グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。。

2021-10-29 21:43:28 | Weblog
シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。。
小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたで
あろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前
にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまっ
たシマへビのシマちゃん[​こちら​]。

そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにし
て、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退する
ことができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかく
にも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至り
ました。

で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っているこ
とを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!]

  

内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいか
んと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切
れ目をいれる作戦を決行。。。。

 

切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を
広げて・・・

  

切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側
に押し戻すことに成功しました。

ほっ。

シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを
心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの
素早い救出に成功しました。

   

そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとって
は生死を分けたプラスチック片となります。

ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑
の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九
州の酷暑と湿気についてのはなしは ​こちら​。


晴れ その後のシマちゃん。
  バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして
  すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ
  ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




酷暑はシマちゃんまで惑わせる。

2021-10-26 14:50:26 | Weblog
酷暑はシマちゃんまで惑わせる。
9月にはいったというのに、まだまだ暑い夏。そんな酷暑残暑の
続く南九州の午後3時。 お茶の時間にクーラーをかけた室内で
コーヒーをのみながら、なにげに外をみていたそのとき。
事務所の前庭においてある 高さ50センチ・直経60センチの
大きな鉢の水抜き穴付近に、なにか動くもの・・・ おそらくは
生き物の姿が見えた。

熱くなっているはずのアスファルトの表面をバシバシと叩きつけ
ている、なんだか黒っぽい鞭/ムチ状の物体。鉢の大きさからいっ
て、おそらくは 40センチくらいの、細長い生物。

遠目でみていて、それはいままでにみたことがない生き物・・。

ということで、おっとりがたな[おっとりカメラですね笑]で、店
から飛び出し、謎の生き物の様子を まじかでみれば・・・・

なんと これは ヘビ。シマヘビです。


  

シマヘビの尻尾がその謎の生物の正体なのでした。

焼けるような暑さになっているアスファルトの表面を打ちつけつ
づけるヘビの尻尾。

元気があってよろしい・・・なんて思えもしますが、この様子は
ただごとてではない。ということで、ちかくによってまじまじと
観察してみれば

 

水抜き穴より、どうみてもヘビ・シマヘビの胴のほうが太い。

  

どうやら 暑さ対策として、以前には楽々は通過することが
できていた水抜き穴が、成長したいまとなっては想定外に小
さくなっちゃったがために・・・、
入ることはおろか、引き返すこともできなくなって、苦しんで
いる状態にちがいないと、わたくし判断するに至りました。

  

とうのシマヘビにしてみれば、苦しい腹部の圧迫に加え、困る
のは盛夏の太陽に熱せられたアスファルトの熱高温。時間が経
過するとともに、きっと息も絶え絶えになってきているにちが
いありません。その証拠にあんなにはげしく鞭うつかのように
激しくアスファルトを叩いていた尻尾というか、ヘビの下半身
の動きが、じょじょに弱くなってきているのも感じられはじめ
たのです。

これはいかん、とにかく早く、急いで助けねば・・・つづく。

それにしても どじっちゃいましたね、シマちゃん[こちら]。
賢いはずのヘビにしては、今回のこの失態。やっぱり酷暑のせ
いだとおもわざるを得ないかんじなのでしょうね、この状態は。


晴れ 前進するときに 体表面にあるウロコを立て、地面
  に引っ掛けることもするヘビ。だから頭を方向転換
  できる空間がなければ、バックはできず、いちど頭
  からはいった穴からはでられない・・という話があ
  ります。実際に石垣にはいっているヘビを引っ張っ
  た経験が数度あるのですが、ほんとに引きづりだす
  ことはかないませんでした。 ということで今回の
  救出方法やいかに。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




ペット・セメタリーでもあるまいに。

2021-10-21 17:00:41 | Weblog
ペット・セメタリーでもあるまいに。

 雨の降っているあいだに終わらせたいな

と、仕事があがったあとの日暮れ前に取り掛かった刈り払い機に
よる除草作業。 そう、刈り払い機による除草作業は、石も撥ね
ぬし・汚れも流れるし ということで、 じつは降雨時のほうが
好都合 なのだ。  ← 前回[こちら]からのつづきです。ひきつづき
2016年分となります。


ただ問題は日没。19時前には終わらねば、いくら日の長い南九
州だとはいっても、さすがに中止に追い込まれてしまう。

ということで、とにもかくにもスピード。

普段はブロック塀や庭石に気をつけながらの作業を心がけるのだ
が、今回ばかりは刈り払い機のコードが切れるのも厭わずに予備
のコードを常備・交換しながらの作業を続ける。

そんな草刈り作業が、前回にご紹介したシマヘビの塚にさしかか
った。

 やすらかに眠っているかな、あの若いシマヘビは。

などと、埋める前に見たあの澄んだ目の色などをおもいだしつつ、
作業を続けた。

そして19時。

大慌てで・やっつけた草刈り作業が無事終わって、本来ならやり
遂げた感いっばいになるはずの心に、なにかひっかかりがあるこ
とに気づいた。

 あ、ひょっとすると。

と、その 心に沸いてた釈然としない気持ち に つき動かされ
るされるように、カメラを持って あのヘビの塚に向かう。


  セメタリ1 セメタリ2

そこで見たのは

   セメタリ4

埋葬した場所から移動した墓標の石 と、埋葬するときにかけた
はずの土がなくなってしまった穴・・・たしかに異変がおこって
いたのだ。

雨のせいもあって薄暗くなりかけた19時ジャスト。急ぎの草刈
り作業中では、わかりようもないできごと。

 あのシマヘビ。ひょっとして生き帰って這い出たのか?

とも、おもったのですが、いやそんなはずもない。何者かに掘り
起こされたにしては、まわりの軟らかな土に足跡もついていない。

そう、ペット・セメタリーでもあるまいに と思わせられた、な
んだか不思議なできごとでした。


晴れ ちなみにこの美しすぎるヘビの轢死体を見つけたのは
  じつは同じ班内で亡くなられた方のお葬式の段取りの
  はなしをしにいったかえり道。したがって埋めたのは
  お通夜の日&ほりかえされていたのがお葬式の翌日。
  それもあってか 不思議なかんじが ばいぞー。

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しまちゃんではなかった。けれど・・

2021-10-20 15:40:30 | Weblog
しまちゃんではなかった。けれど・・


前回[こちら]から1年後、2016年分となります。


両脇がコンクリート塀になっている小径[こみち]。

 のののの道路

10分前ほどに通った小路を、逆から帰ってきたとき。さきほどには
なかったはずのむかって右側の道路わきの溝ふたの上。
写真の “とまれ”の白文字の“れ”の字付近に、ロープ状の物体があ
るのに気づいた。

 んっ!?と一瞬考え、

ひょっとするとと思いながら、おもわず小走りでちかづいてみる。

 やはり。

予感は当たった。 そこにいたのは シマヘビ だった。

 しかし様子がおかしい。

近寄っても動かないのだ。ひょっとしたらと思いつつ、なめらかな
鱗の表面を そっと指で撫で、体躯のなかほどに2つの傷があるの
を確認した。

推測ではあるが・・・この個体は 左のブロック塀を降り右側に渡
ったところで、やってきた道幅いっぱいの大型車のタイヤに轢かれ
てしまったのだろう。

 この先で造成工事がはじまったところだからな

と、工事が始まる前にはこの道を通らなかったはずの、その大型車
のタイヤの突起を思い浮かべた。

もっていたノートを丸めてポトムスのポケットに差し込み、そっと
両手で シマヘビを、ほんのさきほどまで呼吸していたはずのシマ
ヘビを持ち上げる。


 ののしま6  しま4
 ののしま5  しま3


家に帰り、この個体を木製のパレットの上にのせ、身体の色や体長
を調べ・・・うちにいる しまちゃんではなかったことを確認して
安堵しつつ、スコップを準備した。


 ののののしま1


土砂を満載したつぎのダンプが通る前になんとか埋めてやれるのが
せめてもの供養になるかなと思いつつ


 ののへび塚  へび塚1 

 ののののへび塚2

花の終わったばかりのヒラドつつじの根元に穴を掘り、そのなかに
傷口をしたにして そっとおき、土をかけ、墓標の石を置いた。

そのとき

 ゴォー

と、両脇のブロック塀にエンジン音を反響させながら、土を満載し
たダンプが、あのせまい道の道の奥からゆっくり徐行しながらうご
いていくが見えた。

自分がとおりがかった道での、きわめて近い時間内でおこったでき
ごと で あっただけに、なんとかならなかったものかと思いなが
ら去りいくダンプ をじっと見つめた。

6月の宮崎の海岸部地方にしては、ずいぶんと涼しい風の吹いてい
たお昼前のできごと。


晴れ ますます住宅街になりつつありますが、昔の名残りの水田
  が南側に1枚だけ残っているおかげで まだまだいろいろ
  な生物が出没します。

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なーんだ、しまちゃん♪だったのか。

2021-10-19 15:56:01 | Weblog
なーんだ、しまちゃん♪だったのか。

別ブログの2015年分ですが、次回関連でよろしかったら。
 ↓


ほろ酔い加減で月でも撮ろうかと、 暗い勝手口を出た瞬間〔とき〕っ、
住宅〔いえ〕の壁沿いを疾走する なにか を発見っ。




 なにものっ.jpg

バッテリーチャージがまにあわないままに、連写・連射・れんしゃ・・。
そして フラッシュを点けた ファインダーにとびこんできたものは・・・




なーんだ、しまちゃん♪ だったのか。       しまちゃんか。.jpg

〔追いかけて連写しちゃって〕驚かしてごめんなさい。

おっ、 明日は ジャンボ宝くじ買わなくっちゃだね。教えてくれて
ありがとう。。

 ● ヘビ と 金運 については こちら 。



晴れ いまはすっかり住宅街になりましたが、昔の名残りの水田が南側
  に1枚だけ残っているおかげで いろいろな生物が出没します。

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