グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

師走にほの暗い空間で咲くお花といえば。

2022-12-29 23:43:18 | Weblog
師走にほの暗い空間で咲くお花といえば。
道路に面した表側の長さは狭いものの 奥になが~い、いわゆるうなぎ
の寝床みたいな、町屋の中庭の きれいに剪定して 樹形をつくられた
樹木の下などの やや暗い空間にて、

12月のこの師走の時期に、まるでぼんやりと空中に浮かぶ白い珠のよ
うに咲くお花。陽が沈むころの 仄暗い灯りのなかでみると ちょうど
空間に漂うオーブのようにも見えるお花・・・

     
      

余談ですが、昼間の時間にアップにするとけっこう明るい感じに映って
しまってちょっと いま書いてる文章とちがってきたな、と あせらさ
れてもしまう このお花/笑・・・

      

これが いまの時期に満開となる ヤツデのお花 です。

このヤツデ、自然の状態であれば関東以西の、おもに海岸近くの森林
のなかなどの、日当たりのあまりよくない森林のなかで自生していま
すが、 
その暗い空間において花茎を含めてよく目立つお花を咲かすのは受粉
に利用するためのハエやハチにアブ、そして夕刻から夜間にかけては
蛾などの昆虫たちをあつめるための戦略であるのでしょうね。

ということで今回は、 咲く種類のお花がすくない師走の時期に咲く
ヤツデのお花のご紹介でした[花びらの白い色は死の色だったりはこちら]。

ちなみにこの写真のヤツデ。     
きれいに剪定されているイチイガシ[大天狗も樹上にいそうな]の巨木
の根元に植えられてます。


晴れ ヤツデの別名、それは テングノハウチワ。 昔ばなし
  などの絵本の天狗さまの手元をみると、たしかにヤツデ
  状のウチワをお持ちになってますよね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「地里山複合大汚染」​

kk

冬至に ほっかり♪

2022-12-26 18:31:53 | Weblog
冬至に ほっかり♪
南九州さえ含んで、九州全体に降雪注意報がだされた西風の強い
12月22日の冬至の日。

早朝に掃き掃除したお店の玄関前で目に入ったのは 使用済みの
丸めたティッシュみたいにみえるゴミ。

  

  まあね、この大風だもの、
  使った人も けしてポイ捨てするつもりでもなく
  ついつい飛ばされてしまったティッシュごみなんだよ

と思って、しかし いちおうこんなご時世ですから、いつもどお
りに手袋装着のうえで、ティッシュごみを拾ったわけなのですが

  

あややや、じつはこれはティッシュでも、ゴミでもなく、
なんとその正体は・・・

        

冬の乾燥した西風で[熊本越で宮崎に吹く西風は乾燥するんです]
自然にできあがった 白いドライフラワー♥ なのでした。


  

しかもこの花はほかでもない、例のクレマチスのお花[​こちら​]。
予想だにしないこの出来事には、冷たい西風の吹きすさぶ戸外に
いたのに、心が ほっかり。 あたためていただきました。。

 

事務所に戻って お花を机のうえにおいたら、こんな具合に
直立しちゃって、まるで 着飾ったダンサーが両手を広げて
踊っているようにも見えちゃったりして。。


晴れ ​よくよく考えてみれば、台風がきてもほったらかしに
  して、どうしようもなくなって路地植えにした あの
  クレマチスの株の、“おい、今度はほんとに世話してく
  れるんだろうな、おめぇわすれてんじゃねえよ。”など
  というある意味脅迫のようにも、おもっちゃったり笑。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜

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雨の日の早朝にでてくるチカイエカ。

2022-12-22 22:26:56 | Weblog
雨の日の早朝にでてくるチカイエカ。
冬なのになぜか首筋や顔面に虫さされのあとができちゃって
・・なんていう方、ぜひご一読を。


24時から28時に放送されていた サッカーワールドカップ。
よしっ、本日もワールドカップみるぞ、と気合入れていた22時すぎ。

           

室内が18度あったからか、時計の前にとまっているのは・・・

  

だっ。

  

アカイエカだと思って、しげしげと 観察するに いや 白っぽい。
やつだ、チカイエカだ。

 

だとしたら、こんなふうに観察しているヒマはない。サッカーの試合
に熱中しているスキをついて、 首筋や耳の裏、さらにはヘタすると、
顔面までやられる。

そう、奴はホバリングが得意で、フワフワと表現するのに近いそんな
飛び方で、羽音をたてずに襲ってくるのですから。
さらには、蚊取りマットなどの殺虫剤に強い耐性をもっているみたい
で、アカイエカよりも格段に室内での生存率が高いのにも手を焼いて
いるのです。

そんな手ごわいやつが 無防備でそこにいる。

ということで今回は万全の態勢をとり、やおら昆虫採集用の目の細い
網をもちだし、時計とともにゲット、その後 処分しました。

まあしかしなんですね、もしこれでサッカーをみていないとすれば、
奴の存在に気づかないままにきっと朝方に吸血されていたはず・・な
んともこまった生き物であります。

というわけで、今回は生きた状態のチカイエカ、あのアカイエカより
も白っぽく感じる身体の色を持ち、室内に潜み、冬であったとしても
朝方近くに襲ってくるという理不尽すぎる吸血生物チカイエカのご報
告でした。


 チカイエカ近影 →     

 前々回分は ​こちら​。
 前回分は  ​こちら​。

​<emoji code="h044" /> ​室内にひそんでいるチカイエカですが、刺されつづけている
  うちに、奴の出現する状況が なんとなくわかってきました。
  危ないのは雨の降る前の日。朝の時間に放射冷却現象がおき
  ないとみるや、出現してきます。ちなみに “あす山沿いで
  は雪”という天気予報がでていた昨日の夜、お風呂場の脱衣所
  で発見し駆除しました。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜

のの

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叩殺っ、チカイエカ。。

2022-12-15 13:30:10 | Weblog
叩殺っ、チカイエカ。。
冬なのになぜか虫さされのあとができちゃって・・なんて
いう方、ぜひご一読を。の 2回目、本年の2月分です。


蚊といえば夏のあいだのもの・・・という世間の常識を覆して、日本
の冬のあいだの気温10度度程度の環境下でも吸血行動に及ぶという
チカイエカ

たとえば戸棚の隙間とか、机の引き出しの裏側とか、ハンガーラック
に架けている衣類の裏側とか、とにもかくにも奥の奥の奥まった場所
に潜んで蚊取り線香や電気式の蚊取りマットなどの捕殺器具の発する
空気をやりすごし、
ヒトがウトウトしばじめるとみるや、その瞬間/ときを狙っていっきに
襲ってきます[前回分は ​こちら​]。

         

潜んでいのがわかっていて対策をとっていたにもかかわらず、駆除す
ることができなかった、そんな手ごわいチカイエカだったのですが、

最低気温がぐっとあがった2月01日の雨の日の夜、午後0時まえに
室内をふわふわととんでいる姿を運良く発見し、両手で叩いてようや
く駆除に成功しました。

     

宿直時の夜明け前に布団にいたところを襲われたり、パソコン仕事を
しているときに、いつのまにやら耳のウラ側を吸血していったこやつ。

なかなか手強い個体でありました。

ということで、どちらかというと九州というよりも関東などに多いと
いう吸血動物でありますから、冬であったとしても “あれ、なんだか
蚊みたいなものが飛んでいたぞ” とか、寝ていてブーンンというよう
な飛翔音を聞いたりしたときには、このチカイエカの存在を疑ってみ
てくださいね。


晴れ ​・・この日は急激に気温があがっていたので普段は冷静な
  チカイエカとはいっても、そこはやはり蚊の仲間ですから、
  ついついうれしくなってはしゃいで飛び回ってしまった・
  ・・なんていうところだったのでしょうか。そしてそんな
  チカイエカいじょうに駆除できたこちらも、ついつい は
  しゃいでしましました/笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜

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真冬の蚊取り線香は。

2022-12-13 16:35:47 | Weblog
真冬の蚊取り線香は。
『こんな夜更けにバナナかよ』という邦画がありましたが、
そんなタイトルをもじって『こんな真冬にベープかよ』み
たいな、そんな 信じがたい・やりきれないわぁ という 
おはなしを 過去分まじえて3回にわたっての掲載です。
冬なのになぜか虫さされのあとができちゃって・・なんて
いう方、ぜひご一読を。まずは2021年1月分から。

 ↓

最低気温が0度を下回り、戸外では氷が張った宮崎県の海
岸部地方。・・そのご寒さがじょじょに緩んできて、朝方
の最低気温が10度前後にあがってきた、先週の中頃。

こんなときに気をつけねばならないのが、蚊。蚊の被害。

といえば、「真冬の時期の1月に蚊におそわれるなんて」
と思われる方が大半だと、襲われたわたくし本人がいちば
んにおもいたくなるのもやまやまなんだけれど、真実なの
だからしかたがない。 週末から今週はじめの明け方に、
暗闇の布団のなかで蚊の襲撃を連日受けた。いや、受けて
いる[現在進行形です]。

そのような日本の冬の 10度程度の気温下でも、吸血行
動に及ぶという不埒なこの蚊のなまえは チカイエカ

[夏秋にありがちなブーン・ブーンという羽音をたてながら
しばし襲撃する場所を旋回しつつ探して襲ってくるアカイエ
カとはあきらかにちがい
]コバエがとんでくるような、直線
的な羽音をたてつつの襲撃方法をとりイッキに刺してくる。

しかも 襲撃を受ける時間が かならずといっていいほど、
“もう少し横になっていたい”“布団から出たくない”と、ヒト
が思う時間帯がおおいのだから、なんとも根性が悪い/笑と
しかおもえない蚊なのだ。

だからでもあるまいが寝ぼけて夢うつつの状態で、ヒトが
この蚊の被害を実際に受けた[刺された]としても、なかな
か自覚が持てない。だからこそ、一般的にこの蚊の名前と
その存在は 世間一般であまり周知されていないようにも
思えてしまいますし、ね[ぁあなんという巧妙さそして性
格の悪さ]。

と いうことで、朝起きたときに 布団から出ていること
の多い顔面や首筋などの部位が 赤く腫れたり、膨れたり
痒かったりしたときは、いちどチカイエカの防除をかんが
えられたほうがよきかも・・ですよ。
なんといってもこの蚊は、『昭和18年に東京の古井戸で
初めて発見されたあと、第二次大戦後に熱海、大阪、長崎、
横浜、川崎、京都という順番でみつかっていき、現在では
チカイエカは北海道から沖縄県までの全国、しかも都市部
にいる』といわれているからです。

というわけで今回は、南方からやってくるのが一般的な蚊
の仲間とはちがう、いっぷう変わった分布経路をもってお
り、冬でも気温が10度もあれば 吸血行動に及ぶという
要注意な吸血動物についてのご報告でした。
机の下とか、棚の奥とか、そんな部屋に置かれた家具類な
どの奥まった部分で息を潜めるかんじに潜んでいるやつら、
チカイエカ。ふつうの蚊に刺されたにしては、どうも患部
が治りにくいとか、妙に腫れるとか、ということも まま
ありますので、ご注意くださいね。


 
 
   

ちなみに対策として、夕方前の15時くらいから蚊取マ
ットなどを ↑ 点燈しております。


晴れ 冬以外の季節ならアシタカグモやハエトリグモが巡回
  パトロールしてくれているのに、ということでそんな
  頼もしい助っ人についての回は こちら

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」​

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