カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

登山計画書について思うこと。

2010-04-28 | エッセイ
登山計画書について思うこと。
登山計画書は家族には渡すようにしている。インターネットなどでの受け付けを、例えば、山梨県、山形県などはしているそうで、とても良いことなのだろうと思う。郵送などよりタイムラグが小さいので計画の変更なども直前まで可能だ。計画を固定化してしまい、その事によって、例えば、雨の中を行くこととなり、疲労困憊することもあるのだ。以前から思っていることなのだが登山届を家族以外の者に提出することは、意外と時間的、心理的負担が大きいのである。他人に訊くと、登山届は、登山届ポストなどに入れておけばよいですよ、と教えてくれるのだが、実際にはこれが無かったり、壊れて雨に濡れていたり、あるいは直ぐには見つからなくてウロウロし、登りの時間が遅れて、そのことで登山計画が狂ってきたりするという皮肉なことも生じるのである。山というのははじめて行く所が多く、地図などでルートはあらかじめ調べたりしてはいるが、登山届ポストの場所など分かるはずもないのだ。いつも、心の負担である。また警察、交番などに出しておけばそれでもいいよ、と教えてくれる人もいるけれど、これは登山をしたことのない人の言うことだと勝手に思っている。交番なら未明の出発でも開いているから大丈夫、とも言うが、その負担はかなり大きい。大袈裟な言い方かもしれないが、提出に行く時間と労力だけで、疲労と遭難の危険性はぐんと高まるだろう。マイカーではない人などはなおさらである。やってみたら分かるはずだ。あとは、警察へ書類提出、というと何か、登山というスポーツの気分と相容れない感じもするのである。郵送などもあまりしたくない感じだ。先のタイムラグと固定化を嫌うからでもあるし、相手が警察であるというところからして、どうも・・・。これもやってみると分かる。何か良い方法はないか。先のインターネットによる方法なら、そこら辺のもろもろの問題がかなりの部分解決されるのでは、と思う。ケータイからのものなども含めて登山計画書を山岳会などで一括して受け付けるようにしても良いかもしれない。遭難の時のことを考え、そこと警察との連携は迅速に行くようにしておく。これだと登山者側の負担の、かなりの部分が軽減される。計画書も進んで書くようになるだろう。現実に戻ると、登山計画書を管轄の所に提出している、いないにかかわらず、登山者が実際に遭難にあい、帰ってこないときに真っ先に気付くのは家族、もしくは、計画を知っている友人などだろう。予定の時間に帰って来ないから気付くのだ。警察など救助隊が知るのはその後である。また、遭難直後では、決定的なダメージを負っていなければ遭難者自身が直接、ケータイ、無線、などで連絡を取ることが多いから、事態は知らせることができる。そんなところだろうと思う。第一に、家族、友人などに知らせておく、というのが、ゆるく、かつ何か起きた時は迅速で良いかな・・・と思う。

                                                                                
                                                                                 
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