8月10日
先月から、訪問介護のサービスをお願いしている。
今日は2回目
約束の11時に看護士さんが来られ、
「暑いけど、変わりないで?」と、明るいはっきりとした声で、
父に話しかけてくれた。
すると父が、「足の甲が腫れて、痛くて…」と…。
エツ⁉︎ そんなの聞いてないよ!
看護士さんと一緒に父の足を見ると、パンパンに浮腫んでいる。
おまけに、両足の甲には2枚づつ湿布が貼られていた。
7日に整形を受診した時は、痛みは有ったが、こんな浮腫みはなかったのに、
急に浮腫んだ様だ。
そばに居る私に、なんで言ってくれないのだろう?
言ってくれなかった悔しさと、浮腫みに気づけなかった恥ずかしさで、
気持ちが沈んで行った。
熱は平熱だが、不整脈があり、血圧も高い。
足の浮腫みもひどく、息苦しいと言うので、早めに病院で診察をしてもらった方が良いだろうと、
病院や介護タクシーの手配をしてくれた。
病院では、肺のレントゲン、血液検査、心電図検査をしてもらい、
結果が出るまで、1時間あまり待たされた。
検査結果は、特に大きな異常は無く、
少し基準をオーバーしている数値があるが、94歳なら仕方が無い…と。
いつもそうだ。
「もうこの歳では…」と、高齢が故の結果で、片付けられてしまう。
家に帰ると、もう2時を過ぎていて、遅目の昼食を食べ、
大きな病気で無くて良かったと、ホッとしていると、
看護士さんが結果を聞きに来てくれた。
検査結果を見てもらうと、
「この数値が高いのは、心臓で、足の浮腫みも息苦しいのも心臓から来ている」
「貧血もある様だ」と、細かく説明してくれ、
しばらくは足の浮腫みをチェックして、オシッコの回数も気にして置いてくださいと、
アドバイスをして帰ってくれた。
今迄、訪問介護をお願いする必要が無い程、父は元気だと思い込んでいたが、
父は元気を装い、私たちには痛みや辛さを言わずに、じっと我慢していた様だ。
親子だから言えない。
親子だから聞けない。
父と娘の間に、微妙な遠慮があった。
親はいくら歳をとっても親であり続けようとする。
子はいくら歳をとっても、親の親にはなれないのだ。
親には捨てきれないプライドがあった。
それが他人なら…
私と変わらない歳の看護士さんに甘えて「痛い」と言えるのに…
親の介護は難しい
なかなか及第点も貰えない。
先月から、訪問介護のサービスをお願いしている。
今日は2回目
約束の11時に看護士さんが来られ、
「暑いけど、変わりないで?」と、明るいはっきりとした声で、
父に話しかけてくれた。
すると父が、「足の甲が腫れて、痛くて…」と…。
エツ⁉︎ そんなの聞いてないよ!

看護士さんと一緒に父の足を見ると、パンパンに浮腫んでいる。
おまけに、両足の甲には2枚づつ湿布が貼られていた。
7日に整形を受診した時は、痛みは有ったが、こんな浮腫みはなかったのに、
急に浮腫んだ様だ。
そばに居る私に、なんで言ってくれないのだろう?
言ってくれなかった悔しさと、浮腫みに気づけなかった恥ずかしさで、
気持ちが沈んで行った。

熱は平熱だが、不整脈があり、血圧も高い。
足の浮腫みもひどく、息苦しいと言うので、早めに病院で診察をしてもらった方が良いだろうと、
病院や介護タクシーの手配をしてくれた。
病院では、肺のレントゲン、血液検査、心電図検査をしてもらい、
結果が出るまで、1時間あまり待たされた。
検査結果は、特に大きな異常は無く、
少し基準をオーバーしている数値があるが、94歳なら仕方が無い…と。
いつもそうだ。
「もうこの歳では…」と、高齢が故の結果で、片付けられてしまう。
家に帰ると、もう2時を過ぎていて、遅目の昼食を食べ、

大きな病気で無くて良かったと、ホッとしていると、
看護士さんが結果を聞きに来てくれた。
検査結果を見てもらうと、
「この数値が高いのは、心臓で、足の浮腫みも息苦しいのも心臓から来ている」
「貧血もある様だ」と、細かく説明してくれ、
しばらくは足の浮腫みをチェックして、オシッコの回数も気にして置いてくださいと、
アドバイスをして帰ってくれた。
今迄、訪問介護をお願いする必要が無い程、父は元気だと思い込んでいたが、
父は元気を装い、私たちには痛みや辛さを言わずに、じっと我慢していた様だ。
親子だから言えない。
親子だから聞けない。
父と娘の間に、微妙な遠慮があった。
親はいくら歳をとっても親であり続けようとする。
子はいくら歳をとっても、親の親にはなれないのだ。
親には捨てきれないプライドがあった。
それが他人なら…
私と変わらない歳の看護士さんに甘えて「痛い」と言えるのに…
親の介護は難しい
なかなか及第点も貰えない。
