ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Concert Ukulele "PASSIO" ロゼッタ作成

2020年08月15日 | 制作過程
トップにロゼッタとブレイシングをレイアウトします





ルーターで溝加工





ロゼッタは端材のフレームの部分から切り出したパーツです



ナフサで塗布して、塗装した時の色合いをシミュレートすると、右側が微妙に薄く見えるので…



納得いかず、やり直しました。実は2度も…



微妙な違いなのですが、その微妙さが命取りになる時があるのです



そして、サウンドホールを抜きます





同じ材でも部分部分で色合いが違うので、適切な配置にかなりの神経を使いました。ロゼッタは、そのほんの一部です。

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Concert Ukulele "PASSIO"

2020年08月15日 | 制作過程
ピンクアイボリーでウクレレを制作しました。もう完成しています。が、今後のためにも、反省的に制作過程を振り返ってみたいと思います。プロモーションをあまり意識していなかったので、録り損ねた写真も多くありますが、そこはご勘弁ください。



これを購入したのは9年も前でした(改めて調べて、自分でも驚き)。ピンクアイボリーは、今でこそ日本国内でもギターの指板材などとしてメジャーになってきていますが、その頃はまだ「通好み」的な樹種だったように思います。前回、ウクレレのオーダーをいただいた時、特別なご希望は無く「お任せしますから」という感じだったので、たまたま発見して「これで作ってみるか」と軽く考えて手に入れました。

結局、紆余曲折あってそのオーダーには使いませんでした。その後、見本として作るには特殊過ぎかも…との思いもあり、そもそも、見本を作る余裕もなかったので、ずっと眠り続けていましたが、ようやく日の目を見る事になりました。今回もオーダーいただいて作りましたが、サイズやスケール以外は「お任せ」です。

当初、スプルーストップの構想を立てていましたが、微妙に合わない感じがしたのと、せっかくの材を最大限生かした方がいいのでは?と考え、写真のようにレイアウトして木取りをし、トップもピンクアイボリーにする事にしました。



↑割れ止めに塗料が塗ってあるのでこんな色ですが、↓これが木地の色です





クランプするためのジグを作成して接着します。









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