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輝く

2013-09-25 19:30:12 | daily
 輝く、と名付けられたこの富士山の壁画は東京駅にあります
 何度か通っているんですが、初めてじっくり見ました。
 雄勝石でできています。

 雄勝石は、石巻市雄勝町で採れる、黒色スレートという石で、硯の材料にもなるし、東京駅の屋根にも使われています。
 被災したスレートが東京駅丸の内駅舎の屋根に使用され、話題になりました。

 この富士山は、雄勝の150人の子供達が、20センチ四方のスレートにアクリル絵の具で描いた108枚の絵を組み合わせてできています。
 スレートの黒をバックに、朝日に照らされる富士山の姿が、鮮やかに浮かび上がっています。
 復興のシンボルとして永久展示されるそうです。
 壁画は、東京駅丸の内地下南改札の外にあります。
 KITTE方面へ歩いて、振り返るとそこに
 あるいはKITTEから東京駅へ向かってくると、そこに

 今では貴重な物となった雄勝石、壁画の隣に一枚置いてあって触れます。
 石、というか、やわ~ん、としたやさしい手触りです。
 もし、雄勝石でできた硯をお持ちでしたら、大切にして下さい。
 もう、手に入らなくなるかも

 地学的には、雄勝石は、北上山系登米層の古生代上部二畳紀の黒色硬質粘板岩、という石
 とても古い地層から出ます。
 もとの堆積岩が圧縮され、スレート劈開(割れやすい面)を持つようになった変成岩の一種です。
 那智黒もそうですが、あちらは新第三紀中新世の熊野層群から採取されるので、最近の?石ですね。
コメント
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