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ぼくのエリ 200歳の少女 

2011-02-12 | 授業
木曜日の夜に『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』だけを借りに行ったはずなのに、「映画秘宝」な作品群がたくさんあったので借りちゃったらゆっくり出来なくなるという…


『ぼくのエリ 200歳の少女』(公式)
ぼくのエリ 200歳の少女


色白でブロンドな「ピッケ」のようないめられっ子の男の子オスカーが、謎の美少女(少女かどうかはわかんないけど)エリに出会うという王道のボーイミーツガール!けれどヴァンパイア映画でもあるので、北欧なスウェーデン映画だからか、オスカーやエリのビジュアルからか、全体的に耽美な印象。オスカーが苛められるシーンでさえ耽美!

旧来のヴァンパイアの設定を現代的なリアリティを持って描いているのはとっても新鮮でした。エリに噛まれたことでヴァンパイアになってしまった女性の描写。ヴァンパイアになったことで体温が異常に上昇するとかそういう考え方が面白かったです。あと血をすった後のエリの姿。血まみれはともかくとして、その後のつめの隙間が黒ずんでいる様子など。殊に。

ヴァンパイアだから生き血が必要であり、必然的に殺人を繰り返さなければならないという悲劇的な結末しか残されていないような設定。過去のヴァンパイア系映画も漫画も結構悲劇的な結末が多かった気がするけど、この映画のラストは…長期的に観れば悲劇にしか陥らないかもしれないけど、短期的に観れば幸せな結末に思えて素敵!



基本的に大好きな映画で、最高に良い映画だと思うんですが、ところどころのVFXがちょっと微妙なところがあるかなぁという所が残念。エリが獲物に襲い掛かるシーンや猫、人体発火シーンとか、完璧に出来ないとわかっているか、秒数的に短くしたりと工夫されてはいるんだけど、やっぱりそれでは誤魔化しきれないので…


エリと関わることで自信を持ち出したオスカーのエリに対する中盤の変化とかも面白!

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