カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

いろいろ、コマーシャルについて

2011-11-04 | エッセイ

「ジョニーウォーカーPresents
山下敦弘監督の撮りおろしショートムービーはコチラ。
今すぐクリック!」

という動画のコマーシャルがgooサイトのページに載っていた。
[今すぐクリック]というので[今すぐクリック]してみると、
[年齢確認のために生年月日を入力]するようになっていた。そうしないと見られないらしい。
なんでお酒の「コマーシャル動画」を見るのに年齢を動画の配信先に伝えなければならないのか?まったく分からない。
ちょっと見ただけでは、それをこちらがどこに伝えることになるかもはっきりしないような欄があるのだ。

それで、止めることにした。

なんで年齢を確認する必要かあるのだろう?
なんで生年月日を記入させようとするのだろう?


新聞のコラムの欄に、天野祐吉さんがテレビのコマーシャルについて書いている。だいたい、良く、書いている。だけど、テレビのコマーシャルで面白いもの、良いものってそんなに新聞に連載するほど、あるか? ビジュアル的に綺麗にしていくばかりで、見る者に刺激を与えさえすればよいと思っているのか、つまらないものがほとんどだ。見飽きたのかもしれない。


  

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日本海を旅したとき

2011-11-04 | 旅行

函館の駅舎について・建築のこと、街のこと、に続いて。



 これも数年前、新潟から山形方面へ旅をしたことがある。日本海側を鉄道で行った。鉄道は羽越線を使うと村上という街あたりから日本海の海岸線沿いを走ることになり、良い風景が観られる。それを期待した。その冬の日本海の景色は期待にたがわぬものだった。このとき偶然であろうが不思議なことがあった。その列車に乗る前の日だったか、新潟近くで三人の黒く膝ほどまでもあるスポーツのダウンジャケットを着込んだ外国人(白人)を見掛けていたのである。一人が女性、あとの二人は男だった。三人とも背が高く、同じ服装で地味ではあるが、どうしてもよく目立つのだった。何となく背筋が伸び自然体で格好良かったのである。外国旅行の時によく使うコロの付いたバッグを曳いていた。旅行中といった風情だった。

 この人たちが、新潟の駅でその羽越線の列車に乗ってきたのである。冬場でもあり車内はすいていた。あれ?と思う間もなく同じコーチに乗り込んで来てはす向かいの比較的近い席に座った。物静かで何か楽しそうに話していた。その黒いダウンジャケットを見るともなしに見たとき目に入ったのが、ラグビーを象徴するマークだったのである。えっ?オールブラックス?まさか?でもなぜこんなところに・・・。一瞬偽物かとも思った。ロゴなどいくらでも偽物を付けられる。しかし、彼らのそのどこか凜とした表情、仕草は何か一流の人間だけが持つそれを思わせた、だから目立っていたのである。選手の様な体格ではない、が、本物のようだ。特に日本海のこの田舎の鉄道に乗っていてもおかしくはないだろう。世界にはいろいろ珍しいことがごまんとあるのだ。

 やがて列車は村上を過ぎ、日本海沿いへと出た。急に鉛色の海と打ち寄せる波、海岸の突き出た岩などが眼前に開け始めた。このとき彼らはワーオという感嘆の声を上げ、しばらくフォトなど撮ったりしていた。私も、おおっ!と思い、しばらくはデジカメ撮影に専念したが、海というのは見始めは感動するが後は延々と同じ様な景色が続くもので5分と経たぬうちに見飽きた感じになった。ふと彼らを見ると同じようなことだったらしく仲間での話に興じている姿が目に入ったのだった。ちょっと信じられないが、あれはおそらくオールブラックスの本物だったと思う。



 

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