なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「海の都の物語」

2009-06-10 12:55:14 | Weblog
 何時に頃からか塩野七生さんの書くイタリアとか地中海方面の歴史の本が好きになりました。
 初めは確か「コンスタンティノーブルの陥落」だったと記憶している。
  そして次に「ロードス島攻防記」、さらに「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」という長いタイトルの本を読んだ辺りでは塩野さんのファンになっていたと思います。
 私としては中国関係の本では陳瞬臣さん、イタリア・地中海方面では塩野さん、と言う感じでしょうね。
 だから1993年に「ローマ人の物語」のシリーズが始まると待ち切れずに買ったものです。
 これは3か月おきくらいに出版されましたが、ハードカバーの読み応えがある本なので期間としては丁度良かったかと思います。
 本の値段もそれなりにしたので、毎月の出版で無かったのが幸いしたかも知れません。
 但し、いくらファンになったとしても一つの本を何十回も読むわけではないし、人に貸すことも無いだろうと思いますので、自分にとってはハードカバーである必然性は無い・・・これが図書館用などでの利用ならハードカバーの方が適しています。
 そう、個人での読書ですからソフトカバーで充分だし、その分安くなれば嬉しいと思ったのです。
 ともあれ、この本のシリーズは2006年に完結。

 さてすく実の話になります。
 昨日書いたように、慣れないウォーキングで表を歩きまわって疲れ果てましたが、マア、訪問先との時間調整でリサイクルショップだとかワンフロアー式の本屋さんなどを覗くことが多い。
 昨日も訪問先に予告しておいた時間にかなり早く着いてしまったので、その事務所の背中あわせにある郊外型ワンフロアーの本屋さんで時間調整をしました。
 ここで面白い囲碁の本にでも出あえれば最高の時間調整ですが、そうは問屋がおろしません。
 ともかく、サッカー関係の週刊誌が発売日なので購入(息子のダブル心配があったのですが、心配が的中)。
 文庫本の平積みコーナーを何気なく見ると「海の都の物語」が並んでいる。
  それがⅠ,Ⅱ、Ⅲと並んでいる。
 これはたしか読んだことがある本のタイトルではあるけれど、何だか懐かしい感じがしたし、もう一度読んでみたいと思いました。
 裏を見ると1冊400円。
  確かに薄い本で、全6冊になるはずなので全部をまとめた1冊分と比較すればこんなものかなとはとは思います。
 本を目方で買うわけではありませんが、貧乏性なのでついつい気になります。
  せっかく3冊並んでいるので取り敢えず3冊買いました。
 時間調整だか買い物だか分りませんね。
  
 今日水曜日は生活習慣病の定期検査、それと歯科大での治療・・・それ以外には用事が無いのでひたすら昨日の疲労回復。
 要するにじっとしてパソコンを覗くか昨日買った週刊誌と塩野さんの本を読んでいます。
 習慣病の尤も効果的な対処方法は、運動はともかくカロリーをとり過ぎないことと塩分を控えること・・・要するに「べからず」を守らなければいけない。
 つまりじっとしているのは「得意」ではあるけれど煩悩的ひとつづつはささやかな欲求の耐えることが肝心なので意外とこの病気との戦いは苦しいものがあります。
 苦しいと言っても勿論痛いもわけではありませんが、「好きな時に好きなように出来ない苛立たしさ」に耐える・・・オーバーに言えばそうですね。
 「痩せの大食い」が羨ましい。
 「水を飲んでも太る」ような健康的?体質に生んでくれた親を恨みます!?。