昨年7月22日に始まった政府観光支援事業の「GO TO トラベル」の開始後に、旅行関連のコロナウィルス感染者が最大6~7倍増加したという分析結果を西浦博京大教授らの研究チームが国際医学誌に発表しました。
これによると開始前と開始後の感染者数を比較したら1日当たりの感染者数が開始後に3倍になり、出張でなく観光目的で感染した人は最大6.8倍になったということです。(ネットニュースより)
やっぱりね。
じいちゃんは、これまでGO TO トラベルで感染が拡大したのは、菅政権の失敗と何度も書いてきましたが、調査データに基づく結果で証明されたということです。
総理はこれまで「GO TO トラベルと感染者の拡大の関連はみとめられない」という見解を示してきましたが、嘘八百の発言だったことが明るみになりました。
誰が考えても、今の全国的な感染拡大は政府が経済重視で行ってきた観光関連事業に問題があるという思いが強かったのに、データの裏付けがないからと簡単に否定的な発言をして国民を欺いてきた訳です。
国会審議でも野党や自民党の一部からも「紙を見てばかりの答弁で危機感が伝わらない」と言われていますが、菅総理は「間違った答弁をしないためだ」と嘯いています。
コロナ対策の遅れを質問されても「コロナ感染のことは私には分らないから、専門家の話を聞いて決めている」と専門家頼みの決定だと話しています。
TVニュースなどで専門家たちが語っている内容とはかけ離れた政策主導で、どこまで専門家の話を聞いているのか?
自分が固執する経済を重視するあまりに、感染対策が遅れたという認識がまったくなく、ここまで感染者が増えたのは「国民が政府(自分)の言うこと聞かないから」と言外に匂わせてるような気がします。
まったく困ったもんだ!
もっと早く、例えば感染拡大が顕著になった昨秋ごろに「緊急事態宣言」を出しておけば、今こんな状況には陥っていないだろうし、経済活動だって復活できてたかもしれない。
それなのに何の責任も感じず、自分は正しかったと思い込んでいるんでしょう。
これじゃ~早晩、自民党内部から「菅降ろし」の声が湧き上がり、秋の衆院選は他の自民党総裁で戦うことになるやもしれません。
まずは、今審議されてる「第3次補正予算」をコロナ感染対策に特化するように組み替えて、感染者数を抑え、国民と医療従事者を守り、感染拡大を鎮静化させるように頭の中を切り替えて欲しいと思います。