カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

空飛ぶフクロウ

2014-11-20 | エッセイ

幸運にも野生の動物を見ることがあった。ところで「野性」というのもあって、これは一体何だというと実ははっきりは分からない。「野にあるキャラ」か?「野にあるキャラ」とひとまずそう言っておこう。ところで、気の合う友人といたりしたときに、そこにギターがあったとする。しかし、そのギターは古く錆びついた感じで弦が3本も切れているのだ。彼はそのギターを手にし、弾き始めた。まだ3本も残っているのだぜ。コードは完ぺきだ。三つも音が出るんだ。和音は完璧だ。美しい三つの和音がボコボコとしたリズムとともに奏でられ始めたそのときに、彼はこちらを見るのだ。3本弦のギターを弾きつつ・・・。なんで? 見なくていいのに、迷惑だぜ。それが何を意味するかって? その欠けたボコボコという音に合わせて素っ頓狂に飛び出なくちゃならないわけだ。どこへって? ま、とにかく前進だ。音の厚みは充分だ! やつは歌が始まるともうこちらのことはそっちのけで自分のギターの音に集中だ。飛び出ちまった・・・、こちらはよく分からないまま、進むだけ。ただただ前進して行く感じだ。前進! 欠けた音に合わせてね。つまりそれが、やつは「ギターの性」つまり「G性」 こちらは歌だから、つまり「V性」である、ととりあえずは言っておこう。「野性」がそんな意味なのかどうか・・・。





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11月17日のこと

2014-11-20 | エッセイ

今度は11月17日のこと。夕方、陽が落ちた頃、外を歩いていた。木々が多くある場所で、いつも鳥の鳴き声などが聴こえてくる。この時は頭上の木の中から聴きなれない「ぐーゎっ、ぐーゎっ」という低く、くぐもった鳴き声がした。変わった鳥に違いないと思った。姿は見られない。少し待った。一羽が木から飛び出た。夜空に飛んでくれた。もう一羽いたようで、それは枝近くでばたばたしているようだった。飛んでいる方の姿を見て驚いた。フクロウだった。夜空を飛ぶ影に丸い顔。羽根の先も手の指のようなかたち。どこかひょうきんな感じ。ゆっくりと飛んで行った。こんなところにまだ野生でいるということに驚いた。フォトは撮れなかった。





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11月11日の夜のこと

2014-11-20 | エッセイ

昨日、夜遅くなってウォーキングに出た。コンビニでパウリスタのコーヒーの代金を払って、店を出ると、黒い猫がいて待っていたようにミャーと鳴いた。名古屋弁か。足元に寄って来たので少しだけ撫でてやった。ところでこの日は、偶然にも動物に出会う日なのだった。その後ウォーキングをしていると、途中で二匹の影を見つけたのだ。タヌキだった。丸々と太っていた。一匹はすぐに茂みの中に隠れ、もう一匹は道路をずっと歩いて行くのだった。後を追って歩く形になったがすぐに姿は見えなくなった。どこへ行ったかは、よく分からない。この辺にまだタヌキ、いるんだ。





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