あきまさブログ

日々平安なれ

読書 灰色の北壁

2011-11-20 | 日記
ブータン国王と王妃をニュースで見ていると実にほのぼのとします。
そして、お国を紹介するのを見ると、まるで日本の江戸時代か明治か昭和初期かと思えてしまいます。
自分は戦後生まれの人間だから明治も昭和初期も知らないんだけれど、何だかそう思えてしまう。
江戸末期に来日した異人さんは「日本人は貧しいけれど皆が教育を受け身分差もなく穏やかに暮らしている」と評しているそうだ。
その評がテレビで見る現在のブータンに当てはまる気がする。
国民の90%以上が幸福だと思っている、という報道に惑わされているのではない。
日本人の多くがどこかに置き忘れてきた何かをいまだに持っているようだ。
どこかの皇太子様、皇太子妃様は国民に近づいて手を握ったことがないのではないかなあ。
ブータンの国王の握手に感激している小学生を見ると、何だか言いようのない気持ちになる。

携帯のストラップです。
ひとつは高野山、ひとつは喜多方で求めた亀さん。



今日は晴れ、朝起きたらもう雨は上がっていました。
夏日になったところもあるそうです。
しかし、明日以降は寒いそうです。

真保裕一「灰色の北壁」読了。
二回目の気がする。
この文庫本には三作載っているが、表題作で新田次郎文学賞を受賞した由。
ヒマラヤの北壁単独登攀に成功したと、本人が撮ってきた写真に疑問を呈するノンフィクションを著した作家。
さあどうなるんでしょうか。
黒部のヒグマ・・・過去自分が遭難して助けられたのをきっかけに自分も警察の山岳救助隊に入った人たち。
雪の慰霊碑・・・遭難死した息子のあとを追うようにして父親が雪山に出向くが・・・
真保さんの小説はよく練られた筋書きで面白い、
ただ取っかかりにくい。
こういうものを読むと、昔読んだ新田次郎をまた読みたくなる。

ということで、扇山での富士山。




読書 ヘッドライン

2011-11-19 | 日記
今野敏「ヘッドライン」読了。
名前から推測できるとおりテレビニュース番組の遊軍記者がスクープをものにしていく物語。
警視庁捜査一課の刑事と『組んで』ばらばら事件の解決をしていく。
デカと記者が組むなんて初めて。
昨年一年間「小説スバル」に連載したものと巻末にあるが、どうも今野さんは『隠蔽捜査』シリーズで力を使い切っているようだ。
テレビ化された「湾岸署 安積班」もマズマズなんだけれど、それら以外のはいまいちだ。

今日は朝から雨。
パソコンでパンダネットの碁を見たり、ハンゲームの碁を見たり、将棋女流王座戦の中継を見たり。
パンダネットではペア碁をやっていた。
男女のペアで代わり番こで何手かずつを打つ囲碁。
これは、ほかのことをしていたら終わっていた。
お互いが手の意図、意向を判りあわないと上手く打てない。
見るほうは、その辺を見るのが面白い。
ハンゲームは休日だけあって強い人が参加している。
しかし、自分の碁の棋譜を見ているほうが面白い。
勝っても負けても参考になる。

夕方からは女流王座戦五番勝負第3局▲清水女流六段-△加藤奨励会1級の観戦。
例によって、内容が分からないけれど、解説と見比べながら終盤を観戦。
もう十中八九清水さんの勝ちのようだ。
しかし、最後の最後に突然として清水さん投了、加藤さんの勝ち。
将棋というのは最後にならないと分からないものだ。
勝負は下駄を履くまで分からないと、升田幸三が言ったとか?

日本シリーズの第六戦をやっているが中日がリードしている。
さあ、第七戦までもつれ込むのか、ソフトバンクが決着をつけるのか。
ブログは以上。

ご近所の山茶花。










伊豆が岳の花々

2011-11-18 | 日記
昨晩はブログを投稿したと思ったのに出来ていなかった。
何故か分かりません。
Aさんから指摘があって投稿できていなかったと知りました。
あわてて書いて投稿しました。
昨年の三月から毎日書いているから、ここで飛ばすのは悔しいから。

と思って以前のを見てみましたら、飛んだ日もあるんだと知りました。
昨日のようなミスを以前もしたことがあるんだ。
それに、絵文字を使っているのも忘れていました。
この前の囲碁合宿のとき、携帯で投稿したんだけれど写真のアップの仕方を忘れていました。
困ったものだ。

伊豆ヶ岳に行ったときの写真です。
駅から降りたところに看板が立っていました。
10日ほど後にマラソンが予定されています。
マラソンと言いましてもトレラン。
私が歩いたところを走るんです。
道理で、山ガールが駅で服装を整えてから走って行きましたし、この先で年配の方に追い越されました。

麓の菊。
雨上がりだったでしたか?






はてな。


はてな。


秋明菊。


はて。


菊。


山道で見た看板。


『ごみを出さずに汗出してタバコの投げ捨てやめましょう』です。
連想ゲームじゃないけれど、歩きながら思い出そうとしてなかなか思い出せなかった。
新米の頃に住宅会社の永大産業に行って見た標語。
「知恵を出せ、知恵の出ない者は汗を出せ、汗も出せない奴は速やかに去れ」
だったでしょうか。
ちょっと違うかな。
イヤー、上手いこと言うわー、と感心しました。






読書・・・群青

2011-11-17 | 日記
植松三十里「群青」読了。
以前、Aさんからお奨めがあって、図書館で借りたんだけれど読み切れなかった。
そしたら、Aさんから返さなくても良いから、と渡されたのがこの「群青」と伊東潤の「武田家滅亡」。
こうなったら読み切らなくちゃあ。
とは言いながら、図書館で予約していたのがパラパラと入ってきます。
納期が限られていますから、ついついそちらが優先されます。
ということでずいぶん時間が掛かりました。

「群青」は矢田部鴻の物語。
と言われても存じませんでした、日本海軍の創設者と言うべき人だそうです。
勝海舟が同期生として長崎で一緒に学びますが、勝は数学的才能がなく落ちこぼれていたようです。
軍艦を動かすことをオランダ人から教わり、軍の組織体制を理解し、
しかも米国行きの機会が与えられたが、
何だろう、どうしてだろうか、引っ込み思案か、
断ったために勝海舟が代わりに売り込んで咸臨丸の艦長として渡米する。
勝は熱病でもあったため軍艦の操縦もロクにできないが、後世の歴史に名を残す。
慶喜が大阪から落ちるときのことも書かれている。
大政奉還と無血開城のこと、勝と西郷の交渉も少し触れられている。
勝は人とのやり取りが上手な人なんだ。

徳川が一大名となり静岡に引っ込んでも矢田部も勝も静岡で勤務したんだ。
この辺りのことは全く知らなかった。
明治維新の一面を知るのにもよくて、とても面白い本だった。
末尾に参考資料として20冊ほどが上げられているのを見て納得。
史実に裏打ちされていることが多そうな内容だった。

さて、「武田家滅亡」は分厚い、六百数十ページ、今、好きな今野さんの本は三百ページくらい。
大きな決意と力が要る。

さて、
昨日の服装、長袖Tシャツ、半そでTシャツ、フリースベスト、ウインドブレーカー、
登り始めたらベストは脱ぎました。
飲み物は、先日の扇山では夏のように1,5Lくらいは飲んでいましたが、昨日は少なかった。
1Lも飲んでいない。
汗が出ないんですね、寒いから。
その代わりか、下っているときおしっこがしたくなってしまいました。
そうそう、
この前の反省から、往きのバスの中でおにぎり一個食しました。
バスの乗客は10人ほど、地元の人は二三人、他は山登りの格好の人たちでした。
途中でも行動食として持って行った、干し芋、チョコ、グミ、ドライフルーツミックスを歩きながら食べていました。
最近は帽子でなくて日本手拭いを頭に巻いています。
靴下はカジュアルソックス、山用の分厚い靴下は最近は履きません。

写真です。
花は全くなくてマムシ草も一本だけ。


良い景色。
同じく。

鹿が芽を食べちゃうからカバーしています。


名栗湖が見えます。

芋虫がいましたが、青い葉っぱがあるんですねー。


さわらびの湯が見えたところから登山口を振り返って。


蕨山へ行きました

2011-11-16 | 日記
週末は天気が悪い予報。
日曜に扇山行き帰りしたばかりですが足は全然痛くなく、腰が月曜の昼まで痛かった程度。
ですから、行こうと昨日決めました。
行き先は武川岳の近く、伊豆ヶ岳の近く、蕨山。


まん真ん中の左上の「蕨山」でして、その右上の名郷のバス停から。
その前に最寄り駅まで自転車ですが、寒くて寒くて大丈夫か、帰ろうかと思ったくらい。
西武電車7時28分飯能着、バス8時33分名郷着。
この前間違えて二回目に行った武川岳への道。

名郷で下りた乗客は三人、一人は武川岳方面へ、一人は私が出発してもまだいたから行き先不明、しかし蕨山には来なかった。

トイレして準備して44分発。

すぐに橋。

道はしばらく舗装されています。

しかし、本当にすぐに山らしくなります。

こんなところは秩父に近いなあと思います。

ベンチがありましたが30分ほどですから歩き続けます。

いやらしい道ですね。

ここは木の階段ですが、珍しく「助かる」と思いました。ちょっと急な傾斜でしたから。

どんどん高度を稼いで隣の山もキレイに見えるところがあります。

道は、岩と言うか、石ころと言うか、歩きにくいです。

ここは上がってから見下ろしたんですが厳しいです。

落ち葉が多くて、扇山は雨上がりで湿っていましたが、ここは乾いているから滑り易くて歩きにくかったです。
それにクヌギは多いんですが、ちょっと扇山とは植生が違います。

ここで一時間半ほどです。

落石注意と書かれています。
そこを上から見たところです。

頂上。
1033mですから本当の頂上(1044m)は見逃しましたが、途中の木に看板が掛かっている、とガイドブックに書いてあります。
10時47分ですから約2時間、コースタイムは2時間20分ですから、ちょっと早め。
相変わらず写真を撮ったり、休憩もしていますが順調でした。
周りの景色。
武川岳方面。
頂上からはスカイツリーも新宿の高層ビル群も見えますが、写真には写りません。

頂上で、同時に逆から上がってきた方とおしゃべり。
ここからの下りはアップダウンが繰り返す、
棒の折山は、沢があるけれど水に入らなきゃいけないことはない、とか教えてもらいました。
11時半前に出立。
ちょっと楽な道。

藤棚山920m。

大ヨケの頭771m。

名栗湖が樹間に見えます。

金比羅神社の跡。

こんな嫌なところもあります。

しかし、下りは楽でした。
さわらびの湯に着いたら2時前、バスも2時前の予定。
待つほどなくバスが来て飯能駅まで1時間掛からず。


途中では風がほとんど吹いてなかったのでマズマズの日でした。