グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

農作物には、土地利用型作物と労働集約型作物があります。

2011-08-13 14:15:53 | Weblog
農作物には、土地利用型作物と労働集約型作物があります。
自給率とあわせる・み


作物には 土地利用型作物と、労働集約型作物があります。

たとえば小麦大豆といった作物が典型的な土地利用型作物です。
機械化の面からいえば、栽培に関する作業のほとんどが農業機械で行
える作物だといえるでしょう。だたし収益をだすためには、いろいろな
農業機械と採算に合うための広い土地が必要になります。

反対に、栽培に関する作業の大部分が機械化するのが困難な作物があ
ります。たとえば葉もの類であればホウレンソウネギといった 葉
もの類、果菜類であれば キュウリ・大玉トマト・イチゴにメロン、
そしてお花などです。これらを労働集約型作物といいます。
こちらは農業機械はさほど必要ありませんが、機械化出来ない部分に
投入する労働力が必要となります。

そしてこの2つのタイプの作物のうちの 平均な年の価格を例にとり、
数字で表すと、次のようになります。

作物  労働時間/10a  農業所得/10a  労働農業所得/1時間

 コメ  29.2時間     32067円    1100円
 大豆  10.1時間      1595円     176円
 ↑↓
 ネギ 1254.3時間   885000円     706円
 メロン 3100時間   3546000円    1278円


どうでしょう、農業で生産する作物というくくりでは同じ作物ですが、
その実態はまるっきり正反対なものだということが、おわかりになりま
せんか?

このような作物の栽培の実態と、その経営の実態を認識したうえでな
ければ農業改革論を論じられません。どの作物を扱うかで、方法論も
結論も、理想とする農業の姿が変わる
わけですから。

そして・・・なぜ、日本には土地利用型作物を使った農業や労働集約型
作物をつかった農業といった、いろいろな農業が存在するのかを説明して
お話はおしまいです。

 日本は南北にながーい山国。それゆえに気象も多種多様

これが日本にいろいろな農業〔と、いろいろな自給率〕が要る理由です。

 

▼ 土地利用型と労働集約型。この作物の違いが、カロリーベースでみる
  自給率と金額べースでみる自給率の違いの話
につながっています。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染