日照不足気味の天気がもたらしたもの。
平年であれば、春先になると毎年水不足やヘタすると旱魃が心配される
ほどの南九州であるはずなのですが・・・本年は様子がちがいます。
2日か3日のあいだ晴れたと思ったら、また雨といったぐあいに“異常
に雨が多い気候”は、3月になっても続きました。
この平年とはちがうお天気の影響をうけたのは、施設栽培のお野菜たち。
お日さまのでる時間が少なくなるので、必然的に生育に不可欠な日照量
が不足がちになることで、作物に生育の不良状態をひきおこすことにな
るのです。そんな状況のなか散見されたケースですが・・・
のののの たとえば こちら。
折ってみても、その中ほどは普通のおいしそうなキュウリなのですが、
ののののののののののののののの
もう少し先の、果実の中ほどから先端部にかけて、すじ状に褐変した
部分 が走っています。
ののののののののののののののの
これは病気や虫害によるものではなく、微量要素であるホウ素の欠乏
によるもの。栽培されている土の状態による影響[加湿や土壌のPH値
の低下など]だと考えられます。
もちろん、これでは商品にはなりません。そこで3月23日の日照不
足時の管理対策を徹底してやってもらい、そのうえでホウ素やカルシ
ウムのはいった葉面散布剤[ライムショット]を施用することで回復に
努めました。
そうした対策が功を奏し2週間ほどで状況は改善していきましたよ♪
まあしかし珍しい事例ではありました。「例年ならこの季節には晴天
続き、むしろ過乾燥による石灰欠乏の症状が起きるケースが多いのに
なぁ」と、思うことしきりでした。
ということで今回は、作物の生育障害は気象状況の変化によってもた
らされ、その気象状況によって生育障害の種類も変わるというおはな
しでした。
◎ それにしても困るのは、 ❝外からみてもわからないが、内部に
支障がある作物❞です。障害があることがわからないまま消費地
に運ばれ、そこで障害があることが判明する。こういう事例がた
び重なると[たとえ万本中の1本の発生ではあったとしても]
生産地の信用はガタ落ちになり、最悪の場合だと出荷停止の事態
まですすむことにもなりかねません。生産者側にとって、こうい
った事態は、なんとしても避けねばならないとても大きな問題だ
といえますね。→ そんな土関係はなしは こちら 。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
平年であれば、春先になると毎年水不足やヘタすると旱魃が心配される
ほどの南九州であるはずなのですが・・・本年は様子がちがいます。
2日か3日のあいだ晴れたと思ったら、また雨といったぐあいに“異常
に雨が多い気候”は、3月になっても続きました。
この平年とはちがうお天気の影響をうけたのは、施設栽培のお野菜たち。
お日さまのでる時間が少なくなるので、必然的に生育に不可欠な日照量
が不足がちになることで、作物に生育の不良状態をひきおこすことにな
るのです。そんな状況のなか散見されたケースですが・・・
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折ってみても、その中ほどは普通のおいしそうなキュウリなのですが、
ののののののののののののののの
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もう少し先の、果実の中ほどから先端部にかけて、すじ状に褐変した
部分 が走っています。
ののののののののののののののの

これは病気や虫害によるものではなく、微量要素であるホウ素の欠乏
によるもの。栽培されている土の状態による影響[加湿や土壌のPH値
の低下など]だと考えられます。
もちろん、これでは商品にはなりません。そこで3月23日の日照不
足時の管理対策を徹底してやってもらい、そのうえでホウ素やカルシ
ウムのはいった葉面散布剤[ライムショット]を施用することで回復に
努めました。
そうした対策が功を奏し2週間ほどで状況は改善していきましたよ♪
まあしかし珍しい事例ではありました。「例年ならこの季節には晴天
続き、むしろ過乾燥による石灰欠乏の症状が起きるケースが多いのに
なぁ」と、思うことしきりでした。
ということで今回は、作物の生育障害は気象状況の変化によってもた
らされ、その気象状況によって生育障害の種類も変わるというおはな
しでした。
◎ それにしても困るのは、 ❝外からみてもわからないが、内部に
支障がある作物❞です。障害があることがわからないまま消費地
に運ばれ、そこで障害があることが判明する。こういう事例がた
び重なると[たとえ万本中の1本の発生ではあったとしても]
生産地の信用はガタ落ちになり、最悪の場合だと出荷停止の事態
まですすむことにもなりかねません。生産者側にとって、こうい
った事態は、なんとしても避けねばならないとても大きな問題だ
といえますね。→ そんな土関係はなしは こちら 。
