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中学生は常にお腹が空いているのであった。(ラーメン興亡4)

2006年10月06日 | 書いたもの
未来が中学生になった。
猛烈に腹を減らして帰ってくる。時には、部活動の仲間を連れて来ることもあった。
マコトさんは嬉しそうに子どもたちに、ラーメンをふるまった。
未来もマコトさんを誇りにしていた。
子どもたちの空腹はラーメンだけで満たされずに、米を求め始める。
米については複雑な思いがマコトさんにはあった。
開店当時にあった色々なメニュウの中には、
チャーハンや小ライスもあった。
ご飯は量が読めない。
足りなくなってお客をがっかりさせることもあれば、
大量に余って廃棄することもあった。
それがいやで、米をやめた経緯があった。
初めのうちは、未来達だけに米を供していたが、
同じ店内にいて、米を欲するお客もいた。
マコトさんは悩んだ。
もともと米のメニュウに未練はない。
米を無駄にするのが何よりいやだ。
苦悩の末にある名案がひらめいた。
コメント
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