セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

津和野名物 源氏巻

2010-06-09 | スウィーツ

山口県は風光明媚で歴史的にも沢山魅力の有るポイントがある。
温泉も有るし遠いけれど、楽しめる県。

山口県日本海側を旅した時には萩・津和野(島根県)コースがポピュラー。
丁度今頃は津和野の屋敷町の周りにはアヤメの紫が鮮やかな事だろう。
堀の水も奇麗な流れ、懐かしい。

記憶にある中でお土産品として引っかかるお菓子が無い。
実際は沢山有るのでしょうが私が覚えていないだけ。

今朝、「熱いお茶を入れて切らないで食べると美味しいですよ~」と頂いた物は
津和野名物「源氏巻」第23回全菓博 名誉総裁賞 と書かれている。
地元では有名なんでしょうね。

箱の裏を見てみると
元禄時代津和野藩主 亀井茲親が勅使接待役を命じられた時の事。吉良上野介に教示を依頼したが
数々の非礼を受け藩主を怒らせた。
松の廊下刃傷沙汰が起きる前の事。

それを知った国家老が、早速吉良家に進物を贈りつけ、事無きを得た。

その時の進物の1つが「源氏巻」。
小判を下に敷き、その上に竹皮で包んだ源氏巻きを乗せたと言う言い伝えがある。
これはその津和野を救ったと言われる縁起の良いお菓子。

だそうです。

知り合いは、お菓子にナイフを入れず其の侭あおんあおんと食べるのが大好きだそう。
口に入れても、まわりのカステラ部分が柔らかく、中はこしあん、後味も良いですね。”合格”。
吉良上野介は浅野氏以外にもこの様にしていたのですね。
もし、こうしていなければ・・・お殿様が我慢できなければ・・・お家断絶となっていたの?
縁起と言う言葉って当てはまるのかしら?ふ~む。