グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

キンモクセイが気にならないほどのカメムシの匂い。

2014-09-30 15:32:21 | Weblog
キンモクセイが気にならないほどのカメムシの匂い。


初秋に、町木として大量に植えられたキンモクセイの香りが漂ってくると、
なんだか頭が重くなる症状に悩まされている と書いたのは前回でした。

が。

今年は ちがったのです。そんなキンモクセイの香りが気にならなかった。
その原因は こちら。


ののののののの
カメムシ

そう、 夜間に灯りに飛来する カメムシ です。

先週の9月23日くらいからの1週間。 宮崎県・児湯郡の、電柱の街灯、
自販機、住宅の窓、車のヘッドライトなどといった夜間の明かりという明
かりには、たくさんのたくさんすぎるカメムシたち が 飛来したのです。

街灯の下で踏まれたカメムシや 家屋に侵入して暴れるカメムシのガス[
危険を感じたときに発する刺激臭]が、[例年体調がおもわしくなくなる
原因だと考えられる
キンモクセイの香りを完全に上まわったのです。

はじめての体験となった、このミナミアオカメムシの大発生・・・その匂い
たるや それはもう、すごいものでした。

生物学的な興味からいえば

 発生密度が大きく変動するうえ、飛来時期も年によって異なる

とか、

 狭い面積で、いきなり大発生することもある

という、生き物としてのカメムシの不思議を垣間見れたのは幸せなことだっ
たのかもしれませんが、灯りの下を通るごとに ペチペチ というカメムシ
を踏んだ時の音が聞こえたり・取り込んだ洗たくもののなかから匂いととも
にカメムシがころげでてきたり という体験は、できればもう経験したくあ
りません。 カメムシのもたらす農業被害については こちら。

そして、いま[9月30日]。

カメムシの姿がほとんどみえなくなった灯り[ライト]を見ながら、『来年
の9月の中旬にはたとえ頭が重くなっても例年どおりにキンモクセイの香り
のほうがいいな
』なんて思っています。


◎ 「田畑をつっきる道に設置してある自販機が緑色に見えた」なんて
  いうお話も、農家さん方から聞かされましたよ。こわー。

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キンモクセイのお花は、シロなのか、クロなのか。

2014-09-29 19:05:33 | Weblog
キンモクセイのお花は、シロなのか、クロなのか。H

「キンモクセイの花が満開になる時期になると花粉症の症状がでる」とい
う方も多い
みたいですね。かくいうわたくしもその一人。くしゃみ、鼻水、
鼻づまりが始まり、晴れた日には偏頭痛や体のだるさを覚えてしまいます。

で、この花粉症の症状を作り出している憎き犯人は、キンモクセイだっ!
・・・と思いたい
のですが、専門的なページになるほど、キンモクセイ犯
行説には消極的なようなんです。専門的なページは こちら 。

そのようなページで、秋の花粉症を起こす原因としてあげられているのは、
ブタクサに代表されるキク科の植物や クワ科のカナムグラ、イラクサ科
カラムシなどがあげられているようです。そして意外だったのはヨモギ
ヨモギも原因になるとは知りませんでした〔セイタカアワダチソウが最近
では原因視されなくなったのは知っていましたけれど〕。

そしてそんな植物たちの映像は こちら ↓ 。

 071001feature_2.jpg

しかしですね、ひきつづいて秋の花粉症にはこんな話もあるんです。

『秋の花粉症の原因植物は高さがせいぜい2メートルしかなく、上空の強
 い風に乗って数キロ先まで花粉を飛ばすスギやヒノキとは異なり、花粉
 は数十メートルしか飛散しないという特徴がある』ために「原因となる
 植物に近寄らないだけでも十分予防できる


という話です。

この話を考えたとき、個人的に今の時期にブタクサやカナムグラやカラム
シそしてヨモギなどに、出会う機会はあまりないので、これらの植物によ
る花粉症とは考えにくいのです。

そのかわり、キンモクセイはいっぱい!出会うんですよ。
なにせ町の木が、キンモクセイときてるのですもの/笑。

いま現在、この文を書いている間でさえも、窓を素通りした感じで漂って
くるキンモクセイの香りを確認しつつ思うのです。『キンモクセイってシ
ロ?』、と


ただし、クロだとわかっても、引っ越す予定がいまのところないだけに
それはそれでつらいのですけれど。はっははは〔笑うしかないですよね〕。


◎ ユスリカなどの昆虫アレルゲンもありなんですよ。 ↓ とりあげています。

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農作業に長袖・長ズポン・手袋がよい理由。

2014-09-25 16:40:06 | Weblog
農作業に長袖・長ズポン・手袋がよい理由。す

庭仕事やガーデニングの秋到来・・・そんな作業時ですが、やはり基本は
 長袖・長ズポン・手袋で というお話しです。
2011年分ですが、よろしかったら。



外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」が、東海地方に生息域を広げている こと
を一昨年の10月30日の朝日新聞が伝えました。その時点で、すでに名古屋
港や四日市港、その周辺部には定着していたとみられ、現在では周辺住宅地に
進出しているケースも多い
ことが懸念されています。

1995年に、日本で始めてこのクモの生息が確認された大阪府では、庭の
掃除中や、庭先に置いたスリッパを履いた時にかまれる
実例が多く、昨年の
被害は12件と報告されています。

したがって、庭に出て作業することの多いガーデナーは以下の点に注意するこ
とが事故を未然に防ぐことにつながります。

 ● ガーデニング作業はもちろん、軽い草抜きにも長袖・軍手等の着用を。
 ● 庭のサンダル等を履く場合は、履く前に確認
 ● サンダルの場合は、靴下を履き、素足での作業は控える。


といったことです。これだけでもずいぶん危険は少なくなりますよね。

また、普段から、防除のために、クモがいそうな場所を確認することも大事
となります。クモがいそうな場所とは、たとえば

 ● 花壇のまわりのブロックのくぼみや穴
 ● プランターと壁とのすき間
 ● うつ伏せにしてうるカラの植木鉢の内部


そして、わたくしがよく確認する場所が・・・

 ● 排水溝の側面やふたの裏
 ● 芝生や植木などに設置してある水抜き管や配水管の内部


となります。また庭というか、庭以外でも気をつけなければならない場所と
して

 ● 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏などの人工的な熱源の周り
 ● お墓参り時の、墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間


といった風のあたらぬところが要注意です。つづく・・・。


◎ 冬場は彼らだって、あったかいところが恋しくなるんですね。
  だから、あぶなくなるのは むしろ・・いま

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庭仕事中・・に感じた胸騒ぎの正体は。

2014-09-23 16:10:45 | Weblog
庭仕事中・・に感じた胸騒ぎの正体は。

次回分の資料として再掲載です。

 ↓

夏も終わりそうなので・例によって、ツタを這わせたブロック塀の
茂ったツタの葉の剪定 を はじめたわけですが・・・

ブロック 4

数メートル先にあるコーナー付近に、なにやらただなら気配・・・。

ブロック 3

小雨の雨粒に濡れた葉の間に見えたものは

ブロック 2









 蜂の巣です。そう、そこにあったのは アシナガバチの巣

ののののののの
ブロック 1

 アシナガバチの、この巣の色がブロック塀の色に似てるからなのか、
 ツタの葉や ツルの形状が 巣をぶら下げるのに最適だからなのか、
 ブロック塀が 激しい雨を避けてくれるからなのか、
 昼間に熱を吸収するブロック塀が、夜間あたたかいからなのか、


そのあたりの理由はわかりませんが、この場所が好きらしいアシナガ
ハチの営巣には 困ってしまいます。

悪い予感に 気づいたからよかったのですが、もし気づかないままに
ハサミによる剪定をつづけて

ブロック塀によって片側の空間が閉鎖された、こんな足場のわるい場
所でハチに襲われていたら、まず病院いきは まちがいのないところ
であったことでしょうね。

ハチとヒト。

いわゆる温暖化による気温の上昇が原因での、ハチとヒトとの生活圏
の重なり
は、今後も ますます増えていきそう
です。


◎ “野ギャル”。かつて話題になった彼女らは、ハチや蝮。それに
  マダニにおそわれることはなかったのでしょうか。
  危険に遭遇するたびに、心配になっていたのは まさにそのこと。。

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「秀吉の一番長い戦い」であったという本陣跡へ。

2014-09-20 22:12:48 | Weblog

「秀吉の一番長い戦い」であったという本陣跡へ。


 「最も多くの付け城が築かれた戦さ」「秀吉の一番長い戦い」

などといった表現が用いられる三木合戦[こちら]で有名な、三木市の秀吉
本陣跡にいってまいりました。

駐車場に用意されている詳細な地形図に案内されるままに、まずは150
メートルほどの坂を上って、その後水平に太閤道をとおり、本陣跡にいた
る様子がこちらです。


ののののののの
秀吉本陣あと。

その本陣あとには、かつて三木城のあった方角を正面に望める5メートル
ほどの高さの 櫓/やぐら が建ててあったのですが、


ののののののの
三木白を望む

三木城までの距離も遠く、その城を包囲した面積も広大で、この合戦の
スケールのでかさ には びっくり。

おりしも現地は水稲の登熟期。
眼下に広がる普通期水稲の水田の多くでは、稲穂が黄色く色づきはじめ
ておりましたが・・・

 田をおこして、土づくりして、田を鋤いて、田植えして、
 水管理して、イネ刈りして、秋祭りをする


なんていう時間が2回もできるほどの長いあいだ包囲するという、織田
軍のかけた時間の長さにも、ただただ驚かされました。


◎ 本陣あとに登る登山道の、なんと土のやわらかなこと! この付近の
  山の土であれば、ここは昔から豊かな土地であったことかと。

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