きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

父が…

2015-06-27 07:53:11 | 日記
妹の体調が戻り、3ヶ月振りに父の世話に帰ってくれている。
「3ヶ月振りだけど、お父さん全然変わってないね」と、メールが入ってきた。📩

病と闘っている妹には、父の心配をさせ無いようにと黙っていたのだが…
3ヶ月の間に、
体力も気力も衰え、日中でも、ベットに横になっている事が多い事。
食事も少食になり、食事中に良くむせる事。
あんなに好きだった庭木や菊の世話も出来なくなった事。
記憶力が低下して、「分からない」と、よく言う事。
など、気になることをメールで返信した。

その翌日、
「お父さん、やっぱり痴呆になりかかっているよ」と、電話がかかって来た。
「病院に連れて行った方がいいかな?」
「早めに薬を飲めば、進行を遅らせるよね」
「物忘れ外来が近くに無いけど、市内までお父さん行けるかな?」
電話の向こうから矢継ぎ早に私に問いかけ、
同意の答えを求めて来る。

しかし…
父は、今年94歳になる。
今迄は、しっかりし過ぎの方だと思う。
少しづつ、子供に帰っていくのは仕方の無いことで、
それが普通のように思えるのだが…。

現に67歳の私も、父に似たようなことを、よくしているし…

「ケアマネージャーさんに、よく相談してみて」と、答えながら、
私の思いは、違う方に行っていた。

私が歳をとって、
「お母さん呆け始めたから、病院に行こうか?」と、息子に言われたら…
私はどんな気持ちになるだろうか?
結構 プライド人間である。
その歳迄に、邪魔なプライドを捨てられているだろうか?

それにしても、自分が自分で無くなる老いは悲しいね。
老いは、万人に課せられた残酷な十字架なのだろうか?

幸せな老い方は…無いのだろうか?


コメント
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