ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Bourgeois D-150 サドル溝加工・サドル作成

2010年05月08日 | ナット・サドル作成・調整
ボジョアD-150をお預かりしました。
 

弦高は12フレット上で6弦側2.2ミリ、1弦側1.5ミリなのですが、2.8ミリ-2.5ミリの設定を希望ということで、サドルを新規作成します。
12フレット上で6弦側0.6ミリ、1弦側1.0ミリ高くするということは、オリジナルサドルよりも6弦側1.2ミリ1弦側2.0ミリ高いサドルを作ればよい、という理屈になります。しかし、ブリッジ表面からのサドルの高さは1弦側で3.5ミリ、サドル溝の深さは同じく1弦側で3.5ミリです。単純に2ミリ高くすれば、表面からの高さは5.5ミリとなり、弦を張った時に不安定になってしまいます。
ブリッジ表面からの高さは、溝の深さとイコールか、もしくはやや低めが望ましいので、2ミリ高くするのと同じく溝も2ミリ深く加工することになりました。



上が新規、下がオリジナル


↓オリジナルに比べると


新規サドルの高さがわかります


コメント
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