3連休と言っていたきょんくんも
予定通りというわけにはいかず、今日はお仕事となってしまい・・・。
ひとり『スウィーニー・トッド』鑑賞。
うーん・・・。
哀しすぎる。そして、怖い。深く、静かに。
それはもう、美しいくらいに・・・。
これはホラーではないね。
哀しいくらいに純粋で、残酷で。
凄絶な恋愛ストーリーだねぇ。
ほとんど恋愛ものは見ないんだけど
翳りと愁い、行き過ぎなまでに純粋な心を描いたものは
かなり好き。ほとんどが切なく報われないラストを迎えるけれどね・・・。
流血ドロドロのえぐいシーンもかなりあるからR-15指定なんだろうし
本来私はこういう血みどろ系はかなり苦手(というか全く観ない)なんだけど
この映画が公開された当初から気になっていた理由が、なんとなく分かった。
いわゆる、ゴシックホラーってやつ?(中世建築になぜかかなり心惹かれる)
それにもともと、ミュージカル好きだしね。
ジョニー・デップの醸し出す独特の味が、
ストーリーだけ見ると自由も希望も明るさも人生の喜びもなにも感じられないこの映画を、哀しくも美しいものに仕上げているんだろうな。歌い方も、なんというか主人公そのものって感じで。なかなか深みがあったよなぁ。
救われたのは、トビー役のエドワード・サンダースくんの歌声。
いい声してたなぁ。私にとっては、彼の歌声が唯一のホッとできる場面だった。
なんだかまた、『オペラ座の怪人』を観たくなった
アンニュイな午後のあひるです・・・