グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

トコジラミの蔓延を防ぐ方法のひとつとして。

2018-01-24 16:29:46 | Weblog
トコジラミの蔓延を防ぐ方法のひとつとして。

米国でいえば ワシントンやLAにボルチモアなどで繁殖していると
ニュースになっている トコジラミ(南京虫)。ニュースは​こちら​。
この世界中で拡大している虫に対する対抗手段は、彼らじゃないので
しょうか。本日アップした前回 と 併せて ご参考までに。

 ↓


『がルルルル という声が聞こえた。』

なついているのか、いないのか・・・よくわからないアシタカですが、
ときおり定位置にでてきているのを見かけると、やはり気になってし
まいます。

そんなとき、またたま庭で ハゴロモが手にはいりました。

で、さっそくアシタカのいるであろう神棚のおそばにまいったのです
が、さきほどまでいたはずのアシタカが、いなくなっております。

 うーん、どうするべか。
 よくよく考えたら、もちろん ハゴロモもだって
 たべられるのは いやだろうし、
 留守にしているのなら、生きているうちに庭に放すか・・・。


と、思案していたところ、背後から なにものかの視線を感じました。

ハエトリグモです。
振り返ると定位置から、こちらは愛嬌いっぱいに身体を揺らしながら
手に載せたハゴロモを見ています。

 ちょっと君には〔餌としては〕大きすぎるんじゃないかなぁ。

と思ったのですが、〔視線に負けて/笑〕ハゴロモを 置きます。


 認識っ。.jpg


ちょっとだけ羽ばたいたハゴロモの大きさに一瞬たじろぎながらも


 接近.jpg

 
ハエトリグモは、慎重に回りこみながら近づいて


 組み付いて.jpg


ガッと組み付き相手の反応を確かめるかのように“獲物”をふり回し


 してやったり.jpg


ようやっと仕留めたとわかると、
こちらに向かって どうだとばかりに、
自信たっぷりを装い・大げさな動きをみせます/笑。

その力強いポージングからは、がルルルル という声まで聞こえた気が
しました。


晴れ ひとから距離を置くクールなアシタカに比べて、ハエトリグモ
  は、なんとも憎めない愛嬌ものです。
  別ブログの農業ブログは こちら 。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​




ナンキンムシといえば。

2018-01-24 16:19:25 | Weblog
ナンキンムシといえば。

米国でいえば ワシントンやLAにボルチモアなどで繁殖していると
ニュースになっている トコジラミ(南京虫)。ニュースは​こちら​。
そんなナンキンムシの当ブログの2013年の回を再録です。よろし
かったら。

 ↓

『電子機器内に潜む〔ひそむ〕カメムシ!?』

海外に煩雑に出かける友人と会話しているときのこと。

虫に刺されたという足元を痒がるので患部をみてみると、そこにはたんに
虫に刺されたではすまないほどの〔掻きくずした〕傷と刺された跡があった。

 この患部のようすはたしか・・・

と、わたしが思い当たったのはカメムシの仲間である吸血性の昆虫・トコ
ジラミによる被害。いわゆるナンキンムシによる刺し傷である。

“病院にいかずとも治る”と言い張る友人に紹介したのは

 ■ 2009年の4月・米国ワシントンから配信された このニュース 
 ■ 2012年の7月の NHKの 特集番組のサイト
 ■ 2013年9月・米国ニューヨークから配信された ニュース

でした。

これらのニュースや、自分で検索したトコジラミ被害の情報を得た友人。
治療してもらいにいった病院で処方された薬の効果で 傷は快方に向かっ
ています。

それにしても“電子機器内で繁殖することもある”というのは脅威です。

ちなみに 月いちのわりで出張にでかけるわたくしの場合ですが、

帰宅したらとりあえずバックをひろげて、部屋の中をかってに徘徊して
いる/笑 ハエトリグモ  や アシタカグモにパトロール してもらっております。

そして余談ですが・・・

このまま世界の気温があがっていって、トコジラミの生息域が拡大
し続けていくとするならば、そのうち 機械の本体を自らの機能で 
防除の目的で〕加熱したり・冷却したりできる

 抗トコジラミ携帯や、対ナンキンムシ〔蒸しですね〕パソコン

などといった機能がついた製品の開発が熱望されるようになったりして。


晴れ 温度と生物の生息域関連の話ということで、コメにひろがるカメムシ
  被害は こちら 。 別荘をもったナメクジの話は こちら です。


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動き始めた木材需要。

2018-01-19 11:41:04 | Weblog
動き始めた木材需要。K

2015年2月にものですが、次回の参考分として掲載です。

 ↓


日本を代表するスギの丸太の主産県である宮崎県。 そんな宮崎県の[主要な
国道や県道ではなく
]山間部の農道などを走行していて目につく風景が、これ。

のの 山 4

そう、伐採された丸太。

 山 5

ちかよってみると、かなりの量であることがわかります。

のの 山 6

径もけっこうでかい んですよね。

この集積してある丸太のある場所から、車を離しつつ

のの 山 3

すこしづつ・すこしづつ 遠くに離れて

ののの 山 2

ズームアウトしていくと・・・

のののの 山 1

このように、あたり一面が伐採された[数年前には予想すらできなかった
このような光景が広がります。

そう、いま宮崎県では、丸太の需要が[急・急・急増というかんじで]急増
しているのです。

そして木だけに気になるのは、この丸太の需要急増の理由ですが

 ■ ここのところの円安による外国産材のコスト高による需要減
 ■ 低質材を原料とするバイオマス発電施設[現在県内5ケ所]の稼働開始
 
そして、なんといっても

 ■ 中国向けの輸出急増

などがあげられています。この中国向けの輸出を数字で追うと

 2012年  2013年  2015年
 6000弱  23910  50000強 [立法m]

となるのだそうで、そのあまりの増加ぶりには驚かされるしかありません。

それは、「伐採された山を みるようになってきたわけだな」と、だれしも
を納得せしめる数字でありました。

つづく。


 晴れ そして価格ですが 県の森林市場によれば 12年度・8300円、
  13年度・10300円、そして14年度は12000円になった
  のではないかと予想されています。 → 参考資料は こちら 。


 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




ジャンボタニシや草の防除には“田起こし”が有効。

2018-01-17 11:44:43 | Weblog
ジャンボタニシや草の防除には“田起こし”が有効。H

やっぱり暖冬なのかなとおもっていたなかでの寒波襲来。そんなせっか
くの寒波を防除にしっかり利用しようというおはなしです。おそらくは
もっとも寒い節気。やるなら いま だなと。

 ↓

『ジャンボタニシや草の防除には“田起こし”が有効。』

壁一面に産み付けられた ショッキングピンクの卵・たまご・卵 !!
悲しいかな、いまやこれは日本の日常になりつつある光景なのです。

この卵から孵ってくるのは、ジャンボタニシ こと スクミリンゴガイ。

昭和56年頃に海外から食用として日本に持ち込まれて野生化し、関東
以西の水稲やレンコンに大きな被害を及ぼしている貝になります。

画像は こちら 。

 images.jpg


このスクミリンゴガイは繁殖力が極めて旺盛、汚水にも強く、用排水
路やクリークで増殖しながら移動分散し続けています。この急速な増
加に伴い、「昨年までは見なかったけれど、今年になってからの増殖
ぶりには驚いた
」などと農家さんがおっしゃるのは日常温茶飯事のこ
とと
なった感が大いにありますよ〔地区の一斉防除で数十キロとれたり〕。

さて、そして。そんなスクミリンゴガイの防除に最適な時期、それが 
彼らが眠りつく いま、 トラクターで田を起こすこと なのです。

そう、収穫の終わった水田の土の中、5センチ程度の深さで休眠を図る
彼ら地中の貝の貝殻を回転するトラクターの爪で破壊、もしくは地表に
かき出して凍死させる・・・。

この機械的な防除は けっこう効果があるんです。

効果を高めるにはコツとしては・・・ 

  ロータリーの回転数を上げる こと
  そして 低速で耕うんする こと

が挙げられますよ。

この処置を施した水田においては、じつに 90パーセント以上の駆除
率があった
 とする試験結果もありますので、心当りのある地区では、
ぜひ この防除法もお試しくださいね。

そしてもちろん、雑草防除にも田起こしは有効宿根草の地下部を破壊したり、
地表に出すことによる寒さによる防除
]です。


 晴れ もちろんジャンボタニシのはなしも取り上げて↓ ます。

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 ゾンビ な カマキリ 。

2018-01-11 14:43:08 | Weblog
 ゾンビ な カマキリ 。

先月、​12月の中旬前後に保護したカマキリ​の話をお伝えしました
が・・・今回はそれから6日ほど経過したときの話になります。

植物の存在する気配のない倉庫の壁のスレートにぶら下がった格好
のカマキリをみつけたのは、クリスマスの終わった12月26日。
お昼休みを終わったばかりの仕事中のことでした。

     

全く動く気配のないカマキリ。それはそうですよ、最低温度が0度
の日もつづいたきょうこのごろ。

それを踏まえて、当然のことながら、これはこのカマキリの状態は

 たまたまたどりついたこの場所で
 ぶらがったまま凍死していいたのであろう

と 判断し可哀そうにおもって、とりあえず遺体を回収し、仕事が
終わったら植物の生えている場所にでも埋葬してあげるかと考えた
のです。このまま野ざらしのままではあまりにも寒々しすぎますも
のね。そんなカマキリの遺体の様子が ↓ こちら。


      
      


やはりというか、指で触っても まったく動かないカマキリ。

その足を1本づつ順に丁寧にひき剥がし、暖房のはいった事務所の入
口ちかくにあるデスクのうえにとりあえず転がして置いたところで、
かかってきた電話に対応し、そのまま仕事に戻ったのでした。

それからいつのまにか30分ほど時間が経過し、

 あっとそういえば カマキリちゃん埋めてあげなくっちゃ。

と、カマキリの遺体の存在を思い出したのが15時の休憩の時間。
そこで園芸用のスコップをもちだし、遺体を置いていたデスクのそば
にちかづいたところ・・・そこには ウソだろといいたい事態が!

なんと、そこには姿勢を正し目を動かしているカマキリがいたのです。

 




ゆっくりとした、とてもゆっくりとした動きながらも、生きて
いるという気/きを身体から発するカマキリ の 姿。
心なしか身体の色まで変わっています。

完全に死んでいるとばかりおもいこんでいたこちらはとにかく
びっくり!

おそるおそる触ってみるとやはり生きてる。とりあえずゾンビ
ではないと確認できたので/笑、埋めるのはもちろんやめにして、
ペットボトルを切って作った急ごしらえの植物つき避難所を作
成し、生き返ったカマキリにはそのなかにはいってもらったの
でした。




それにしてもの、真冬のカマキリ。

いったい彼女はどこからきたのか、どう考えても不思議すぎる
昨年末のできごと。



いまさいしょの写真を確認してみると、喪章をつけたようなカ
ラーリングの美しい腕を見せびらかしながら、こちらが不思議
がるのをまるで笑っているかのような彼女の表情や如何ん。


晴れ うごきだしているカマキリの姿を目にした瞬間
  ♪死んだはずだよ、​お富さん​・・なんて歌詞の
  春日八郎さんの唄声が わたくしの脳内に響いた
  のですから、おもろしろいですよね、またこれも。
  
 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​