9月18日に載せた写真の中で、ガスが掛かっているのがあって、山での暑いガンガンの晴天だったのだけど、それは午前中の高所での話で、日帰りの長時間の歩きで時間が午後になり、3時もまわってくると場所によっては天候がこうなるのだった。
丁度、下山時に取った観光新道の中程だった。気持ちの良い眺めの、広がりのあるなだらかな傾斜の平原に高山植物が咲き乱れていて、その時、風が静かに吹上げて、ガスが上がってきていた。夕方近くになり、高さ、場所によって微妙に天候が異なる状況となったようだった。
登りは砂防新道を取った。この道はかなり標高が高くなってもところどころに綺麗な石段が組まれていたりして、楽しい山歩きができた。行き帰りともにこの道を取ればかなり快適な歩きになるだろうと思う。山小屋に一泊すればなお、ゆっくりと山の時間の経過を楽しめることだろう。
僕の場合は復路は目先を変えて観光新道を取ることにした。花の平原や岩をくぐる所など、これもまた楽しめる道だった。ひとつ気が付いたことを言うとすれば、観光新道から別当坂分岐で分かれて別当出合いまでの下り坂のところかと思う。登山道が荒れていて実に歩きづらく、体力をかなり消耗するのだった。自分の場合はそれでもガサガサと一気に降りたのだが、体調など悪いと苦戦を強いられることになるだろう。未整備というより放置状態の感じで、ここで、今ひとつ手を入れてやると好感の持てる道となると思う。
白山は今回、初めてで、とても楽しめる山旅となった。天気さえ良ければ、穏やかで広がりがあって花咲き乱れる中を行く旅となる。おそらく地理的にも外国人登山客などにも人気の山となっているのだろう。今夏はコロナの影響で例年とはいろいろと違ってはいたものの。そんなことからも、先の山道については適度に整備がなされると良いと思う。
しかし、昼過ぎまでカンカン照りの山旅だった。暑かったー。
岩をくぐる所
コロナのリスク回避も考慮してバス、鉄道を使わず、車で行くことにした。
東京から東名に乗り、美濃インターで降りた。途中、瀬戸を通過した。車の窓から削られて肌が露出した山がところどころで眺められた。陶磁器で有名な土地柄でもあるし、その土を採っている場所なのかな?と思った。子供の頃、育った場所に近く、懐かしかった。
岐阜で郡上八幡へ寄った。時間的にあまり余裕はなかったが、それでも2時間ほど観て回ることができた。
暑かったー。
それでこれ・・・。
かき氷! 静かな和風の店を見つけて。「宗祇庵」
かき氷なんて何年ぶりか・・・。
抹茶もきな粉もコクがあって美味く、いっ時、涼風が吹いた感じ。運転疲れの身にもやさしい。
店の女性が
「お城をイメージしてみました!」
と言うので、それならそうかなと思ったのだが、不要料に頷いてはみたものの、緑や黄色や粒あんの茶やらで何処がお城なのかさっぱり分からなかった。川の音を聴きつつあっという間に食べた。
後で郡上八幡城へ。 城を見上げて、あ、かき氷か、と。色どりが、何となしに。抹茶ときな粉と・・・。城の白は、白玉として下の方に転げ落ちていたけど。上の方にひとつ置くとして・・・。
ま、イメージだし。
駐車場に置いてあった車の中は熱気猛烈! まったく暑かったー。