特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

第7回(3/16~17)能登島野崎町ボランティア 活動報告

2024年03月20日 22時41分25秒 | 【令和6年(2024年)能登半島地震】ボランティア



こんばんは。スタッフ徳倉です。
先週末、第7回能登島野崎町ボランティアを終えましたので活動報告をいたします!

 

この日の野崎町はかなりの強風。(途中、簡易トイレを撤去せざるえない状況でした)
ですが、田んぼの脇につくしが生えてくるなど野崎町でも、少しずつ春を感じられるようになってきました。

朝、さっそく各班に分かれてミーティングスタート
自己紹介や野崎町の方のご紹介、本日の活動内容を説明します。

活動開始!雨の心配もあったので少し早めにボランティア活動は始まりました。

参加された方の感想や写真を抜粋してご紹介します!

●1班●


 

〇1班
Tさん宅で、ご家族と猫立ち会いの元、8名のメンバーで作業を行いました。
納屋の片付けと分別、家具運び出しとトラック積み込みなどを行いました。
片付けたものは種類ごとに仕分け後納屋に戻したり、外に出したものは濡れないようにビニールシートをかけました。
家具はガラスや鏡がくっついていると収集受け入れ不可とのことでした。
中学生からベテランボランティアさんまで心強いメンバーのみなさんと過ごせましたことに感謝いたします。

地元の方は田んぼの準備でお忙しくされており、私たちの手伝いができないことを気にしておられました。
しかし、いろいろなお宅での作業を私たちに任せていただけるほど、愛知ボラセンのことを信頼し安心してくださっているということだと思います。
こんな関係を築いてくださったボラセンスタッフの方々やこれまで活動に参加された方、地元を取りまとめてくださる自治会長や聖川さんのご尽力のおかげです。
ありがとうございます。

個人的な話ですが、前回応援に伺ったNさんと再会し、お話することができました。
活動を通して人との新たなつながりができることもボランティアの楽しみの一つですね。
晴れた夜は越道県境 PAで北斗七星が見られますよ。土曜夜の星空は感動ものでした。
見逃し配信はできませんので笑、またボランティアに参加して見てみてください。
みなさんまた一緒に参加しましょう。"

〇1班
感想を投稿します。
一昨年から愛知県民ではなくなったので、愛知ボラセンへの参加は西日本豪雨での笠岡市以来と久々でした。
しかしその間に各地の被災地に足を運んだり、地元も被災したりで、愛知ボラセンでの経験を活かしつつ、場数だけは踏む事が出来ました。
その中で感じた事ですが、初心者の方が多いと、皆さん適度に緊張しているのでよく話を聞き、よく話し合うので、ベテラン揃いよりよっぽどはかどるな…という事。
今回も初めて被災地に足を運んだ学生さんが多かったと思いますが、皆さん聡明そうでよく働くし、案の定多いにはかどりました。最強の素人軍団のようで頼もしかったです。

学生の間はそう何度も遠方までは参加出来ないかもしれませんが、「こんなに簡単に出来る社会貢献はない」と言う事を身近な人に伝えてくれたら嬉しいです。
そして、いつか住んでる街、近くの街が被災した時に戦力になってくれたらいいなと思いました。

個人的には、今回、活動時間がとても長く大満足でした。もう一回くらい行ければいいなと思います。


●2班●

 

〇2班
今回ボランティアに初めて参加させて頂きました。
私はブロックの片付けの手伝いをさせて頂いたのですが、ブロックを壊し鉄筋を抜き分別するという作業がいかに大変なことかということ、そもそものブロックの重さに驚きました。
神社の細かいブロックは葉や枝と混じってしまい、集めることがかなり難しかったです。
またブロックを軽々と運べなかったりと自分の非力さに悔しさを覚える反面、地域の方々がすごく優しく声を掛けてくださったり、簡易トイレの使い方を学べたり、地域交流の大切さを学んだり。沢山の優しさに触れ、学び、経験できた一日でした。
初めてのボランティアということで上手くコミュニュケーションをとれるか不安な所もあったのですが、未熟者な私にも優しく声をかけてくださり、
すごく楽しく、かつ真面目に作業に取り組むことが出来ました。本当にありがとうございました。
自身が動いて片付いていく所を見てやりがいや達成感を感じましたし、地域の方の暖かい感謝の言葉、笑顔で自分の心も暖かくなりました。

また、まだ水が出ないという環境に1日もいなかった自分でも不安を覚え、水が出ないことへの不便さを痛感しました。
1日も早く水が出ること、復興することを願っております。
そして、そのために自分も出来ることは全力で尽力したいと思っています。道具もまだまだ綺麗な状態ですので、必ずまた参加したいです。"

〇2班
今回2班はひたすらブロック塀との格闘でした。倒壊した塀をハンマーで小さく砕き、トラックに積み込みました。
塀の中には鉄筋やコンクリートが入っています。鉄筋は完全に取り除かないと受け入れてもらえません。
鉄筋周辺にはコンクリートがあり、とにかく硬い。大きすぎると重くて搬出が大変。砕きすぎてもパラパラして搬出が大変。なかなか手ごわい相手でした。
2班の皆さんはとても積極的で、ほとんどの方がハンマーに挑戦し、コツを教え合いながら取り組みました。
どんな仕事でも、やってみようとする姿勢、特定の人に押し付けたりせず交代したりする姿勢、フォローやアドバイスをし合う姿勢。
改めて皆さんの意識の高さに脱帽しました。
第1回の参加者から続くこんな姿勢が、野崎町の方の信頼を得て、今の関係ができたんだなと思います。
ベテランだろうが若手だろうが、学生だろうが、年齢や立場に関係なく、協力しあい、活動できる愛知ボラセンは、本当に素晴らしい団体ですね。スタッフのみなさん、ありがとうございました。

〇2班
野崎地区の住民の普段からのつながりが、緊急時の迅速な避難できた人の把握につながり、
避難できなかった人を自分たちで救出することを可能にしたと聞き、自分の住む町はどうだろうかと考えさせられました。
簡易トイレを使ったのも今回が初めてでした。
どう使うのか、どう縛るのか、どのくらいの大きさの袋が良いのかなど、経験したからこその気付きがありました。
実際の話を聞くこと、自分の目で確かめることをするには、現地に行くしかないと思います。ボランティアバスに関わるたくさんの皆さんのおかげて、貴重な経験ができました。
ありがとうございました。

〇2班

ボランティア参加自体はじめてのことで一人参加に不安がありましたが、人とスケジュールを合わせるより自分が行きたいかどうかだと考えて思い切って申し込みました。
ブロック塀崩しと聞いて驚き、そんなに体が頑丈でないので重い仕事はしないようにしていましたが、力が無いなりにできることもあって力になれたと思います。
大きく崩れてしまっているお宅も多く、これからの道のりの長さを思い途方もなく感じました。
毎日過ごされている方に比べたら短い時間でしたが、住民の方々の最初の1歩のお手伝いになっていたら嬉しいです。

今回親子で参加されているかたを何組か見かけて、親子双方がそれぞれ素晴らしいと感じました。いつか見習いたい目標です。

今週で引っ越すのでしばらく愛知ボラセンへの参加はできないのですが、新天地で参加先があればまた力になりたいです。
皆様のおかげでハードルを下げることが出来ました。ありがとうございました。



●3班●

 

〇3班
今日はお疲れ様でした。
私達の班は第一回から応援に入っているY家。今回はキッチンの片付けと搬出したビニールハウスの家財を家に戻す作業でした。
自己紹介で初めてのボランティア参加で迷惑をかけてしまうのではと言う声がありましたが、初めての参加だからこそ、
自分の出来る事を見つけて率先して行動頂き、細かな所にも目を向けて雑巾掛けや掃き掃除をしてくれました。
家の人が気持ち良く生活出来るよう気を配ってもくれました。きっと他の班の方も同じだと思います。ありがとうございました。

〇3班
恥ずかしながら、50代半ばにして初めてボランティアに参加し、いろいろ学ばせてもらいました。
被災者そして複数回ボランティアに参加している方々の精神力、今まで経験したことのないものを得る事出来ました。
Yさんのお宅の片付けを手伝い、家族の写真、お子さんの図工の作品、30年以上漬けてある梅酒など思い出の品の分別に立ち合いました。
自分が同じ立場なら捨てられるのか、残す必要があるのか、60代70代になってボロボロになった家を建て直す気力は出るのか。
短い時間でしたが、家族観・人生観を考える1日をいただきました。皆さん有難うございました。そしてお疲れ様でした。

〇3班
今回初めてボランティアに参加させて頂いきました。ニュースで見る景色と、実際に自分の目で見る景色とは大きく異なっていて、沢山衝撃を受けました。
I月I日に地震が発生してから2ヶ月ほど経ちましたが、まだまだ復興作業が必要な現状にも驚きました。
私が最も衝撃を受けたのが〝水〟についてでした。いつもは何も気にせずに蛇口をひねったら出てくる水ですが、水が出てこなくなる区域に入ってから、トイレをした後、手を洗いたくても洗えない。部屋の掃除をしたいから水を使おうとしても限られた量でしか使えない。
こんな現状が2ヶ月経った今でも続いていることに本当に驚きです。また、この水の影響で衛星面が心配です。七尾市に住んでいる方、被災された方にI日でも早く日常が戻ってくるようにと願っています。
今回、用具もバッチリ両親に揃えてもらったので、道具がボロボロになるまで、ボランティア活動に参加しようとと考えています!本日は貴重な体験をありがとうございました‼︎

〇3班
初めて参加させていただきました。
参加する前はどのくらいお役に立つのかや、1人参加でコミュニケーションの不安もありまましたが、色んな年代の皆さんと一緒に楽しく作業が出来て、最初はメチャクチャな家の中があっという間に奇麗に片付き、家の方にも喜んで頂けて良かったです。ご近所の方々も挨拶してくれて歓迎ムードが有り難かったです。
事務局のスタッフの方や班ごとのリーダーの方々が明るくてしっかりした対応が心強かったし、何より被災地の方々との信頼関係と意思疎通が素晴らしいと思いました。
可能であればまた参加させて頂きたいです。


●4班●

〇4班
皆様お疲れさまです。4班のリーダーをさせていただきましたAです。
皆様と終了時のミーティングできなかったのが残念でしたが、その分、たくさん搬送できたかなと思っています。
私は今回で三回目の参加になりますが回を重ねる毎に各班の連携がうまくなっているように思いました。
T様宅の大型家具などはきれいに分別されまた積み込みも積極的に手伝っていただき、効率的に作業をするこどができました。ありがとうございます。
これだけの被害を受けたのに地元の方々は田んぼの準備をされています。しっかり前に進もうとする気迫に私自身にも喝を入れられた気分です。また参加したいです。

〇4班

●さんと二人で個人宅から出たガラス・陶器製の食器や小型家電金属製品の搬出と分別処分場へ持っていきやすく解体をしました。
外仕事で風が強く、陶器ガラスの解体で砂塵・破片が目に入る危険性を感じました。外仕事、解体の作業には保護メガネかサングラスの着用をオススメします。
強化ガラスがなかなか割れなくて聖川さんからコツを教わったのでもう一回くらいまたボランティアに参加してもいいかなと思いました。
一生懸命たくさんの片付けをしたけど集落を一周すると全然追いつかなくて無力さを感じます
野崎の海はとても綺麗なんだそうでボランティアに継続参加する事で四季折々の景色と復興が見られるのではとの期待を抱く初めての体験でした。



〇4班
4班で、コンクリートブロックの破砕やトラックの運転をいたしました。
鉄筋とコンクリートの分離が、しんどいだろうとは思っていましたが、参加された皆さんがそれぞれに工夫なさって、みるみるうちに片付くのが不思議であり、頼もしかったです。また、地元の皆さん、特に聖川さんの的確な指示に助けられている、と2回目になる今回の活動でも思いました。
4班のリーダーであるHさん、地元のAさん、
沢山の方の思いをお聞きすることで、自分自身の気持ちやら、ボランティアに参加する事の自分なりの意義やらを整理するきっかけにもなりました。
このような貴重な機会に参加できました事を感謝しております。
野崎地区やその周辺の地理が整理出来つつありますので、また機会を窺って参加したいと思います!

〇4班

昨日はお疲れ様でした、4班で活動させていただきましたJです。
能登半島地震の応援活動は今回が初めてでした。
これまで東日本大震災(アーモンド苑の整地から参加)、熊本地震、北九州水害、西日本水害で愛ボラさんで少しだけ活動させていただいています。

今回の応援活動は主に倒壊したブロック塀を運びやすい大きさに粉砕しトラックに積込み、処理場まで運んだ後でそのブロックを手下ろし。
午後も数ヶ所を回りブロック片の粉砕・積込みを行いました。
それぞれの場所で大量のブロック片を片付けた後を見ると毎回ではありますが愛ボラのチーム力凄いなと感じました。
個人宅の倉庫の片付けを行なった他の班の写真を見ても本当に凄いですよね。

しかし、地震で倒壊した手付かずの家屋もまだまだ多くあり引き続き応援活動の必要性を感じています。

私はこのボランティアに参加するに当たりいつも自分ごととして活動しています。
地震や洪水で自分の住んでいる町が被害を受けた時に何が出来るのか、何を優先すべきなのかを学ばせてもらっています。

東日本大震災の後も多くの災害があり、今回久しぶりに応援活動をさせていただきましたが、復興に当たり進化しているものとあまり変わっていないものがあるとつくづく感じました。
本当はこの愛ボラの応援活動に地方の行政担当の方や地方議員の方々にも参加していただき、いろいろ考えていただきたいと思っています。
(今回の応援で行政担当の方・議員の方が参加されていたら申し訳ありません)
ニュースの映像や炊き出しの活動だけでは見えないものが見えて来ると思います。

今回は今までと違い水(トイレ)が使えない事が案内されており、応援活動よりもトイレの心配をしながら参加しました。
しかし野崎地区の方達は2ヶ月半以上に渡りこの状況が続いており、仮説トイレさえも設置されていない状況で本当に大変だと感じました。
数日前に一部地区で水道が開通し水洗トイレが使えるようになったそうで、便座の温かさが本当に嬉しかったとの言葉が忘れられません。

最後になりましたが愛知ボランティアセンターのスタッフの皆様に感謝です。
今回同行いただいた田中さん、徳倉さんをはじめ、いつも早い段階から事前調整をしていただいている久田代表、
遅い時間にも関わらず出発・到着時にお手伝いいただきました多くのスタッフの皆様に本当に感謝申し上げます。
そして今回参加された多くの仲間たちに、ドライバーさんにも感謝申し上げます。
4班班長のHさんには最後のミーティングでお会い出来ませんでしたが最後までありがとうございました。

また、今回も多くの学生さんや親子で参加されている方もみえたと思います、
私たち(どちらかと言うと)年配者だけでなく若い方たちも多く参加されている事もいつも素晴らしいと思っています。
私もまた仕事のスケジュールを調整し応援活動に参加したいと思います。
先づは筋肉痛の身体をゆっくりとほぐし今日は早めに休みますね
ありがとうございました。
---------
第7回に参加されたみなさま本当にお疲れさまでした!
石川県能登島野崎町では、今後もみなさまの力が必要な状況です。
次回日程、第9回(定員数30を越えたら実施):4月13日(土)出発~14日(日)活動・帰名
を募集しています!(第8回は満席になりました。)

応募は、愛知ボラセンホームページからです!
愛知ボラセン - 特定非営利活動法人 被災者応援愛知ボランティアセンター (aichiborasen.org)


今後とも愛知ボラセンの災害ボランティア参加よろしくお願いします!





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