大澤朝子の社労士事務所便り

山登りと江戸芸能を愛する女性社労士が、
労使トラブル、人事・労務問題の現場を本音で語ります。

本当は怖い?年金番号の話 その2

2012年12月06日 00時31分27秒 | 公的年金等

2つ以上の年金番号は1つに統合する

 

社会保険労務士の大澤朝子です。

昨日の続きですね。

昨日は、自分の基礎年金番号が増えてしまうと、とっても怖いことになる、という

お話をしました。そこで、きょうは、第2話。その対策のお話をしましょう。

2つ以上の基礎年金番号を持ってしまったら、どうしたらいいのでしょう?

使わなくなった基礎年金番号の自分が払った年金保険料はチャラになってしまう、のでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。簡単な手続きで基礎年金番号を

一つに統合できます。

年金事務所で、基礎年金番号の「統合」手続きをしてください。

持っているすべての年金手帳、あるいは年金手帳を紛失しているときは

「ねんきん定期便」「保険料納付書」などでも構いません。

とにかく、基礎年金番号を記録してあるすべての資料ご印鑑を持参してみてください。

手続は、A4用紙1枚に氏名・住所・生年月日などを書くだけの簡単なものです。

今、自分自身の年金手帳がお手元にある方は、基礎年金番号を見てください。

2冊以上の年金手帳を持っている方は、要注意です。

また、平成9年1月1日以前橙色年金手帳を持っている方で、

その手帳の「厚生年金保険」「国民年金」の年金番号の欄に

「基礎年金番号に統合済」というゴム印が押されているかどうかも注意して見てみてください。

・違う基礎年金番号の年金手帳を複数持っている、

・厚生年金保険や国民年金の年金番号が基礎年金番号とは違う番号であり、

「基礎年金番号に統合済」のゴム印が押されていない、

などの人はいらっしゃいませんか?

もしいらっしゃいましたら、前述の手続きをして、基礎年金番号を一つに

統合しましょう。

年金記録は、誰も守ってはくれません。

納めた保険料がすべて自分自身の年金額に反映されるよう、

しっかり管理しておきましょう。

小さな注意が、大きな「損」を防ぎます。

まだまだ、お話は続きます・・・。

 

社会保険労務士大澤事務所のホームページはこちら