CM(チャイルドマインダー)企画第3弾です。
本題に入る前に…。
退職もいよいよ今月末となり、引き継ぎも大詰めの今日この頃。
幸いにも後任は優秀な子なのですが、それでも難しいのが“人にものを教える”という作業。
人材育成の鍵は、アメとムチのバランスだとは思うけれど、
誉めること、そして、叱ることの難しさ。
仲の良い友人の中にも、『誉められると却って反発してしまって逆効果だ』とのたまう山川人間もいたりして、ホントにやり難いったら・・・
・・・と。それはさておき。
子育て真っ最中の保護者の方々で、もしも、ほめることと叱ることについてお悩みの方がいらっしゃれば、以降ご参考までに。
まずは“誉める”ということから。
で。ここで質問です。
「誉め言葉」と聞いて、あなたはまずどんな言葉を思い浮かべますか?
『良い子ね。』『いい子だねー。』
・・・そうですね
おそらく、最もポピュラーな誉め言葉ではないでしょうか。
保護者もしくは周りの大人から良い子だと言われた子どもは、認められたという自信と誇り、そして大きな喜びを感じ、きっと、今後は更なる良い子像を目指して努力することでしょう。
さて。
ここで
あくまでも、CM的見解、なのですが…。
『いい子ね』という言葉。
それは(少々抽象的ですが)“大きなひきだしを作ること”なのです。
それに対して、本来の“ほめる”という行為は、“1つ1つの事柄に対して、具体的なきちんとした言葉で、小さなひきだしを作ってあげること”
つまり、できた項目に関して“良くできたね”という言葉がけ、なのです。
事実に即した内容で。より具体的に。
例えば、
“○○ちゃん、お友達におもちゃを貸してあげて偉かったね。”
“××くん、今日はちゃんとおしっこって言えたね。よくできたね。”
“△△ちゃん、とっても上手におもちゃのお片づけができたね。ママちゃんと見てたよ” etc.
誉めることはとっても大切な行為です。
気質的にも、叱るより誉めることで初めて飛躍的に成長するタイプの子どもが存在するのも事実です。
(逆もまた然り、ですが・・・?)
誉めることにより、より良い結果を出すピグマリオン効果もあり・・・。兄弟姉妹のいらっしゃるご家庭では、実際に経験された方もいらっしゃるのでは
というわけで。
誉めるという行為が、実際の行為を客観的に評価し労いの言葉をかける、ということであれば、たとえおだてるのが苦手な方でも、それほど高いハードルではないのでは
子どもに対してばかりじゃない。
家族や同僚や後輩に対してでもいい。
明日からでもいい。
人生、遅すぎるなんて決してないのです。
ちいさいひきだし、作ってあげませんか?
というわけで。書き始めるととまらなくなる乱文の私
“叱る”については次回