なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

食いしん坊

2009-06-07 16:59:43 | Weblog
 以前・・・かなり昔だったでしょうか「食いしん坊バンザイ」と言う番組がありましたね。
 バリトン歌手でNHKの歌番組などに出演してたことがあったので声と顔は知っていましたが、民放での「食いしん坊」の方は番組名はと出演していることは知っていましたが、実際には見たことがありませんでした。
 パソコンで調べると第三代の司会者で、1979年から1981年まで出演していたとのこと、その後病気で若くしてなくなられた。
 番組は見ていませんが「料理の司会の番組の苦労話」はどこかで聞いたことがあります・・・マアこのあたりの年は、私の長女が生まれた頃でしたがまともの時間に家に帰らなかったこともあって、TVは殆ど見ませんでしたので、所謂知識だけで実際には見ていません。
 TVと言えば平日の朝のニュースと天気予報、土日の夜遅い番組くらいで野球のナイターもほとんど見ていない時代です。

 それなのに「食いしん坊バンザイ」と「友竹正則」さんの名前は記憶に残っています。
 それは私も子供時代から「食いしん坊」と言われ続けてきたからなんですね。
 先日職場の若い同僚と話していてドジョウとかザリガニの話になって・・・私が子供の頃には「横の川で捕まえたドジョウを七輪で焼いてタレをつけて食べたとか、池でザリガニを捕まえて塩茹でにして尾の部分を食べたとかの話で驚かれてしまいました。
 もし今でもこれをやれれば案外隠れグルメかも知れませんが、要するに当時はおやつなどろくにない時代でもあったわけで、私とその悪がきグループはお腹がすいたのを我慢していなかったと言うことです。
 初夏なら海で貝を掘って食べるのは当たり前でしたし、岸壁で小魚を釣っている時にお腹がすけば魚を手で裂いてs海水で洗って食べたものです。
 真夏ならテトラポットのある所を潜ってワタリガニ(当地ではガサミと呼びましたが)を手で捕まえたものです。
 これは海岸の砂浜で流木を集めてたき火をして、太い針金を使って蟹のバーべキュウでした。
 そういう身近なもので、新鮮なものをその場で食べる習慣とそういう味が記憶に残っているためでしょうか、最近の「料理番組」を見てもそれほどは心が動きません。
 
 但し「食いしん坊」的精神は残っていて、例えばスーパーの生鮮売り場で食材を探すのにジイサマとはいえ心が引けるようなことはありません。
 ポイントは安くて旬なものを美味しく食べること。
  これは年をとっても、いや年をとるほどこういう欲求は強くなるようです。
 おいしくてもびっくりするような値段ではいけません。
  例えばサンマなら規格外のサービス品とか、肉などもセールとか・・・
 冬なら開いて干物なども作りますし、肉類なら燻製。
  今は煮卵とか卵の燻製。
 ともかく食い意地が張っているだけですが、家族も自分たちの分も作るのなら文句も言わないようです。
 (本当なら材料費の補填が必要なのに・・・)
 まあ、素人なので多少は作るたびに味が変わるので、その批評は遠慮がありません。

 さてそういう趣味?もあるので、仕事の帰りにスーパーなどの食材コーナーを覗くのは好きですね。
 特に必要が無くてもいろんな食材、いろんな調味料を見て回るのも好きです。
  ネットで夜中に囲碁を打ったり観戦しながら燻製を作ったり・・・
 そう言うことで囲碁と食べ物に関する好奇心がもしかして、生命力と言うと大げさですが、生活するエネルギーになっているかも知れません。
 「食いしん坊バンザイ」なのでしょう。