ウイルスの伝搬力って、まさに妖怪?
つづきとなります[前回はこちら]。
● ウイルスにかかっていたトマトの残滓などから感染します
● 感染していたトマトに触れていた農機具からも感染します
● 感染していたトマトに触れていた支柱からでも感染します
● ウイルスにかかっていたトマトの種からでも感染します
さらには、
土壌に残った羅病したトマトの残滓からも感染することが知られており、
乾燥土壌中でさえ2年間も伝染力を失わなかったという報告すらあります。
という伝播力の強いウイルスのトマトに対する感染力の強さや感染経路
の多様さから連想するのは・・・そう、吸血鬼/ヴァンパイアです。
映画や小説の中で、心臓に杭を打たれ日光を浴びたドラキュラは、いちど
は滅びて灰になります。しかし、その灰に血液をたらすと・・・ふたたび
再生復活するのです。
これって、温度や湿度やトマトがあるという条件さえ合えば、圃場で再び
動き出すいろいろなウイルス病のウイルスの動きとよく似ています。
また、「吸血鬼/ヴァンパイアに血を吸われたものは、あらたに吸血鬼/
ヴァンパイアとなって、いままで仲間だった人間を襲う」点。これなども、
ウイルス病にかかったことがわからない程度の感染であっても、収穫や
芽かぎなどの農作業管理を行ってしまうことで、健全な株に次々とウイル
ス病が感染していくことにとてもよく似ています。
これまで人間だったはずの仲間が、じつはすでにヴァンパイア化してた
というようなシーンですが、このかかっているか・かかっていないかを
疑う心理描写は、「吸血鬼/ヴァンパイアの物語」のキモ/売り物です
ものね。
もうひとついきましょうか/笑。
こんどは妖怪ですが、たとえば鬼太郎の友人である一反木綿です。この妖
怪一反木綿は、切り分けられると、いちどはふつうの布切れにもどります。
しかし、切り分けられた木綿に、たとえば水などがかかると切り口が自然
につながって、ふたたび一反の大きさの妖怪となり、自らの意思をもって
動き出すのです〔八百八たぬきのでてくる 妖怪獣 の回参照〕。
条件が整わなければ、動かないでじっとしている「もの」が、ある条件が
加わることで生物化して動き出すということになるわけですが、これなと
は、まさに「生物と無生物の中間の存在」であるというウイルスの性質そ
のものといってもよいほどによく似ています。
そして思うんですよ。
このような吸血鬼や妖怪の話しというのは、「ウイルス病で苦労したわれ
われの祖先が、ウイルス病の怖さを伝えるために、妖怪やモンスターの姿
として伝承してくださったのではないのか」って。
ちなみに・・・宮崎県における鳥インフルエンザの発生した圃場における
ウイルの侵入経路の不可思議さや同じく宮崎県を襲った口蹄疫ウイルスの
広がり方からみたウイルス感染の恐ろしさというのはまさに妖怪でしたよ。
つづく・・・。
ウイルスについて正式名称は濾過性病原体。DNAかRNAのどちら
か一方を持ち、結晶化など無生物の特徴も併せ持つ。単独では自己
増殖できないが、生物に寄生することで自己増殖する。そのために
ウイルスは、生物と無生物の中間の存在であるとされています。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
つづきとなります[前回はこちら]。
● ウイルスにかかっていたトマトの残滓などから感染します
● 感染していたトマトに触れていた農機具からも感染します
● 感染していたトマトに触れていた支柱からでも感染します
● ウイルスにかかっていたトマトの種からでも感染します
さらには、
土壌に残った羅病したトマトの残滓からも感染することが知られており、
乾燥土壌中でさえ2年間も伝染力を失わなかったという報告すらあります。
という伝播力の強いウイルスのトマトに対する感染力の強さや感染経路
の多様さから連想するのは・・・そう、吸血鬼/ヴァンパイアです。
映画や小説の中で、心臓に杭を打たれ日光を浴びたドラキュラは、いちど
は滅びて灰になります。しかし、その灰に血液をたらすと・・・ふたたび
再生復活するのです。
これって、温度や湿度やトマトがあるという条件さえ合えば、圃場で再び
動き出すいろいろなウイルス病のウイルスの動きとよく似ています。
また、「吸血鬼/ヴァンパイアに血を吸われたものは、あらたに吸血鬼/
ヴァンパイアとなって、いままで仲間だった人間を襲う」点。これなども、
ウイルス病にかかったことがわからない程度の感染であっても、収穫や
芽かぎなどの農作業管理を行ってしまうことで、健全な株に次々とウイル
ス病が感染していくことにとてもよく似ています。
これまで人間だったはずの仲間が、じつはすでにヴァンパイア化してた
というようなシーンですが、このかかっているか・かかっていないかを
疑う心理描写は、「吸血鬼/ヴァンパイアの物語」のキモ/売り物です
ものね。
もうひとついきましょうか/笑。
こんどは妖怪ですが、たとえば鬼太郎の友人である一反木綿です。この妖
怪一反木綿は、切り分けられると、いちどはふつうの布切れにもどります。
しかし、切り分けられた木綿に、たとえば水などがかかると切り口が自然
につながって、ふたたび一反の大きさの妖怪となり、自らの意思をもって
動き出すのです〔八百八たぬきのでてくる 妖怪獣 の回参照〕。
条件が整わなければ、動かないでじっとしている「もの」が、ある条件が
加わることで生物化して動き出すということになるわけですが、これなと
は、まさに「生物と無生物の中間の存在」であるというウイルスの性質そ
のものといってもよいほどによく似ています。
そして思うんですよ。
このような吸血鬼や妖怪の話しというのは、「ウイルス病で苦労したわれ
われの祖先が、ウイルス病の怖さを伝えるために、妖怪やモンスターの姿
として伝承してくださったのではないのか」って。
ちなみに・・・宮崎県における鳥インフルエンザの発生した圃場における
ウイルの侵入経路の不可思議さや同じく宮崎県を襲った口蹄疫ウイルスの
広がり方からみたウイルス感染の恐ろしさというのはまさに妖怪でしたよ。
つづく・・・。
ウイルスについて正式名称は濾過性病原体。DNAかRNAのどちら
か一方を持ち、結晶化など無生物の特徴も併せ持つ。単独では自己
増殖できないが、生物に寄生することで自己増殖する。そのために
ウイルスは、生物と無生物の中間の存在であるとされています。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」