アメリカのオバマ大統領と並んで映っている日本の野田首相の顔をテレビで見ていたら、フグとだぶって見えてきて仕方がなかった。フグは先日水族館へ行った時も見たし、釣りへ行った時もよく引っ掛かってくるので、生きている実物はよく目にする。そういった魚である。フグは釣りではほとんどの場合外道である。狙っているつもりは全くないのに釣れる。もう釣りの話である。外道と言っても野田首相のこととは離れた話なので間違い無きよう・・・。私の釣りはそれ、つまり外道釣りでも良いと思っていて、糸を引いてフグが水面に顔を出すと、おなじみさんだ、と結構嬉しいのである。そして釣り上げて、膨れている顔を一撫でしてやってから逃がす。膨れている顔は可愛いものだ。フグは知っての通り毒があるので欧米では生ではほとんど食べないそうだ。日本人というのは、あたったら死んでしまうほどの猛毒を持った魚でも食べようとするわけだから、つくづく海産物の好きな民族だなと思う。また人間の食への欲望はものの本などで調べると目まいがしそうなほどだ。そういう私も海産物好きの民の例外ではなく、海のものには目がない。だから寿司も好きだ。安いので回転寿司へよく行く。そう言えば回転寿司でフグは見かけないことに気付いた。毒のことがあるので下手に出したりしているとやはり危ないのかな、と思う。