“寒波の春”には、ヒヨドリの群れ。
『棚に停まっては 切干ダイコンさえもむさぼり、イチゴのハウスに侵入
しては、まだ熟れてもいないイチゴの果実をつつく。しまいには公共の
施設の花壇に植えられたハボタンさえも食い尽くしてしまう』
というふうに 一昨年の冬、異常なほど数で押し寄せ、すさまじい食欲を
みせた鳥がいました。
ヒヨドリ です。
防鳥ネットを張っていたとしても、そのネットをくぐり抜けては農作物を
繰り返し襲うヒヨドリの群れ・・・標的とされた作物の茎葉が みるみる
なくなっていくそのさまには、見ていて“恐怖”を感じましたよ。
そして、2013年01月。昨年12月からの寒波の襲来とともに、日ごとに
この鳥が増えています。
ということで、まずは 一昨年のヒヨドリ被害に関する被害の様子のご
紹介です。
■ 被害例 1
県内有数のキャベツやブロッコリーの産地、糸島市でヒヨドリが収穫
間近の野菜を食い荒らす食害が相次いでいる。同市のまとめでは、最
近の約2カ月間で被害額が4600万円。昨年度のイノシシ被害を既
に上回った。市農業振興課は「この冬は寒さが厳しく、餌を求めて山
から下りているのだろう」とみており、畑の上を覆う防鳥網を購入す
る農家に、費用の一部補助を始めた。
同市によると、ヒヨドリ被害は、過去5年では年間600万-1千万
円で推移していた。ところが、昨年12月中旬から多発し、市全域で
深刻化。昨年度の鳥獣被害で最も大きかったイノシシの3615万円
を、2カ月程度で約1千万円超えた。
同市東でキャベツを栽培する女性(70)は「数時間おきに50羽ほ
どの群れが飛んできて一気に食い荒らすこともある。これだけの被害
は十数年ぶり。防鳥網もたるんでいると玉をつつかれ大変」と頭を悩
ませている。
■ 被害例 2
津奈木町や芦北町のミカン畑で、ヒヨドリによる食害が拡大している。
特に収穫期を迎えているデコポン(品種名・不知火)では、収穫量が
例年の半分以下に落ち込んだ生産者もいる。
雪が降った年末から、ハウス栽培は無事だが露地物に被害が集中、約
300トンが被害を受けていると予想。例年はあまり食害がない甘夏
にも出始めている。
通常だと荒天時は収穫作業をしないが、今年は被害拡大を防ぐため、
雪や雨の中、収穫を急ぐ農家も多い。農家のひとりは「ヒヨドリは1
千羽ほどの集団で移動し、熟れた果実だけを狙ってくる。人間に勝ち
目はなく、諦めるしかない」と話していた。
そしても最後に ヒヨドリ対策です。
危険がないと判断した特定の畑から襲ってくるヒヨドリに 最も効果
的だった対策、それは狙いをつけられる前に〔野菜に〕張るパスライ
トやパオパオにでした。
ヒヨドリの群れが大群となりつつある地域では、よろしかったら早め
に ためされてみてください。
◎ 葉物野菜が安いと少ないくせに、葉物野菜が高くなってくると、
とたんに大群で やってくるヒヨドリたち。なんとも頭の痛い
問題であります。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
『棚に停まっては 切干ダイコンさえもむさぼり、イチゴのハウスに侵入
しては、まだ熟れてもいないイチゴの果実をつつく。しまいには公共の
施設の花壇に植えられたハボタンさえも食い尽くしてしまう』
というふうに 一昨年の冬、異常なほど数で押し寄せ、すさまじい食欲を
みせた鳥がいました。
ヒヨドリ です。
防鳥ネットを張っていたとしても、そのネットをくぐり抜けては農作物を
繰り返し襲うヒヨドリの群れ・・・標的とされた作物の茎葉が みるみる
なくなっていくそのさまには、見ていて“恐怖”を感じましたよ。
そして、2013年01月。昨年12月からの寒波の襲来とともに、日ごとに
この鳥が増えています。
ということで、まずは 一昨年のヒヨドリ被害に関する被害の様子のご
紹介です。
■ 被害例 1
県内有数のキャベツやブロッコリーの産地、糸島市でヒヨドリが収穫
間近の野菜を食い荒らす食害が相次いでいる。同市のまとめでは、最
近の約2カ月間で被害額が4600万円。昨年度のイノシシ被害を既
に上回った。市農業振興課は「この冬は寒さが厳しく、餌を求めて山
から下りているのだろう」とみており、畑の上を覆う防鳥網を購入す
る農家に、費用の一部補助を始めた。
同市によると、ヒヨドリ被害は、過去5年では年間600万-1千万
円で推移していた。ところが、昨年12月中旬から多発し、市全域で
深刻化。昨年度の鳥獣被害で最も大きかったイノシシの3615万円
を、2カ月程度で約1千万円超えた。
同市東でキャベツを栽培する女性(70)は「数時間おきに50羽ほ
どの群れが飛んできて一気に食い荒らすこともある。これだけの被害
は十数年ぶり。防鳥網もたるんでいると玉をつつかれ大変」と頭を悩
ませている。
■ 被害例 2
津奈木町や芦北町のミカン畑で、ヒヨドリによる食害が拡大している。
特に収穫期を迎えているデコポン(品種名・不知火)では、収穫量が
例年の半分以下に落ち込んだ生産者もいる。
雪が降った年末から、ハウス栽培は無事だが露地物に被害が集中、約
300トンが被害を受けていると予想。例年はあまり食害がない甘夏
にも出始めている。
通常だと荒天時は収穫作業をしないが、今年は被害拡大を防ぐため、
雪や雨の中、収穫を急ぐ農家も多い。農家のひとりは「ヒヨドリは1
千羽ほどの集団で移動し、熟れた果実だけを狙ってくる。人間に勝ち
目はなく、諦めるしかない」と話していた。
そしても最後に ヒヨドリ対策です。
危険がないと判断した特定の畑から襲ってくるヒヨドリに 最も効果
的だった対策、それは狙いをつけられる前に〔野菜に〕張るパスライ
トやパオパオにでした。
ヒヨドリの群れが大群となりつつある地域では、よろしかったら早め
に ためされてみてください。
◎ 葉物野菜が安いと少ないくせに、葉物野菜が高くなってくると、
とたんに大群で やってくるヒヨドリたち。なんとも頭の痛い
問題であります。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」