生きていくことは心を磨く一人の旅路
人間は一人でこの世に誕生して、その目的は人間という存在として
一生をかけて心を磨き、個人としての人格を作り上げる作業をする
ために生まれてきたのだと思う。優しさや愛情、情熱や感動に気づ
き、世の中を生きていくことで、それらが心を磨く大きな磨き石に
なっているようなものである。
そして、この世で生きていくために、汗を流して働き、一人は寂し
いからと友人を作り、愛情に飢えて愛する人を作る、こうして我々
は自分を生きるために「行動」する。しかし、動けば動くほど辛い
ことも出てくる。仕事に行き詰まり苦悩し、友人と喧嘩したり、愛
する人と生活を共にすると、二人で協力して助け合わなければなら
ない。人生のハードルは,いつまで経っても次から次へと出てきて
一生楽になれないような気がする。
しかし、考え方を変えると、それぞれの場面で経験する辛いことは
「心を磨き成長するために存在する」と考えれば、上記のようなハ
ードル自体が、経験により学ぶ大切さに気づくための存在となる。
つまり、生きていくことは個人としての心を磨き成長した人格を作
るための一人の旅路であると私は思っている。