NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

楽しい済州島出張(旅行)のはずが辛い展開盛り沢山…『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』第13話「済州島の青い夜」

2022-08-11 | 備忘録
-『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

第12話のラストでのミョンソクの吐血は、残念な事に大事だったようです…ツラい…


詳細な描写は省略されていたもののミョンソクは末期癌の様で、ヨンウが知り合いから相談された少額訴訟の為の済州島への出張をあっさり認めたばかりか、チーム全員と訴訟チームのジュノの同行、そればかりかグラミとヒゲ店長まで同行を認めると言う行動で病気の深刻さを描くって本当に手練手管と言うか上手い…なんて血も涙もないのか…

しかも、済州島に向かう空港のシーン、飛行機内のやりとり、済州島に着いてからの車に乗り込むシーン、全部ギャグが面白いのが罪深い…僕たちのミョンソクの病状が如何に深刻であるかはミョンソクがはっちゃけた行動を取れば取るほど伝わると言う、楽しいシーンが多くて嬉しいのに、それはミョンソクの病状の裏返しなので…そしてツラいのはミョンソクだけではなく、ヨンウもツラい…済州島にジュノの姉夫婦が居ると言う事でジュノと共に挨拶に行く事になったヨンウ。いつものヨンウの振る舞いを披露し、それを目の当たりにしたジュノの姉と義兄はヨンウが席を外した所で、ジュノにヨンウとは結婚しないわよね?と曰い、仕舞いにはヨンウを親に会わせたら倒れるから会わすなと曰う始末。

王子様イ・ジュノも人の子だった、と。ジュノの姉と義兄が類型的な嫌な親族として描かれているのは意外でした。それにしても、そう言う事を言いそうな姉と義兄なら分かりそうなものなのにとか、何故事前に説明しなかったのかとか諸々思ってしまいます。脚本上の2人の障害の為だとは分かっていても…


そんなツラい展開の中で唯一の救い、"春の日差し"はスヨンの存在。飛行機内での言い争いからの、何気なくスヨンの荷物を荷物棚に収納してあげるミヌ。そんなミヌの行動にキュンとしてるスヨン。更に、調査の為に、動画撮影をしていたスヨンが言いがかりをかけられた時にスヨンを守ろうとして不意にスヨンの手を掴むミヌ。それにキュンとしながらも、自分がミヌにキュンとした事に不服そうな不満顔!更に更に、2人で酒を買いに行ってきてと頼まれて、拒絶するスヨン。その帰り道にミヌに写真を撮ってあげると言われて、自然に可愛いポーズを取ったものの、我に帰って写真を拒否するスヨン。ジュノが買ってきたと思った花をキレイ!と誉めたかと思ったら、実はミヌが買ってきた事を知って、その花を放り投げるスヨン!

最高なツンデレラブコメになっていて最高です…!そして、スヨンとミヌの買い出しの際に、やはりミヌにも事情があり、ハンバダでの出世やテサンへの移籍に拘り、ヨンウを陥れようとしていた理由が明かされます。やはりお金に困っていただけではなく、ミヌは"家長"として家の稼ぎ頭に成らなければならない事が示唆されます。意地悪をヨンウに嫌がらせをしてきたミヌもまた本作が全体を通底して描いてきた"家父長制"の犠牲者の側面がある事を描いています。


本エピソードのラスト、ミョンソクが法廷で倒れ所で終わりますが、予告ではミョンソクの思い出の味、幸福ククス(韓国の素麺らしい)は今しか食べられないと言うヨンウの台詞があり、ミョンソクの死が暗示され、それだけではなくジュノとジュノの姉との会話を受けてか、ヨンウからジュノへのお別れの台詞まで…

明日の22時30分まで待てない…と言うか、あと3話でどう話に結末を付けるのか…テ・スミは政界進出できるのか、テ・スミの息子は誰なのか、クォン・ミヌの野望は叶うのか、そしてヨンウとジュノは幸せになれるのか??不安…そしてスヨンを幸せにしてくれ…