グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

枯らしたか・・と思わされてしまう植物。

2022-11-08 10:27:10 | Weblog
枯らしたか・・と思わされてしまう植物。
2021年4月分ですが、次回分関連で再掲載です。
 ↓

主として育てているラベンダーの開花とか挿し木とかの作業にかまけて
しょうじきいってほったらかしにしている鉢花のうちの ひとつ。


    

3月末の様子といえば このようなかんじで、鉢の草取りもろくにせず
枯れたような茎に葉っぱが数枚・・・というような状態で、水やりのと
きには「ぁあ、枯らしてしまったか」とか「はて、この花はなんだった
っけか」なんて 不謹慎なことまでおもってしまうこともあったりする
鉢花。

そんなふうな世話のいたらぬ自分なのに、サクラのお花の見ごろが終わ
った時分の朝に、水やりをやっていると  視界にとびこんでくるのが
この大輪の白いお花。


       

クレマチスです。

身を入れて世話をしなかった自分をあざ笑うかのように、くだんの
ほったらかしにしていた鉢から毎朝つぎつぎと咲き続けてくクレマチス。

  
   

   
存在すら忘れていて申し訳なかったと、反省しつつたのしませてもらっ
ております。今年はしっかりとお世話させてもらいますね[きっと・おそ
らく・たぶん・・・]


晴れ こちらも毎年いま時分になると庭のそこかしこから自然に芽
  だってくる山椒。。       
  冷や奴や ちらし寿司などなどの香りづけに重宝させていた
  だいてます。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 




いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか。

2022-11-02 22:53:04 | Weblog
いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか。
肥料価格暴騰の影響で、 例年の作付けとは異なる肥料や有機質肥料を
多投した影響なのか、現時点での作物の生育の様子がいまひとつつかみ
にくい・・・とおっしゃる方からの質問がおおくなっております。と
いうことで、そんな場合の対策例となります。よろしかったらご参考に。


このような時期にあたって

 いま、うちの作物にはどんな肥料を施すのが良いのか

という生産者さんからの質問を多く受けることになります。

それはとりもなおさず

 樹勢を回復させ、その後すぐに収量が多くなる肥料はなに?

という質問ということになります。

そうなんです、なによりこの価格高騰時に収穫量を多くすることは農業
経営的に大事なこと
ですからね。せっかくの追肥ですから、できうるか
ぎりすぐに効果の出る追肥が求められている。

そこでこんな場合には使用する肥料の種類としては、

 ● 液体の形状として市販されている液肥
 ● 粒の形状であっても水によく溶けるタイプの肥料

といった種類の液肥を

 ● まずは葉面散布
 ● あわせて かん水施用

という具合に使用することになります。
そしてたくさんある液肥の選択方法ですが、これは作物の現状をみて

 ● 樹にたくさんの果実がついている
 ● 樹についた果実の大きくなるスピードが遅い
 ● 樹の先端部分の先端で花が咲き、芯が細ってきている
 ● 葉の色が淡い

といった作物の状態であるときには、チッソの割合の多く入った肥料
を定期的に施していきます〔糖分のはいった肥料ならなお良し〕。ま
たそれとは反対に

 ● 花は咲くのだが、花がとまらない〔実にならない
 ● 樹の勢いが強く、先端部分が伸び、花が樹の中段で咲く
 ● 葉が大きく、葉色が濃い〔葉の表面が波うつ状態もあり

といった場合は、リンサンやマグネシウムの多くはいった肥料や場合に
よっては、さらに カリのはいった肥料を加えて施用していくといった
方法をとっております。

というわけで今回は、作物栽培の最大のかきいれどきにおける肥料の選
び方と液肥の使用法に関するおはなしでした。具体的な商品名は こちら 。


晴れ 今回のすぐ効くタイプの肥料を施用する回数ですが、まずは
  1週間のうちに2回ほど施用してみて、作物の様子を観察しま
  す。・・・そして ときには こんな奥の手も。

  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜

のの

限りなく要求するって怖すぎ。

2022-11-01 17:54:55 | Weblog
限りなく要求するって怖すぎ。
4月分のはなしですが、最近は ますます要求がはげしくなっ
ているかんじで。世界大戦にまきこむんじゃねーよ・・と思わ
されつつの再掲載ですが、よろしかったら。
 ↓


どなたもいちどは聞いたことがあるとはおもいますが、 山に
棲む 山姥/やまんば の 話です。

 ある牛引きが沢山の干し魚を牛に背負わせ、ひと山を超えて
 自分の村へ帰る途中、危険な山姥/やまんばに出会う。
 何か食べるものをよこせ、まずはその牛の背中にある魚を食
 わせろとじりじり詰め寄ってくる山姥。まずい、ひょっとし
 たら自分が食われちまうと、命の危険を感じた牛引き。そこ
 で牛引きは一計を案じ、積み荷の魚を一匹づつ投げて[山姥が
 魚を食べている間の]時間を稼ぐことで、なんとか逃げおおせ
 ることにした。
 しかし、そこは山姥。 魚を食べる速度はとてつもなく早く、
 魚を投げても魚を投げても、 あっという間に山姥はこれを
 平らげ もっとくれ・もっとくれと叫びつつ、どこまでもい
 つまでも牛と牛引きを追いかけてくる。とうとう積み荷の魚
 の残りが一匹となり、そこで山姥は牛引きににやりと笑って
 言い放つ。 これを喰ったら、つぎはべこ(牛)かお前か
 どちらかを食わせろと迫ってくる。
 牛がいなくなれば、 これからの仕事はできくなる。しかし
 命には変えられない。 牛引きは、相棒である牛を見捨てて
 一目散に逃げに逃げた。

というようなお話。・・・怖い怖すぎる話ですよね。ルックスも
でしょうけれど、いつまでも追いかけてくる執念と、尽きること
もない山姥の欲というもの、それがまた輪をかけて怖い。

そんな山姥の話、この人を見ると連想してしまっちゃって。国民
の命と安全、そして財産を守る責任があると思う職についておら
れながら、すべてを相手の責任として、際限なく武器を欲しがる
その姿勢や怖すぎ。


晴れ 今回11月になっての再掲載にあたって、ぜひ こちらを。
  スロバキア人写真家のユライ・ムラヴェツ・Jr監督の
  『ウクライナから平和を叫ぶ』です。
   追加で よくいってくれた感満載のタッカ・カールソン
   の ​こちら​も よろしかったら。


  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜

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