土曜日の週末ボラですが、今回は宮城県山元町で活動している憧れ?のスコップ団に参加しました
スコップ団さんの詳しい話は後日するとして。
今回は、東京発着なので、金曜の夜、荷物を担いで日比谷へ。
雨、夜の東京、と来ると、あの伝説の?牡鹿町への出発の夜を思い出します。
そしてそこにはレーベン号。
新2号。
彼はこの日は陸前高田へ。
そして。
2号ーっ!
あの日以来の再会です。
新2号がデビューしたので、旧の文字が
今回彼は、スコップ団のサポートです。
もしかすると、これがラストランになるかも、という話も聞こえてきました。
もう一度乗れるとは思ってもみなかった。
感無量
とっとと乗り込みます。
そしていつもの席へ(てか3回目だ)。
ああ、揺れるよ、揺れるともさ
そして前は寒いのさ。
後ろはさらに揺れて、おまけに暑いのさ。
それを知っている(好む?)強者達は、進んで後方席を確保してました。
つまり2号を知ってるわけで、見た顔です。
最後に、スコップ団東京の幹部達を乗せて出発!
途中寄った安達太良S.A.
3台揃い踏み。
レーベン1号(南三陸行き)、新2号(陸前高田行き)、旧2号(スコップ団東京山元町行き)。
ここから3台はそれぞれの場所へ。
朝の角田市内のコンビニ。
ここで朝ごはん&食料調達&時間調整。
この先、食糧の確保が難しいとのことだったので。
そう考えると、コンビニって前線基地だね。
スコップ団は、ボラセンや社協とは違う、平さんをトップとしたお片付け集団。
現地集合、現地解散、自己責任、が基本です。
集合場所は、JR山下駅前。
早めの到着だったので、駅周辺を見て回りました。
山下駅構内。
中には入れないので、外から。
線路はありましたが、電車が走ってないから草が生い茂っていました。
駅前の電話ボックス。
下2/3ほどが白く見えます。
この高さまで水が。
9時が近付くにつれ、人がわらわらと集まってきます。
レーベン号も今日はスコップ団になります。
で、簡単な朝の集会があって、今日のお仕事場所へ向かいます。
東京組はまとまって動くことになりました。
徒歩で向かいます。
広い場所に、ポツンとコイン精米所。
この辺りは、もっと家があったのかなあ。
スコップ団は、個人のお宅をキレイにします。
津波でしっちゃかめっちゃかになったお家から、まず中にある物を全て持ち出し、泥をかき出し、丸洗いして、一軒終了。
今日は全部で四軒。
私達の目標は2軒です。
中途半端はありません、終わるまでやります
家主さんのお出迎えを受け、一軒目、簡単な注意だけで、わらーっと始まります。
とにかく拾って、家具(木製、流木)、衣類、金属、家電、ガラス類、陶器類、ビニール類、プラスチック、不燃物、可燃物(紙およびその他)、食品類、スプレー缶などに細かく分類します。
始まって30分もすると、それぞれの山が築かれます。
持ち出す、分ける、の繰り返し。
とにかく自分で動く。
休憩も各自、適宜。
究極のお仕事集団です。
物を入れる袋が無くなれば、誰かが取りに行く。
物が増えてきて庭が手狭になってくると、外に移動しようと言う。
ビニールとプラスチックが混ざっている袋を見つけたら、仕分け直す。
50人が、それぞれの考えで、でもバラバラではなく、効率よく、徹底的にやります。
これは今までのお手伝いと全く違うスタイルです。
とても統制の取れた働き蟻の集団のようでもありました。
さすがに昼は一斉に休憩。
そして、スコップ団の団長が登場。
写真で見てたとおり、タンクトップで現れました。
団長の登場で、現場の雰囲気がガラッと変わります。
程よい緊張感。
みんなの気持ちが、団長に向かう感じ。
一軒目は最後の仕分けを残すのみになっていたので、午後はすぐ近くの二軒目にとりかかります。
これまた特に合図もなく、なんとなく始まります。
二軒目、家と家の間に根こそぎ流されてきた松の木が2本入り込んでいて、さらにその上にはやはり海岸近くから流されてきたのであろう事務所が乗っかっていました。
今までだと、これはお手伝いの範疇を超えていて、業者(プロ)の仕事になるのですが、彼らは松の木にチェーンソーで切り込みを入れ、クレーンで引っかけて引き摺り出し、30分くらいで事務所も吊り上げていました。
どんどん手早いのです。
団長が合流したことで、みんなの士気も上がるのでしょう。
で、私は一軒目に引き続き、運び出されてきた物を分けていた訳ですが、あっちへウロウロ、こっちへウロウロしている時に、スコねえさんに捕まり?家の奥に連れて行かれ、浴槽に溜まった水のかき出しのお手伝いをする事に。
おお、なんだかいつの間にかディープな場所に入り込んでる。
周りはスコップの皆さんで、ああ、私、完全に場違い。
ところが一度入ってしまうと、なかなか抜け出せません。
水が出れば次は泥を出すわけで、今度はそれを外へ運び出します。
さあ、そろそろ退散しよう、と思っていたら、次はデッキブラシを渡され、押し入れの中をキレイにします。
そして気が付けば、隣に団長がいて、ひえぇぇぇ~→
団長は、特に目立ったことをしているわけではありませんでした。
みんなと同じ事をしています。
服装も背格好も似たり寄ったりなのに目立つのです。
団長方向からすごい何かを感じつつ、押し入れ三段、三人がかりです。
とことん、キレイにします。
上から砂が降ってきますが、全く気になりません。
キレイになれば嬉しいのです。
たとえこの家が、いずれ取り壊されることになっても。
亡くなった人に化粧を施し送り出す、それに通じる部分があると思いました。
高圧洗浄機でクリーニングが始まったので、そろそろ外へ。
外では、まだまだ仕分けが続いています。
さあ、あらかた済んだかなー?と思っていた所へ、冷蔵庫手付かずが発覚!
ああ、もう、出しますよ。
そして、一軒目の冷蔵庫も手付かずで残っていた事が分かると、みんなでわらわらとやっつけに行きます。
みんなでやればあっという間。
仕分けられた物たちの集団。
一軒の家の中には本当にたくさんの物があると実感。
日が暮れる前に、二軒、終えることができました。
あとから聞いた話ですが、いつもなら一日二軒ほどだそうです。
東京から40人来ただけで、普段の倍。
これほどマンパワーという言葉を実感したことはありませんでした。
と、感慨に浸っている暇はありません。
撤収も素早いのです。
山下駅前へ戻ります。
そして帰り支度をしながら団長待ち。
スコ団トラック到着!
団長登場。
最後は東京組にご挨拶に来てくださいました。
あまりにも至近距離で、思わず腰が退けてる私。
辺りが暗くなってきた頃、山下駅前を後にします。
日曜もスコップ団の人達は、ここでバスを下ります。
バスはこの後は6号を北上し、名取市の極楽の湯へ。
この日の風呂ほどありがたいものはありませんでした。
そして仙台駅へ。
ここでも何人か下りました。
仙台で一泊して、翌日また次の場所へ移動する人も。
では一路、東京へ。
日付が変わる頃、安達太良S.A.でレーベン1号、新2号と合流。
あちらも色々あったようだが、「スコ団どうだった?」の問いに「スゴすぎる」と回答。
全てにおいて手際よく、効率的で、徹底していた。
午前3時頃、東京駅前に到着。
ここで始発を待ちます。
半数はまだバスの中で寝てます。
うるさくすると起きちゃうから、荷物を外に持ち出して再荷造り。
そして4時半、お別れ。
すごく身の詰まった時間だった。
ありがとう、スコップ団。
ありがとう、旧2号。
スコップ団さんの詳しい話は後日するとして。
今回は、東京発着なので、金曜の夜、荷物を担いで日比谷へ。
雨、夜の東京、と来ると、あの伝説の?牡鹿町への出発の夜を思い出します。
そしてそこにはレーベン号。
新2号。
彼はこの日は陸前高田へ。
そして。
2号ーっ!
あの日以来の再会です。
新2号がデビューしたので、旧の文字が
今回彼は、スコップ団のサポートです。
もしかすると、これがラストランになるかも、という話も聞こえてきました。
もう一度乗れるとは思ってもみなかった。
感無量
とっとと乗り込みます。
そしていつもの席へ(てか3回目だ)。
ああ、揺れるよ、揺れるともさ
そして前は寒いのさ。
後ろはさらに揺れて、おまけに暑いのさ。
それを知っている(好む?)強者達は、進んで後方席を確保してました。
つまり2号を知ってるわけで、見た顔です。
最後に、スコップ団東京の幹部達を乗せて出発!
途中寄った安達太良S.A.
3台揃い踏み。
レーベン1号(南三陸行き)、新2号(陸前高田行き)、旧2号(スコップ団東京山元町行き)。
ここから3台はそれぞれの場所へ。
朝の角田市内のコンビニ。
ここで朝ごはん&食料調達&時間調整。
この先、食糧の確保が難しいとのことだったので。
そう考えると、コンビニって前線基地だね。
スコップ団は、ボラセンや社協とは違う、平さんをトップとしたお片付け集団。
現地集合、現地解散、自己責任、が基本です。
集合場所は、JR山下駅前。
早めの到着だったので、駅周辺を見て回りました。
山下駅構内。
中には入れないので、外から。
線路はありましたが、電車が走ってないから草が生い茂っていました。
駅前の電話ボックス。
下2/3ほどが白く見えます。
この高さまで水が。
9時が近付くにつれ、人がわらわらと集まってきます。
レーベン号も今日はスコップ団になります。
で、簡単な朝の集会があって、今日のお仕事場所へ向かいます。
東京組はまとまって動くことになりました。
徒歩で向かいます。
広い場所に、ポツンとコイン精米所。
この辺りは、もっと家があったのかなあ。
スコップ団は、個人のお宅をキレイにします。
津波でしっちゃかめっちゃかになったお家から、まず中にある物を全て持ち出し、泥をかき出し、丸洗いして、一軒終了。
今日は全部で四軒。
私達の目標は2軒です。
中途半端はありません、終わるまでやります
家主さんのお出迎えを受け、一軒目、簡単な注意だけで、わらーっと始まります。
とにかく拾って、家具(木製、流木)、衣類、金属、家電、ガラス類、陶器類、ビニール類、プラスチック、不燃物、可燃物(紙およびその他)、食品類、スプレー缶などに細かく分類します。
始まって30分もすると、それぞれの山が築かれます。
持ち出す、分ける、の繰り返し。
とにかく自分で動く。
休憩も各自、適宜。
究極のお仕事集団です。
物を入れる袋が無くなれば、誰かが取りに行く。
物が増えてきて庭が手狭になってくると、外に移動しようと言う。
ビニールとプラスチックが混ざっている袋を見つけたら、仕分け直す。
50人が、それぞれの考えで、でもバラバラではなく、効率よく、徹底的にやります。
これは今までのお手伝いと全く違うスタイルです。
とても統制の取れた働き蟻の集団のようでもありました。
さすがに昼は一斉に休憩。
そして、スコップ団の団長が登場。
写真で見てたとおり、タンクトップで現れました。
団長の登場で、現場の雰囲気がガラッと変わります。
程よい緊張感。
みんなの気持ちが、団長に向かう感じ。
一軒目は最後の仕分けを残すのみになっていたので、午後はすぐ近くの二軒目にとりかかります。
これまた特に合図もなく、なんとなく始まります。
二軒目、家と家の間に根こそぎ流されてきた松の木が2本入り込んでいて、さらにその上にはやはり海岸近くから流されてきたのであろう事務所が乗っかっていました。
今までだと、これはお手伝いの範疇を超えていて、業者(プロ)の仕事になるのですが、彼らは松の木にチェーンソーで切り込みを入れ、クレーンで引っかけて引き摺り出し、30分くらいで事務所も吊り上げていました。
どんどん手早いのです。
団長が合流したことで、みんなの士気も上がるのでしょう。
で、私は一軒目に引き続き、運び出されてきた物を分けていた訳ですが、あっちへウロウロ、こっちへウロウロしている時に、スコねえさんに捕まり?家の奥に連れて行かれ、浴槽に溜まった水のかき出しのお手伝いをする事に。
おお、なんだかいつの間にかディープな場所に入り込んでる。
周りはスコップの皆さんで、ああ、私、完全に場違い。
ところが一度入ってしまうと、なかなか抜け出せません。
水が出れば次は泥を出すわけで、今度はそれを外へ運び出します。
さあ、そろそろ退散しよう、と思っていたら、次はデッキブラシを渡され、押し入れの中をキレイにします。
そして気が付けば、隣に団長がいて、ひえぇぇぇ~→
団長は、特に目立ったことをしているわけではありませんでした。
みんなと同じ事をしています。
服装も背格好も似たり寄ったりなのに目立つのです。
団長方向からすごい何かを感じつつ、押し入れ三段、三人がかりです。
とことん、キレイにします。
上から砂が降ってきますが、全く気になりません。
キレイになれば嬉しいのです。
たとえこの家が、いずれ取り壊されることになっても。
亡くなった人に化粧を施し送り出す、それに通じる部分があると思いました。
高圧洗浄機でクリーニングが始まったので、そろそろ外へ。
外では、まだまだ仕分けが続いています。
さあ、あらかた済んだかなー?と思っていた所へ、冷蔵庫手付かずが発覚!
ああ、もう、出しますよ。
そして、一軒目の冷蔵庫も手付かずで残っていた事が分かると、みんなでわらわらとやっつけに行きます。
みんなでやればあっという間。
仕分けられた物たちの集団。
一軒の家の中には本当にたくさんの物があると実感。
日が暮れる前に、二軒、終えることができました。
あとから聞いた話ですが、いつもなら一日二軒ほどだそうです。
東京から40人来ただけで、普段の倍。
これほどマンパワーという言葉を実感したことはありませんでした。
と、感慨に浸っている暇はありません。
撤収も素早いのです。
山下駅前へ戻ります。
そして帰り支度をしながら団長待ち。
スコ団トラック到着!
団長登場。
最後は東京組にご挨拶に来てくださいました。
あまりにも至近距離で、思わず腰が退けてる私。
辺りが暗くなってきた頃、山下駅前を後にします。
日曜もスコップ団の人達は、ここでバスを下ります。
バスはこの後は6号を北上し、名取市の極楽の湯へ。
この日の風呂ほどありがたいものはありませんでした。
そして仙台駅へ。
ここでも何人か下りました。
仙台で一泊して、翌日また次の場所へ移動する人も。
では一路、東京へ。
日付が変わる頃、安達太良S.A.でレーベン1号、新2号と合流。
あちらも色々あったようだが、「スコ団どうだった?」の問いに「スゴすぎる」と回答。
全てにおいて手際よく、効率的で、徹底していた。
午前3時頃、東京駅前に到着。
ここで始発を待ちます。
半数はまだバスの中で寝てます。
うるさくすると起きちゃうから、荷物を外に持ち出して再荷造り。
そして4時半、お別れ。
すごく身の詰まった時間だった。
ありがとう、スコップ団。
ありがとう、旧2号。