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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年005月006日(日)キューピーおじさん

2007-05-06 | 休み
一昨日の帰りに久しぶりに一番近くの
JRの駅から家まで徒歩で帰宅した。
本当に久しぶりの徒歩移動30分だったのだけれど
その前に酒が入っていたことを
少し疲れたことを差し引いても
歩くペースが遅かった。
もっと云えば、体が重かった。

イヤホンからJKの流れるような
ライムが聞こえてるのに
体は、足は重いばかりで。
一向に足取りは軽くならない。
軽やかに、歩こうとしているのに
付いて行かない足。
何だか無性に熱かった。


多分スタミナがどっかに行ったのだと思われる。


だもんで、昨日、スタミナ回復の為に
音楽でも聴きながら散歩をしようと思い立ち
「それなら、すんごいラフな格好で出かけようっ♪」
と一人気を吐くそんな午後。(いやセルフだけれど)
と思ったのだけれど…何だか服がしっくりこない。
ラフじゃなくて、何だか変…
自分でもコーディネートが変だと解るのだけれど
仕様が無い感じの不満感。
「あぁ、これで数回講義に出なかったなぁ」
なんてことを思い出すけれど
一向に事態は、コーディネートは打開されず…
気温が上がる部屋で苛立っていたら
唯でさえ汗っかきが今にも汗だるまに
陥りそうに…


そこで気を取り直して、散歩は中止に。
サイクリングに。サイクリングと言う名の
ウインドーショッピング(死語!!!)に
行くことに。服装もすんなり決まる。
気分も軽やかにイヤホン耳に詰め、詰め(否ノイキャン)
サドルにまたがって、ペダルを漕ぐ。
ギアは6段階中4。
マッタリ漕ぐ。別に急いじゃいないし。


チャリンコ漕ぐこと40分。
多分隣の区の少し大きめな街に着く。
お疲れ、自分。疲れちゃ無いけど。
で、目的の半分を達し
もう半分の目的であるところの
ウインドーショッピング(死語)を
しようと色々寄ってみる。
本見て、服見て、ゲーム見て。
まぁ、見るだけはただなので。
じっくり。しっぽり。


まぁ、あらかた用事は片付いたし
もうそろそろ日も落ちてきたので
帰ろうとサドルにまたがる。


その時ふと買い物袋を持ったおじさんが目に飛び込んできた。
可愛い女の子でも、オサレな人でもないおじさんが
無意識に目に飛び込んできた。
髪型が…へアースタイルがキューピー人形。
むしろ山田五郎さん…
一瞥した瞬間に「もしかして、山田さん!?」と
二度見をしてしまう。
もちろん山田五郎さんが大きめな駅が在るとは云え
下町に居る筈も無く、全くの別人だったのだけれど。

でも別人だとすると
今度は違う好奇心が浮かぶ。
がっつりキューピーヘアーのこの中年のおじさんは
一体どんな職業なんだろうかと疑問が浮かぶ。
サラリーマン?…じゃないよねぇ、まさか…
でも山田さんも少し前までアレでサラリーマンだったんだよなぁ。
だけれど編集者って云う特殊なサラリーマンだから…
じゃ、自営業なのかな。酒屋の主人とかで。
「大将、今日もご機嫌だねぇ」とか何だとか云われたり
なんたりしちゃったりして。キューピー酒屋。
そういえば、マンガ『美味しんぼ』の東西新聞の社食の
料理長がキューピーヘアーだったような…
じゃ、料理屋の主人か――何たらかんたら、何たらかんたら。


その場を後にしようとして、ペダルを漕ぎ始めていたのに
思わずついたその疑問を解決すべくかどうかは
自分でも解らないけど、無意識に三度見してしまう。
無意識に申し訳無く思う。

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