あきまさブログ

日々平安なれ

奥武蔵 武川岳へ

2011-10-07 | 日記
今日は飯能から武川岳・二子山に行き芦ヶ久保駅にまわる計画を立てました。
六時間弱の予定。
この辺りは秩父でなく奥武蔵になるようです。
飯能駅7時50分着。
バスは名郷行きで8時14分発、しばらく待ちます。
乗客は10名にならない。
途中で降りる人が居て終点名郷まで来た人は三名。
約一時間掛かりました。

バス停の「ハイキング地図」を見ている一人が居て、私も確認のため見ます。
どちらからだったか、「どこの山ですか」。
相手は大持山とのこと、聞きますと六時間余りと言いますからこちらより厳しそう。
お互いにエール交換。
と言いましても、じゃあ気をつけて、と言うだけ。
私はこちらにとバス停の先の車道を歩いて行きます。


民宿があるところから右へと思いつつ歩くけれど、民宿がない。
大分歩いたけれどない。
左の山では石灰岩を採っているみたい。


ひょっとしたら二子山かなと思って見ます。


一時間足らず歩いたから、これはおかしい。
ガイドブックのコピーじゃなくて山渓の五万分の一の地図を見ます。
いやー、この道はさっき53号の標識があったから、予定していた道と違う。
引き返すことにします。
途中でおばさんとすれ違って「もう帰り?」って聞かれます。
「いやー武川岳に行くんですが、道を間違えました。」
「こっちからでも行けるよ。」って言われますが手遅れ。

名郷のバス停に戻って曲がります。
この写真の横断歩道を左に曲がったところがバス停。


丁度、一時間半ロス。
こういう標識が出てきてホット一息。


この坂道の左の木に、桜の皮に武川岳と書いてあります。


そして、途中で車道に出たら標識がありますから、向こうの道を右に行きます。


これが間違い。
行き着いたところが個人の家。
犬にワンワン吠えられていると家人が出てきました。
武川岳に行くんです、と言うと、目の前の道なきところを指して、ワシなら行けるんだが、と言われます。


ずーっと向こうの山だと言われます。
「下に行くついでがあるから送ってあげよう。」
「いやー、ホントにお手数をおかけします。」
「この山は天狗岩までワシの山だよ、11代目だけれど過去帳が焼けてしまってそれ以上は分からない。」
「200年以上ですねー。何されているんですか。」
「林業だけれど、杉も檜も安くてねー。道路も一昨日の雨のときなんか滝のように流れるから補修もしなきゃいかんし。」
と話していると、さっきの標識のところに着きました。
「こんなに大きく書いてあるのにー。」
「いやー、この右の階段を上がるんですか?気がつきませんでした。」とビックリ。
ついでなんかないのにお手数をおかけしました。

この先の道は林道。
12時頃にお昼を、おにぎり・オカカ、おいなりさん、クリームパン。
林道は良いです。


しかも、道に岩が混じると厳しいです。


こんなんでは人の踏み跡がはっきりしないんです。






これは天狗岩です。
この前後は極めて厳しかったです。


この左にネットが張ってあるところで朝の方と出会いました。


「大持山ではないんですか?」
「いやー、貴方が道を間違えたのに20分追いかけても追いつかなかったから申し訳ないと思って武川岳にしました。」
「私も一時間半以上ロスしたから、二子山は止めます、武川岳往復にします。」
とのやりとり。
「武川岳頂上はもう少しですよ。」とうれしいことを言われる。
また、エール交換。

確かにしばらく行くと前武川岳。
1003m。
と言いましても、道の途中に標識が立っているだけなんです。


そこからしばらく行くと鹿が三匹。
「おー」って言ったら、ピョンピョン飛んで逃げていきました。
居るんですねー。
あのネットは鹿よけだったんでしょうか。

武川岳。
1051.7m。


ここは雑木林の一角の広場になっています。
展望は少し。


天狗岩の辺りの厳しいところを追加。




ふもとに近くなったときに夕日に照らされた木々が5月の新緑みたい。


名郷は4時15分に着いてバスは30分待ち。
一時間掛かって飯能に着いたときはもう真っ暗。
これからは朝をもっと早くしないと・・・山で暗くなってはかなわない。
今日は何せ厳しい一日でした。