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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

深夜食堂2・・・

2011-12-30 | 授業
第一話である「第十一話 再び赤いウインナー」のクオリティに心動かされ、すっかり圧倒されたのですが…


『深夜食堂』(公式)


多くの回で前作で良かった部分、つまりは丁寧に作った”べた”が、微妙な”べた”に、それも90年代から2000年代中盤にかけて日本映画を覆っていた青臭い中二病的な空気が全体を覆っています。まじめで、堅物で、そしてつまらない。特に小林聖太郎監督の回は。

放送開始前、『深夜食堂2』をして、中心となっている松岡鍵司監督は「『フレンチコネクション』における『フレンチコネクション2』のような作品にしたい」といった趣旨のことをおっしゃっていました。確かに第1話はその片鱗を見せましたが、多くの回でその目論見は外れていました。

”べた”が『深夜食堂』の良いところだったのに、若手監督にありがちなふわふわした脚本や感情移入のしづらいキャラクター。そして鈴木常吉サウンドからのフェードアウト。特にボーカル入りの使用頻度は回を追うごとに減り、福原希己江へと移行してゆきました。それが直ちに悪いとは思いませんが。



何というか、ガンダムの変わりにコレジャナイロボかと思ったけど、ガンダムAGEだったみたいな。そんな感じでした。



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