ロシアがウクライナの親ロ地域2州を独立国として承認すると発表し、ウクライナへの干渉を事実上行ってしまいました。
この詐欺まがいの手法を使った国家としての承認で、ロシアはこの二国の安全保障を手助けするという口実で域内に軍事施設を建設することが可能になります。
こんな虚偽騒ぎは、以前にクリミアの併合の際にも起きていますし、アメリカがベトナム戦争を始める時に米軍艦船が攻撃されたからという嘘っぱちで開戦したり、日本も満州鉄道が爆破されたと嘘をついて満州事変を起こすきっかけを作ったりしています。
でっちあげ事件で戦争状態に持って行くのは常套手段で、アメリカが大声でロシアを非難しても「お前もやったことだろう」と言われても仕方ないことです。
いずれにしよ欧米民主主義国もロシアも中国も自国の利益誘導のために、事を起こすことが大好きです。
住民を守るためとか、平和を目指してとか、その言葉だけを聞いてれば戦争を起こすことも吝かではないのでしょうが、その裏には自国の利益しか考えていないという事実が見え隠れします。
ロシアやウクライナで産出されるエネルギー源が輸入できなくなって、コロナ禍と相まって欧米諸国は大変なことになるし、ガソリンなどの石油製品の高騰で日本経済も減速してしまうでしょう。
コロナ禍でただでさえ大変な世の中なのに、なんでこんなことばかりしてるんだろうか?
本当に、国を動かす指導者、政治家たちは何を考えているんだろうか。
ますます暮らしにくい世の中になってノホホンと生きてる日本人は、明日の生活のこととコロナにいつ感染するだろうかという不安ぐらいしか危機感がない状況なのにね。
岸田総理は「欧米諸国と連携してロシアに経済制裁を」と言ってますが、本当にどれほどの危機感を持っているんだろう。
昨日、自民党・公明党・国民民主党の賛成で107兆円の来年度予算案が衆議院を通過しました。
野党が予算案に賛成するのは二十ハ年ぶりだとか?
国民民主党の玉木さんは「政府にトリガー条項凍結解除を認めさせた」から賛成に回ったと意気揚々と話していましたが、そんなの政府がサッサとやることで極小野党が言わんでもやってただろうに…。
国民民主に華を持たせて賛成させるという寝技に、マンマとハマった国民民主に明日はあるのでしょうか?