★blogページ下のコマーシャルの表題が60円になったり70円になったり、くるくると変わるのは、そこのところの数字は暫定的ということで、ある意味どうでもよいのだろう。警鐘のようなつもりなのかもしれない。また株価の高・下についてもお金を払えば、その理由などを知ることができるようだ。
機関投資家というのは、本来は有効でかつ有益、優良な投資をして、自社(投資会社、あるいは個人投資家)の利益を上げようとするのが基本のはずだ。ところが今やいろいろな投資家がいてレートの差益のみしか考えず、いつしかそれだけを専門とし、利益のみを追求するというところが増えてしまっているのかもしれない。本来の投資ということを忘れ、何も考えず思考停止となり、多くはないが安定的に利益を上げられるからといって国債を買い続ける日本の銀行と似ているのかもしれない。ただし前者は利益は相当上がっているだろう。それが何か悪いか、と開き直られるとただちには反論できない。そうした資金が流れ込むこと自体は悪いことではないからだ。そういった資金で動くことのできる企業ももちろん多いはずだ。しかし、このところ経済規模は大きくなり暴力的に動く、とよく言われてきた。自由に資金が流れるのは一概に悪いとは言えないのかもしれないが、レートの乱高下でこうも国内の企業が苦しんだりするのであれば、やはり何か手を考えざるを得なくなるだろうと思うのだが、そんなことを言うエコノミストはいない。あくまで自由経済を標榜するばかりだ。どの国にとっても苦しむことはあるはずだから、何か新たな考えに基づいたルールが必要とされるときが来ているのかもしれない。レートの上げ下げのみに終始するのではなく、きちんと投資がなされることが重要に思う。円とドルの間の換金ばかりやっているように見えてしまうのである。実に不思議な業種のように思うのである。機関投資家というものの実態はどういったものなのだろう。実態把握と対策を国なり何なりがやらざるを得なくなるかもしれない。また、経済の現況実態の説明をするばかりではなく、その仕組み全体の是非について、あるいは改良点などについて述べる経済評論家の輩出が必要とされるときが来るだろう。これは相当視野が広くなくてはできない。ではでは、よく分からないのでこの辺で経済、バイバイよ。
上の文に続けて・・・。
なぜ、株価が今、上がらないかというと有効な投資先が無いからだ。あるいはそういうところには既に投資してしまっている。優勢劣敗が進行しつつあるというところだろうが、そんなこと投資家などに決められてたまるかっつうのヨ、ナァ。
アジアは急成長していたがバブル的危うさは中国も含めやはり在り、最近、減速状況が起き始めて慌てて資金を引き揚げているところもあるらしい。欧州経済は実は始めからあまり良くはなく投資先として魅力はない。ドイツはその中では悪くはなく、まじめな国民性のところが比較的良いのは昔からそうなのである。ラテンの国は文化的には個人的に好きだが、経済的にはどうしようもない国が多い。アメリカの経済状況は悪い。相当悪いはずだが、メディアからは依然としてあまり明確には伝わってこない。悪い印象は与えたくないという心理がメディアに働いているのかもしれない。しかしそれでは正確な実態が伝わらない。もしかすると、アメリカの経済状況、とても良いのではと思ってしまうのである。メディアというのはアメリカだけを向いていれば良いというわけではないだろうに・・・。もろもろの結果、とても有効とまではいかないが相対的によく働く日本人のいるところへ投資するしかないかな、というところらしい。
最近かなり円高に振れているのは、そんな世界状況に加え、東北震災の復興資金が、税金という形であるにしろ何にしろ、銀行に預けた人々の懐から取れる算段が国の偉い人たちの間でまとまり、長きに渡り資本投下がなされるということも手伝って、そこに群がる企業に投資でもしようかというところかもしれない。これに消費増税の動向が影響として加わっているのだろう。
復興資金の厳しい使い方、つまり効果的な使い方をすることは借り入れ先の、お金を出す人々のことを思えば当たり前なのだが、ここのところの考え方が逆転してしまっている偉い人たちがこの国にはいて、拳骨でも入れないともう治らないのかもしれない。ほんとに、具体的に拳骨を入れないと・・・。こういう人たちの手に掛かると復興資金はじゃぶじゃぶとした使われ方となり、思ったより効果が上がらないという、かつての公共事業において問題になったことにも似た状態となる。そんなとき、経済状況も思ったより良くはならないのは既に実証済みだ。良くないことが実証されてしまったものだが実態が分かっただけでもまだましだし、分かるのが、いや、知らされるのが遅かったとも言える。そしてそこには楽をして儲けている人も実に多く発生する。植木等の歌は好きだが、彼にあやかるかのように、楽して儲けて何が悪い、と開き直られると反論するのが実に面倒だ。そもそもそこだけを言っている訳ではないのである。費用対効果ということが言われだして税金が使われるような公的な場面ではとても良い、当り前の判断基準を言いだしたなと思っていたのだが、最近はあまり聞かれなくなった。オーバーヒート即クールダウンの国民性のようだ。そのじゃぶじゃぶとしたところでは、復興資金のお陰で見かけ上の利益を上げる企業は出てくるだろう。投資先が経済全体を引っ張るくらい十分あるわけではないから、先の外的理由とのバランスでレート、株価がどの程度影響されどう動くかは分からない。だが今回は投資家はレートのところではいつもの様には逃げないだろうと思う。だから円安には向かわない。あるとすれば万が一の暴落くらいだろう。円高傾向は都内などの中小企業は困るだろうが流れとして震災復興という国内需要に向かうという企業も多いだろう。ただし、実態が希薄となったときもまだその国内需要に群がり過ぎていると後が怖いことは、90年前後のバブルとバブル崩壊のことを思い起こせば分かると思う。
経済のことは、私は、想像からくるいい加減な話になってしまい、ボロが出る。ボロが出ても私の場合はそれほど構わないのだが、経済の話は分かりにくく自分自身疲れるので、ではではこの辺で、バイバイよ。