本当に優しい人とは?
我々は、よく「あの人は優しい人です」とか「優しい人間になりたい」
という事を感じたり、思ったりするが、本当の優しさとは何だろうか?
一般的には、親切で上品に接する様子や思いやりや慈しみの心が感じら
れるときも優しいと感じる人をイメージする。
たとえば、困っているときに助けられると、殆どの人は「優しい人だ」
と思う。しかし、困っている人を助ける様子が必ずしも優しいとは限ら
ない。相手は、見返りを求めたり、いやらしい考えがあったり、騙そう
として相手に優しく接してるかもしれない。つまり、裏がある状態で近
づくのは、当然に本当に優しいとは言えない。
では本当の優しさとは 損得勘定なく相手のために接すること、見返り
を求めない、お礼を言われなくてもいい、嫌われても構わないなど、相
手の幸せを心から願って接することが本当の優しさである。また、親が
子供のために厳しく叱るのも、先生や友人が自分に厳しく叱るのも、相
手の幸せを願うためなら本当の優しさの表現の一つである。
結局、本当に優しい人とは、相手の幸せを願って接することで、損得勘
定なく、誰かのために尽くすことが本心からできることが本当の優しい
人で、そんな人間のなれるように心掛けたいものである。