なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

イメージトレーニング

2009-06-24 23:36:06 | Weblog
 今日は歯科大で歯の治療をしてもらう日でした。
  近所にも評判の良い歯科医院もあるのですが、特殊な治療でもないのに歯科大の病院なんです・・・これには訳があります。
 10年近く前には私も近所の歯科医院の御世話になっていました・・・イヤ、数回御世話になりました。
 その時歯医者さんが私の口の中を覗いて悲しそうな顔をする・・・そしていかにも気の毒そうに「私ではは手に負えないので、歯科大を紹介します」と言うことになったのです。
 要するに手間暇がかかる割には、歯科医院の経営には向かない患者と見たか、純粋に余りにも状態が悪いのでより設備の良い所を紹介したのか・・・どちらも当たりの気がします。
 確かに歯科大ではお医者さんの卵の方がそのまた先生の指導のもと手間などは考えずに治療に当たってくれる・・・先生(まあ先生の卵かも知れませんが)とそのまた助手の人の二人で患者一人に1時間くらいつきっきりで診てくれるのですから・・・
 それに私の場合は持病の薬の件もあり、これは総合病院の先生と連絡を取り合ってくれるのですから、結果的にはこちらを紹介して貰って正解だったようです。
 以来何かにつけてここの御世話になっています。

 さてここの待合室は明るい大きな窓があり、表の大きな通り越しに近くの町がよく見えます。
 予約制なので待たされる心配はないのですが、逆に先生を待たせてはいけないので、私はだいたい15分くらい前にはここにやって来ます。
 さて背もたれのある長椅子に腰かけて名前を呼ばれるのを待つのですが、この時私はいつも意識を集中させるのです。
 日頃さして姿勢の良い方ではありませんが、この時ばかりは意識します。
 背もたれには背中をつけないようにし、背骨のラインが真っ直ぐお尻の下のソファーに突き刺さるような感じで、且首はやや前方下を見るような角度で目は綴じる。
 これは、自分では「椅子式の碁会所で姿勢を正して静かに考える」ポーズだと思うのですが、さて、どうでしょう。
 目を閉じていますから、周りの人から見たらヘンなジイサマガ何だか空気の違うような感じだと思うかも知れません・・・マア、周りが見えないのが幸いです。
 ともかく、「リアルで囲碁を打つならこの姿勢だ」というイメージで治療の前の僅かな時間恰好だけトレーニングをしている。

 それで、それが何かの役にたったかどうかという点については非常に心もとないのですが、治療を待つ間に何もしないで待つのですから、何かを意識して座るのも良いかも・・・独りよがりではありますが。

 追記的にお話しますと
  私は大学生くらいの時には椎間板が悪かったらしく30代半ばではかなり傷んでいて整形外科の先生の御世話になりました。
 背骨と腰との間にリング状の軟骨がクッションの役をするのが通常ですが、私の場合はそのリングがレントゲンに映らない。
 どういうわけか摩耗して無くなったようなので、上下の骨はクッション抜きで直接接しているら敷くて骨にリング状の模様が出来ている。
 クッションが無くても立ったり座ったり歩いたりするので、この部分は周りの菌に無を強くすることでカバーするしかないのです。
 さてそういうことで、普段の姿勢の悪さを補う意味でも、たまにはきちんとした姿勢を取らなくてはいけない。
 そういう意味でも、囲碁を打っているイメージで座ることは体のケアであり、多少は気持ちを落ち着かせる心のケアになっているかも知れません。
 まあ余り難しいことは考えずに「背骨のラインが長椅子に突き刺さった」イメージです。