パン屋めぇ～

-「白い春」（関西テレビ）

今期唯一観ていた「白い春」が終わってしまいました。おっさんモノ、父親モノは急所なので駄目です。配役も阿部寛さんと遠藤憲一さんを初めとして演技達者な人しかいない、しかもゲストに神保悟志さんなどなど。「結婚できない男」も面白かったですが、こちらはユーモアとペーソスの割合が絶妙でまた違った趣が良かったです。パン屋と春男の掛け合い面白かったぁ。

ただ後半２話はどこか唐突な印象が拭えません。不和からの和解は順序を経ていて違和感はありませんし、ラストも些か唐突さは感じるものの因果律としては当然の帰結なので充当ではあると思うのですが…さちの出生の秘密や８００万円の行方や津田寛治さん演じるヤクザなどの重要な複線っぽかったものが最終話だけで一気に回収しているところにやはり唐突さを感じざるを得ません。


何か他の終わり方があったのかなぁ、と邪推してしまいます。でも面白かったです、丁寧なつくりの良いドラマでした。パン屋の足の負傷は春男の役目を引き継いだということやもしれません。尾崎脚本最高です。あと関テレドラマ良いなぁ。