水の音だけが響いていたような気がするけれど、後で見てみると蝉の声もまたかまびすしい。暑い夏の日。
見るのに疲れて、しばし空を見上げる。
今回、那谷寺と永平寺のふたつの寺を見た。比較すると那谷寺は岩山等のある地形全体を伽藍としている感じ。かたや永平寺は山の斜面に沿って建てられた建物や中庭が纏まりがあって、それが伽藍といった印象だった。
ちょうど良い頃合いに椅子があり、腰掛けて休憩する。
ちょうど良い頃合いに椅子があり、腰掛けて休憩する。
お寺の中には休憩所もあり、そこで出されているほうじ茶が有り難かった。
傾斜のある通路部分では建物の形に合わせて窓も菱形に組まれている。長い年月の内にガラス窓の枠が変形して立て付けが悪くなっているようで、僧侶も開け閉めにコツが必要なのだろうなと思った。
沐浴の場所。
いいな!
傾斜のある通路部分では建物の形に合わせて窓も菱形に組まれている。長い年月の内にガラス窓の枠が変形して立て付けが悪くなっているようで、僧侶も開け閉めにコツが必要なのだろうなと思った。
沐浴の場所。
いいな!
やっとの思いで外へ出る。時間が経つのを忘れていたようだ。2時間ほど。やはり疲れた。でもゆっくり見ることが出来て満足だった。
車を停めてあった食事処で蕎麦を食べた。
喉乾きお茶旨くお代わりし、注文した大盛り蕎麦を待っているところ。
もう一皿は名物の胡麻豆腐。
永平寺を見終わって再び帰路に付いた。東京まで遠い気がした。高速を利用し高山へ。高山でジャズ喫茶に行き、涼みつつひとしきりマスターと話し、飛騨牛の店を偶然見つけて食べて腹を満たし、その後、飛騨の山中の道を松本へと抜けて帰った。