プロアマ本因坊戦

朝から曇り。
たくさんのモコモコの雲が、切れ目に青空を見せながら浮いていました。

今日は本因坊タイトル保持者のプロとアマの対戦があり、
サンシャインシティで大盤解説を公開でするという企画があることを知り、
我らが囲碁同好会の有志で観戦に行こうと募ったところ、
Ａさんと小生総計二人が観に行くことになりました。
今まで大盤解説会には行ったのは２０年ほど前にＪＴ杯の公開対局に行ったくらい。

池袋はすっかり若者の街です。
渋谷より混んでいる印象です。

サンシャインシティに着いて、エレベーターに乗るのに一苦労。
一階で待っていても二回満員だったから、地階に下りて行ってやっと乗れました。
エレベーターから降りたら大行列。
仕方ない、と並んだら何だか違うバーゲンの福引きの行列でした。
前の人に聞いて違う行列と知って囲碁の受付に急ぎます。
囲碁の方も十重二十重の行列、無料ですからねー。
Ａさんも私が並んだところで到着。

大勢並ばせないで会場に入れてくれれば良いのにそうはいかない。
結局、５００人の会場に少し欠けるくらいの人が来たようです。
井山本因坊は六冠、洪さんは韓国出身であちらでプロになれなくて来日。
大阪で子供対象の囲碁塾を運営していて、日本でプロを目指しているのかな？
滅茶苦茶強いとの勇名を世に轟かせています。

山城九段の解説、万波さんがアシスタント。


山城さんは軽妙なおしゃべりでした。
明日は井山さんとのＮＨＫ杯３回戦の対局だそうです。
上の場面は中盤に入っていますが、その前に下辺で黒の薄みをすかさず咎めた白が一本取っています。
それに続いて白は中でポン抜きをつくって厚い。

ここで白番で次の一手クイズ。


間違えました。
私は左辺、井山さんは右辺。
成程、右辺に迫るのは先手だから、ここのキリをつけてからというのだ。
しかし、黒は右上隅とか右辺を見切って左辺を取った。
これが正解だった。
右辺は生きてさえいれば少々はいじめられても良いとの判断。
左辺の白を分離してしまいました。


もう少し打ったけれど井山さん投了。
対局後の両者を交えての壇上。


面白かった。
Ａさんが居たからおしゃべりも出来て退屈しなかった。
五時前で外はもう真っ暗でした。
街はクリスマスモードです。