ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

1992 Martin D-18 ナット・サドル作成

2009年03月23日 | ナット・サドル作成・調整
ナット・サドル作成は、ブログにアップしているものを数えただけでも、6本くらいやっているので、頻度が高いリペアです。
 

これが樹脂製のオリジナル


今回作成した牛骨製


サドルは牛骨製でしたが、高さが足りず、作り直しとなりました


PUがマウントされているので、溝をさらってクリーニングし、バランス調整も行います。思ったよりもバランスが取れず、結局トランスデューサーの引き込み穴を6弦側に開け直して、再度マウントした上で調整となりました。


新規作成完了


ギターの制作・修理に共通することですが、どの工程においても「ギターが本来持っているポテンシャルをいかにして最大限引き出すか」が課題だと思います。ナット・サドルは弦が直接触れる唯一のパーツとして、素材は重要なポイントです。樹脂製は樹脂製の個性があり、それはそれで決して悪いわけではないのですが、牛骨に交換してその違いを何度も体験すると、樹脂ではギターが本来持っているポテンシャルを引き出せていない、と感じざるを得ません。以前にも書きましたが、牛骨に換えると「曇りガラスが透明ガラスになったような」クリアーな響きに変わります(多少の個体差はありますが)。

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