大相撲初場所で御嶽海が横綱照ノ富士を本割で破り優勝しました。
一敗差で御嶽海を負う照ノ富士に負ければ、阿炎と三人での巴戦になるところでしたが、強気でぶち当たった御嶽海に軍配が上がりました。
横綱は、中盤戦までは何とか凌いでいましたが、両膝にグルグル巻きにしたテーピングで分かるように、終盤戦では痛みが増してきたのか思うような相撲が取れていなかったんでしょう。
御嶽海もそれを十分承知していて、これまでの対戦成績は悪かったものの、自分にもブがあると一気に攻め立てて行きました。
強い者が負けるのは、ある意味見ていて痛快です。
それも、モンゴル出身の体で勝る横綱に真っ向勝負を挑んで勝ったのは日本人力士だからね(かあちゃんはフィリピン人だけど)。
御嶽海は、これまで三場所の合計勝星が33勝になり、大関昇進の目安を突破して、来場所は大関で登場するでしょう。
これまで何度も大関昇進のチャンスがありましたが、そのたびに力が入りすぎたのか大関になりそびれていました。
しかし、今回は嬉しい優勝とともに大関の座も手に入れることができるでしょう。
中部地方出身の力士が久々に大関に昇進すれば、ますます大相撲をTV観戦するのが楽しみになります。