きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

白い子猫がやって来た。

2015-06-14 04:16:36 | 田舎日記
2匹の白い子猫が迷い込んで来て、1週間になる。

父が「庭に、白い子猫がおるゾ!」…と、私を呼んだのが、
子猫との最初の出会いだった。

私が庭に出ると、サーと逃げ、庭の木の根元のハランの茂みに隠れてしまった。

「おいで!おいで!」と、呼べば呼ぶ程、
怯えて、茂みの奥に入り込んでしまう。

まだ生まれて数日だろうか?
両手の中にスッポリ入りそうな位、ちいさな子猫だった。

捨てられたのか?
人に飼われたことが無いのだろうか?
ひどく人を怖がっている。

餌を入れた器を持って、呼んで見ても、出て来ない。
近くに置いて、私が隠れて見ていると、
そ~と出て来て、餌を食べ始めた。シメタ‼︎

だが、私が少しでも近づこうとすると、逃げて物陰に隠れてしまった。

そんな状態が続いていたが、
ある朝、台所の窓下で子猫の鳴き声が聞こえ、
出てみると、洗濯機の横の空き箱の中に入っているのを見つけた。

その日は、雨の寒い日だったので入り込んだのだろうか?
それとも、餌をくれるので、ここに住み着いてもいいかな?…とでも思ったのか?

どちらにしても、この怪しいおばさんを、少しは信頼し始めてくれた様だった。

早速、箱の中に不要になったシーツを敷いて、寝ぐらを提供した。
2匹も気に入ってくれた様で、その日から、そこを寝ぐらにしてくれた。
…と、言っても、
父の年齢では、もう猫を飼うことは出来ない。

昨年、飼い猫を亡くしたMちゃんに話すと、
2匹とも飼ってくれると言ってくれ、
Mちゃんが、海外旅行から帰ってくる月末まで、私が飼うことになった。

あなた達の里親も決まったよ!良かったね!

子猫達がやって来てから、1週間が経ち、
餌を持って行き、「チッチッチッ」と、舌を鳴らして呼ぶと、
飛び出して来る様になった。

餌箱に頭を突っ込んで、むしゃぶりつく様に食べる。
その内、前足まで餌箱の中に入っている。
皿の中のミルクが上手に飲めなくて、
鼻に付けては、ブルブルと顔を振っている。
「なにやってんねん!」笑えるよ。
そーと手を出して、頭を撫ぜても、逃げなくなった。

そして、台所の網戸の外から、餌をねだる様になった。
そうなると、ますます愛おしくなる。


あんなに、人を怖がって逃げていた子猫が、
やっと懐いた頃には、
Mちゃんの所に行ってしまうんだね。
ちょっとシンミリ








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