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きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

成長して行く孫と老いて行く父に

2015-08-21 22:56:57 | 日記
1週間の孫の子守りは昨日で終わった。
今朝、嫁の車で、バス停まで送ってもらい、
孫達に見送られて、3週間振りに我が家に帰るバスに乗った。🚌

3週間前のギラギラと焼け付く様な陽射しは無くなり、
山や実り始めた稲穂🌾には、柔らかな陽射しが降り注いでいた。

そんな車窓の景色を見ながら、
孫と過ごした1週間を思い出していた。

長いと思っていた1週間は、アッと言う間に過ぎた。
それは、いつもの父との生活とは違い、
時計の秒針の様に、はたまた、映画のコマ送りの様に、
絶えず動き回っていたせいだろう。

6歳と4歳と1歳の孫は、
「おばあちゃん、おばあちゃん」と、よくなついてくれたが、
「チョット待ってね」も「後でね」も通じやしない。

遠慮の欠片も、我慢のがの字も無い、まだまだ野生児のままの3人を
上手く調教するには、こちらが相当大きな堪忍袋を持ち我慢する必要があった。

それでも、可愛い笑顔には、ついつい甘くなり怒れない。

子守り初日に、自分のまくらを持って来て、
「おばあちゃんと寝る」と、やって来てから、
1週間、布団を3枚並べて一緒に寝た。

夜中じゅう、コロコロと転がる孫達に、
私の寝場所を取られても、何度も足で蹴られても、
その寝姿は、なんとも可愛い~~

そんな事を思い出しながら
心地良い疲れにウトウトしていたら、
交代で父の世話をして居る妹から、メールが届いていた。📩

「今朝父が起きてくるなり、胸が苦しいと言って、タクシーで病院に行った事。
心電図やレントゲンには、異常が無く、
入院しますか?と言われたが、家で様子を見ることにして、帰って来た事。
心配で目が離せ無くなった事」…等
角張った固いメールの文字が、私の胸に刺さり、
私の心は、一気に沈んで行った。

いつまでも、元気でいて欲しいのに…
それが不可能な事だと分かっていても、
父にだけは可能であって欲しいと願った。

1日1日大きく成長して行く孫の姿を嬉しいと思い、
1日1日老いて衰えて行く父の姿を憂いだ。

そんな複雑な思いを抱えたまま、我が家に帰って来た。





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