の指導者たちは、民主主義国のカラーに染めれば中国もきっと国民中心のいい国になると思っていたのでしょうが、お金を持つともっと稼ぎたい、国民を統制しても指導者の力を強めて、世界に君臨したいと恐ろしく意固地な体制が作られようとしています。
つまり、覇権主義というやつです。
本人たちは、自分がやってることを正当化しようとしていますが、回りの国々は怖い…。
しかし、そんなことはお構いなしで迫ってくるのが覇権主義たるかの国の動向です。
「自分たちも民主主義の国である」と言うのは結構ですが、やってることを見ると本当ナンかい?とみんなが思う出来事が頻繁に起こっているのはなぜでしょうか?