きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

木彫りの持ち手!

2013-09-16 23:00:50 | 木彫り

台風18号の接近で、この二日間、予定は大きく狂った。
昨日は染色のお稽古に来る予定だったHYさんが
大雨で来られなくなり、

お稽古は今日に変更していたが、
台風は、進路を逸れる事なく、昨日よりも近づいて来ていた。
1番近づいた夜中には、雨も風も激しさを増し、
大雨、洪水、暴風の警報が次々と発表され、
避難勧告まで出ていた。

それでも、台風が通り過ぎれば、午前中にも、
お天気は回復するだろうと思っていたが、

朝6時過ぎに、「道路も通行止めになり、電車も運休していて、行かれない」と、電話が有った。
台風は、通り過ぎた後に、大きな爪痕を残して行ったようだ。
11月の展示会まで、お稽古が9月と10月の2回しかない。
展示作品を仕上げる大事な時間だったが、台風では仕方ない。
急な予定変更は、よくある事。
気を取り直して、自分の作業を進める事にした。


今年の展示会は、父の介護が有り、大きな作品は諦めて、
柿渋バックを数点、出展する事にしている。

柿渋バックの持ち手も、木彫りで作ることにした。
デザインを考え、田舎で木をカットし、彫って帰って来ていたので、
今日は、着色をしよう


サンドペーパー240番で、きれいに磨いた後、
赤との粉+黒アーバン粉+赤アーバン粉を湯で溶いて、
ニカワ液を加えて混ぜる。

少し黒味が足りないようだったので、ポアーステインのブラックを加え
色を調整した。

少しドロッとした液になる。
刷毛で塗り、ブラシで木目に沿って擦り込む。これを2回繰り返す
乾かして、
ブラシで表面のとの粉を落とす。
この作業は土埃が出て大変だが、
綺麗に磨いておくことで、後の仕上がりが断然ちがって来るので、
ここは丁寧に作業をする。

この後は、ニスを塗る。
私は透明ニスと、艶消しニスを同量混ぜ、うすめ液で薄めて使用する。
ニスが乾くまで時間が掛るので、ニスが溜まったり垂れたりしないよう、
途中で置き方を変えて乾かす。

乾いたら、木彫オイルを布に取って塗る。

私は、ニスのテカテカした照りは好きでないので、
いつもこの方法で着色している。


木彫の持ち手の出来上がり



この後、庵治んこ染の柿渋バックの制作に掛った。
この続きは次回、紹介します。





 

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