グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

いま新聞は地方紙がおもしろい。

2012-06-28 10:24:11 | Weblog
いま新聞は地方紙がおもしろい。

マニフェストを信じて投票してしまったのを後悔しつづけている私 に
とって、いま おもしろいのは、だんぜん 地方紙です。

そんな魅力的な地方紙の 27日社説の数々は こちら ↓ 。


  信濃毎日新聞 の 「民主党分裂 ごり押しの付けが回る」 

  秋田さきがけの 「消費増税衆院通過 分裂民主、けじめつけよ

  河北新報 の 「民主党分裂へ/総選挙で矛盾を清算せよ

  琉球新報 の 「国民に信を問うのが筋だ

  東京新聞 の 「政権選択の苦い教訓 消費増税 衆院通過

不平・不満・恨みなどを解消して気を晴らすことを、「溜飲を下げる」
といいますが、まさにそんな気分です。ご参考までによろしかったら。

そんな気分をもっとはっきりと表現すれば

 金太郎飴〔大新聞の記事の意〕を食べ過ぎて、ここのところ体調がいま
 いち苦しかったのだけれど、よい胃腸薬〔いち要約〕に出会えて、ひさ
 かたぶりに すっきりとした気分になったよ


みたいな かんじです

いゃー、よい記事ってのは健康にもつながるんですね。


◎ 『有権者が投票する際の材料を十分に提供するのは、われわれ
  新聞の重要な仕事だと肝に銘じたい
』とは、上記の東京新聞の
  一節です。・・・まさに共感っ。
  今後は投票したことを後悔し続けることがないようにするために、どう
  かよろしくお願いいたします。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜




マニフェストを信じて投票し、後悔の念でいっぱい。

2012-06-26 19:18:29 | Weblog
マニフェストを信じて投票し、後悔の念でいっぱい。

『決められない政治ではいけない』というのが、 大マスコミの論調で
あるようです。しかしです。“マニフェストを信じて、民主党に投票
した私”は、後悔の念でいっぱいなのです。

そんなわたくしの気持ちを代弁してくれた番組が、3月18日のNHK
「日曜討論」でした。この番組をみた時には・・・野党のみなさまが、
残念な気持ちを代弁してくださった気がして、わたくし、テレビに向
かっておもわず快哉を叫びましたよ/笑。

番組の内容については以下のようになります。増税法案が可決され
るであろう日に、現状を再認識するいうという意味合いとして、
よろしかったら ご参考に。

 ↓


『NHK「日曜討論」で、消費税率を引き上げるための法案について、
民主党は、党の事前審査を経て方向性を示し、与野党で議論したいと
いう考えを示したのに対し、野党側からは、社会保障改革が不十分だ
とか、税率の引き上げ自体に反対だという意見が出されました。

この中で、民主党の一川参議院幹事長は、党内で消費税率を引き上げ
るための法案の事前審査が続いていることに関連し、「与党の責任を
果たすため、論点を整理して国民の意見を吸い上げるなかで、しっか
りと方向性を見出す必要がある。近いうちには方向性が示されると思
うので、そのあと野党と大いに議論を深めていきたい」と述べました。

国民新党の亀井政務調査会長は「法案には賛成できない。消費税は上
げないと言って政権をとった。国民新党との連立合意文書にも消費税
は上げないと書いてある。国民にうそをつき、国民新党との約束も破
ることに、不退転の決意で臨まれても困る」と述べました。

自民党の溝手参議院幹事長は「前回の参議院選挙で公約しており、引
き上げそのものに大きな抵抗感はないが、短時間労働者の問題も含め、
年金問題は徹底的に議論しないといけない。これをいいかげんにして、
消費税増税にいくのは問題だ」と述べました。

公明党の木庭参議院幹事長は「消費税を議論する前に、社会保障改革
の全体像を示すことやムダをなくす努力、景気回復などの前提条件が
あるがそろっていない。社会保障を置き去りにした消費税増税だけの
改革は、国民の理解は得られない」と述べました。

みんなの党の水野幹事長代理は「増税の前に、特別会計にメスを入れ、
デフレ対策を優先すべきだが、野田政権は増税にしか熱意が感じられ
ない。自民党も政権を取り戻せば10%にすると言っており、2大政
党の安易な増税路線に断固反対する」と述べました。

共産党の井上参議院幹事長は「増税反対の国民の声が広がっており、
耳を貸すことなく、法案を出すことはあってはならない。むだづかい
を続けたままの増税で、社会保障の切り下げと一体だ。経済に大きな
打撃を与えて財政をさらに悪化させる」と述べました。

社民党の吉田参議院幹事長は「社会保障をだしにして消費税増税あり
きという姿勢で問題だ。一体改革と言う前に、貧困、格差の問題をど
のようにしていくのか、しっかり取り組むことが必要だ。社会保障と
年金を政争の具にするべきではない」と述べました。

たちあがれ日本の片山参議院幹事長は「総理大臣も出席して素案をま
とめ、大綱を閣議決定したのに、また根っこから議論するのは、民主
党がマニフェストのけじめをつけていないからだ。国民が反対してい
るのは、増税は認めても、先行きの不安や景気の問題があるからだ」
と述べました。』

 ↑ 以上です。

とくに・・・たちあがれ日本の片山さんのお話には大きく共感!


◎ まずは海外で発表し、国内は流れでおねがいしますという
  いまや野田さんの定番ともなったやりよう については こちら 。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染






全国紙のTPP関連記事で連想するものは。

2012-06-23 11:08:35 | Weblog
全国紙のTPP関連記事で連想するものは。

“乗り遅れるな”“外国に先を越されて良いのか” といった論調の
全国紙のTPP関連記事を目にするにつけ、どうしても連想させら
れてしまうのは、戦前にあったという大政翼賛会になってしまいま
すよね。

 戦時中、いくつかの政党が合流して政府(=軍部)の提出議案
 はすべて賛成するものです。事実上、国会の意味はなかった。


という、あの大政翼賛会です。じっさいのところ ニュースは、
こんな状態 なんですもの。

さらには、ここにきて〔民主了承で混乱をきたしている消費増税
を意識したのであろう
〕藤村官房長官の

 TPP問題では民主了承は不要

などという発言まで飛び出すありさまなのですから。 こちら 。

もっともこういった感想をもつのは、もちろんわたくしだけでは
ないようで

 大政翼賛会・野田政権

でググルと、 こんな に でてくるのは、うれしいびっくり〔悲しい
現実
/笑〕。

というわけで、どこを切っても金太郎飴的な全国紙には、歴史の勉
強をさせてもらっているというお話でした〔歴史の勉強ではなく現
在の活きたニュースを知るには地方紙という時代ですね、いまは
〕。


◎ 『TPP交渉は単なる農業問題だと思わせたい勢力』に対処
  するには』は、 こちら 。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜



『TPP交渉は単なる農業問題だと思わせたい勢力』に対処するには。

2012-06-23 04:17:55 | Weblog
『TPP交渉は単なる農業問題だと思わせたい勢力』に対処するには。

4月16日分の当ブログ記事ですが、参考資料とし再録しました。

 ↓

『TPP交渉は農業問題だと思わせたい勢力』に対処するには。』

TPPを扱った回である 11月21日分『TPP交渉は農業問題だと
思わせたい勢力』に対処する方法についてです。

こういった作戦への対処策として、もっとも効果的な方法は、農業に関
係する仕事をしていない方の〔TPP交渉に対する第三者的な見地か
らみた意見をお伺いすること
だと思うのです。

そしてそのようなスマートな対抗策が、日本農業新聞紙上で展開されま
した。“日本の針路”と題されたシリーズ企画に登場され、農業を第三
者の視点から眺められた上でのお話をされたのは、


 農業新聞トップ.jpg

 4月10日が脚本家の 倉本聰 さん
 4月11日が漫画家の 小林よしのり さん


そして4月12日がジャーナリストの

 カレル・ヴァン・ウォルフレン さん

の お三方。

お三方のご意見を拝読したのですが、お三方とも、じつにまっとうな
ご意見を展開されていると、わたくしは思いましたよ。バックナンバ
ーなど閲覧できる方で、ご覧になっておられない方にはお薦めの企画
記事ですので、よろしかったら。

残念ながら、バックナンバーを閲覧できない方についてはですが・・・

カレル・ヴァン・ウォルフレンさんの日本農業新聞以外の関連事項と
して、たとえば こちら や そして こちら で、ご本人関係のペ
ージが視聴可能ですので、ご興味のある方は ぜひご訪問ください。

いじょう、カーク代表の郵政改革批判 でも話題になっているTPP
交渉に関してのおはなしでした。


◎ PRESIDENT 2012年1月30日号 には こんなはなし も。
  ・・・賛否が分かれるTPP参加問題。対峙しているのは、結局の
  ところ “国vs国”ではなく“多国籍巨大企業vsそれ以外”・・・。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




生き物の立場から、水の汚れについて考えると。

2012-06-15 09:47:25 | Weblog
生き物の立場から、水の汚れについて考えると。

水の汚れには、無機汚濁(化学物質による汚濁)と有機汚濁(家庭や工
場、農地などからの排水に含まれる有機物による汚濁)があります。
このうち有機物汚濁の原因となるものを具体的に説明しますと、食物の
残飯や排泄物などを含んだ生活排水
や、動植物の遺骸などがこれにあた
ります。

生活排水はまだしも、動植物の遺骸などがそんなにあるものなのだろう
か・・・と思われる方もおおいとおもわれますのでたとえば農業生産の
分野を例にとって説明しますと、まずは ナタネ粕や綿実粕、米ヌカなど
が植物質の遺骸
 にあたります。
そして動物質では 骨粉や皮革粉、血粉や鳥の羽、魚粕などが動物質
の遺骸、そして 排泄物由来のたい肥
 などもあります。

これらの有機物汚濁は、適切な処理をおこなったあとで適量を施すのな
ら問題にはなりません。

問題となりやすいのは、 生のまま である場合です。
問題となりやすいのは、 量を考えずに施用する です。

多量に施された生の有機物が、水域に流入した場合に、水環境へ多大な
影響をもたらすことが問題となるのです。

そのような有機物の水環境への悪影響については

 ○ 腐敗することで悪臭を放つ
 ○ ヘドロとして蓄積される
 ○ 微生物に分解される時に水中の酸素がなくなっしまう


ことなどが挙げられます。

このような水環境への悪影響が続いていけば、環境は悪化し最終的に水
環境は破壊されていきます。

無機汚濁(化学物質による汚濁)にとらわれすぎるあまり、まちがった
有機の使用や施肥を推し進めていくものだとすれば、それは確実に生物
の多様性を危うくします〔そしていずれは われわれも〕。


◎ 生物を利用した水環境の判断方法について

水環境の悪化とともに「まずは生物相が単純化し、そのつぎに水質に合
った特殊な生物の個体数だけが増加していく」こと
が知られています。
ちなみに環境省の資料による底生動物の指標生物を取り上げると次の
ような生物の変化がおこっていきますよ。
カワゲラ→ウルマシマトビゲラ→エルモンヒラタカゲロウ→コガタシマ
トビケラ→力ワニナ→スジエビ→ヒメタニシ→シマイシビル→ミズムシ
→モノアラガイ→オオユスリカイトミミズサカマキガイチョウバエ と、
こんな具合。
もちろんカワゲラが多いほど有機汚濁が少なく、チョウバエやユスリカに
イトミミズが多いほど有機汚濁が多い
ものと判断します。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜